-
投稿日:2016年7月4日
湯めぐりは、ほどほどがよいかと (渋温泉外湯 八番湯・神明滝の湯)
sinさん [入浴日: 2016年6月27日 / 2時間以内]
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
八番・神明滝の湯は湯本館の斜向かいにある。このお湯に入ったら引き上げることにした。気温が高いのに、六番・目洗いの湯、七番・七操の湯と続けて熱いお湯に入ったので、浴衣は汗でぐっしょりであった。水分も補給しなければならない。全ての外湯に入ろうという気は初めから無く、必ずと思っていたのは六番、七番、八番、九番だけであったから、八番を入っておけば後は余裕である。
ここも、誰もいなかった。六番・目洗いの湯と同じように、湯舟も周りの床も木造りである。ただ材質が違うのか、滑らかな肌触りだ。湯舟の大きさは2m×1.3m位で、ほぼ無色透明なお湯が掛け流されている。源泉は神明滝の湯で、ナトリウム、カルシウムー硫酸塩・塩化物泉である。白い綿のような湯花が沈んでいる。湯温は49度ほどか。湯口の木製の樋には溝が刻んであって、そこに木札を差し込んで湯量を調整する仕組みだ。私は湯量を絞ると、蛇口をいっぱいに開いて湯温を44度付近まで下げた。湯舟が小さいので案外早く下がる。お湯はとろりとしていて、目洗いの湯と似た浴感である。ただ、金属臭が強く、硫酸塩系の匂いは微かに感じる程度だった。
すでに軽い疲れと渇きを感じていたので、時間を置かず湯口の木札を抜いて湯舟を出た。
今回の湯巡りで感じたことだが、短時間で多くのお湯に入ろうとするのは望ましいこととは思えない。早く次のお湯に行こうと気が急いて、どれもこれも印象の薄い湯浴みになり易い。ただ入ったと言う事実だけで終わってしまいそうである。私の外湯巡りは三湯だけだったが、それでも何かに急かされているような感じがした。まして九湯全て巡ろうとするのなら尚更であろう。途中からは惰性になりかねない。そんな湯浴みほどつまらないものはない。2人が参考にしています
-