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安代館のお風呂は二つあり、「竜宮の湯」と「古代の湯」と名づけられています。どうしてそういう名前なのかはお風呂に入ってもわかりません。女将さんに聞けばよかったと後悔しています。「竜宮の湯」は昔ながらのタイル張りのお風呂で、どこか懐かしい感じがします。湯舟の真ん中に太い円柱状の柱が立っています。そのため少し圧迫感を感じました。「古代の湯」の方は、こちらもタイル張りの楕円形の湯舟と桧の四角い湯舟があります。お湯はふんだんに湯船の縁からあふれ出ていて、質のいい温泉を楽しむことができます。残念ながら露天風呂はないようです。
もう一つ、前回書き忘れたことですが、女性に少しうれしいサービスがあります。それは浴衣の柄を選べるようになっていることです。サイズも小さいものまでそろっているのでよかったです。
宿の隣が安代温泉の共同湯である「大湯」です。湯田中・渋の他の共同湯同様、地元の方と宿泊客しか利用することができません。安代館に宿泊すると入ることができます。安代館の玄関は道から少し奥にあり、そこに車一台止められるぐらいのスペースがあるのですが、そのスペースに面して大湯の入り口があります。ちょっと見ただけでは同じ施設ではないかと思われるぐらいです。それほど近いので大湯も楽しむには絶好の立地です。
客室は全部で11室しかありません。こじんまりしていて家庭的で融通の利くサービスに満足することができます。外は雪が降りしきる日でしたが、宿の中は温泉と心のこもったもてなしでとても温かでした。11人が参考にしています