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投稿日:2007年4月20日
新鮮な魚介類がおいしいのどかな一軒宿 (白浜温泉 林景荘(閉館しました))
ぽん太さん [入浴日: - / - ]
44.0点
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白浜は房総半島のほぼ最南端に位置し、海沿いは大きなリゾートホテルが立ち並んでいますが、林景荘はそこから数分山側に入っただけなのに、里山や畑に囲まれたのどかな環境にあります。
木造モルタル、客室6部屋のこじんまりした建物です。よく見ると天井など細かく造り込まれており、とても落ち着きます。
お風呂は男女別の内湯で、露天風呂はありません。男風呂は「岩風呂」となっており、壁一面が溶岩で覆われ、湯船は木造、傍らに丸太組の上に置かれた灯籠もあります。ところがよく見ると、湯船の木も、壁を覆っている岩も、灯籠の丸太もモルタルでできています。「偽物だ!」などと怒らないように。これらは擬木・擬岩といって、左官屋さんの職人芸なのです。リアルさを追求するのではなく、「モルタルで造った」という味わいを残すのがミソです。
お湯は、煮染めたウーロン茶のような褐色で、ちょっと塩っぱくて鉄っぽい味がします。「美肌の湯」ともいわれているそうで、すべすべ系のお湯です。とっても珍しい泉質で、ぽん太的にはかなり得点が高いです。泉温が22度なので加温をしているようです。源泉掛け流しというふれこみですが、どこからもお湯は流れ込んでいないので、自分で蛇口をひねって源泉を入れましょう。
この旅館の目玉は何といっても食事。海の近くなので新鮮な魚介類が味わえます。もちろん伊勢エビの刺身は欠かせません。もちろん頭は翌日の朝食のみそ汁となって帰ってきます。
ご夫婦のアットホームなもてなしもうれしいです。
民宿のような暖かさと、新鮮な魚介類、変わった泉質の湯が楽しめる、のどかな宿です(2006年12月宿泊)。3人が参考にしています
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