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車で遠くまで行かない私には、温泉めぐりは電車やバスから眺めるありえないほど美しい景色が温泉以上に重要です。しかし、この温泉は、なかなかインパクトありました。近くの駅から、1時間かけて大阪・梅田へ、そこからあの悪名高きJRの福知山線に乗って、丹波篠山口へ。(しかしあれってどう考えても、JRというより、たちの悪い運転手のせい)1時間はかかったと思う。宝塚を出たあたりから、景色は暖色系のパッチワーク、紅葉にしきの中を楽しく眺めながら、丹波篠山口へ。それは小さな駅、丹波路急行が到着すると、駅には神姫バスが接続されていて、10分程度で、3台のバスが同時に出発。そのうち一台が草山温泉行き。
平日だったが、乗っているのは地元の人ばかり4~5名。40分ほど揺られて、終点の草山温泉で降りたのはわたくしひとり。神姫バスって、こんな調子で営業が続くのだろうか?と他人事ながら、心配でした。一家に一台の車社会は、環境に悪い以外の何者でもないのに、バスしか利用しない私のような乗客は、温泉にも行けなくなるのでは・・・?。
うるわしい景色を独り占めしながら、丹波の田舎道を堪能できました。乗客が私ひとりになると、なんとかいう自然公園のあたりは人っ子ひとり居ないのに、きれいに手入れされた公園や道が続く。しばし、千と千尋?の神隠しの主人公になったかのような錯覚に。今年は紅葉が少し遅かったようで、12月の初頭に行ったがとてもきれいでした。本当に山の中で、「恐竜の骨」があっちこっちから出てきても驚かないだろう土地。
お湯は確かに塩辛い。露天風呂からヤマガラの鳴き声が聞こえたが、実際に風呂の近くまで来ていたのはシジュウガラ。こんな塩辛いお湯を飲むとも思えないが、何か虫でも探していた模様。1人が参考にしています