-
投稿日:2007年8月28日
源泉は存在感あるものだけに (草山温泉やまもりの湯(旧 観音湯))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
33.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
グラウンドゴルフ場などに隣接する広大な施設内にある日帰り温泉施設。すぐ近くに「大谷にしき荘」という宿泊施設があり、ここでも同系統の温泉に入ることができる。私は「大谷にしき荘」には入浴経験があるので、今回は観音湯を目指した次第。
内湯にも露天エリアにも一応天然温泉浴槽がある。内湯には露天とを隔てる大きなガラスサッシ沿いにある名長細い白湯の主浴槽と、円形の天然温泉浴槽がある。他には小さな乾式サウナが備えられているものの、水風呂がない。サウナがあれば水風呂が欲しいところだ。
天然温泉浴槽は赤褐色の色合いで、塩分濃度の高い湯である。色合いといい、味覚といい、わかりやすい天然温泉ではあるのだが、残念ながら塩素臭がかなり強烈である。加温・循環・塩素消毒のおなじみの三点セット。せっかくの存在感ある強塩泉なのに強烈に塩素が香るのはいささか残念。
露天エリアにも天然温泉浴槽があり、ここも同様。一応岩風呂形式で、まづまづの開放感がある。かけ流しの天然温泉の芳香に慣れていない人には、結構存在感あるこの湯はあるいはポイント高いかもしれないけれど、本来の芳しく匂うはずの金気臭を完璧に消し去る塩素の香りを嗅げば、いささか萎えるというのが実感。本来良い源泉のはずなのに、実にもったいない話だ。
水風呂がないのを幸いに、源泉そのままの冷鉱泉を水風呂河代わりに利用してもらえれば有難いのだけれど。
近隣の「大谷にしき荘」の湯は循環利用にもかかわらず、鉄分の結晶である小さな赤い湯の花が乱舞するかけ流しに近い存在感を有する良質なものであった。同一源泉ながら、観音湯は湯の質でひけをとる。草山温泉の個性を味わいたいならば「大谷にしき荘」の利用をお勧めする。宿泊施設でも立ち寄り湯が可能である。1人が参考にしています
-