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2008/3/15*初春の麗らかな日*塩の湯エリアに行くのは初めてなので、少しドキドキしていました・・・予想通りの自然に包まれた場所で、車から降りた瞬間に癒されました。小鳥のさえずりが聞こえ、川沿いの素晴らしいロケーションです。フロントを訪ねると、立ち寄り入浴は、通常は予約制とのことでしたが、「きりの湯」に入れることになりました。
階段を降りて、少し迷路のような通路を歩いて「きりの湯」に辿り着きます。鍵を開けて中に入ると、大きめの楕円形の浴槽があり、その向こうに広い部屋がありました。よく見ると、もともとここは客室だったのでしょうか・・・かなり古い立派な部屋です。
お湯は少しぬるめで、抹茶ミルクを薄くしたような色だなと思いました。弱い塩味がして、微かに鉄を感じるまろやかなお湯です。露天風呂から見る空は、いつものようにとても青く美しい色をしています。空を見たり、対岸の景色を見たり・・・隣の部屋を見たりしていると、古い建具や鏡台が目に入り、何だか、不思議な気持ちになってくるのでした。少し離れた建物の窓から、こちらは見えるかなぁと思ったりしましたが、後で考えてみると、その建物は、もう使われてないのかもしれないと思いました。
階段を上がったり、下がったりする度に、違った浴室に出会うのですが、この階段やシチュエーションも、スリリングだなぁと思いました。ここは印象深い所です。9人が参考にしています