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2006/07/23入湯。
カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉の湯は、無色透明無臭でツルスベ無し、湯の花がチラホラ。施設の周囲はまさに秘境といった趣(おもむき)で、柵のない露天風呂からは雄大な秋山郷の渓谷美を堪能できます。
問題は湯が激熱だったこと。バスツアーでの訪問だったのですが、内湯の女湯はとても入れる湯温ではなかったらしく参加者の女性はすべてギブアップ、足もつけられなかったそうです。源泉(54.7℃)に加水して温度調節する掛け流しの湯らしいですから、熱すぎるというのは施設の温度管理の不備だと思いますが、はるばる秋山郷まで来て湯が熱くて入れないというのはあまり感心しませんでした。ただし男湯は41℃前後の適温。
内湯の脱衣所を出た所に「家族風呂」というプレートがかかったドアがあり、そこから階段を下って渓流沿いの露天(混浴)に行けるのですが、どうやら宿泊客のためのプレートらしく、日帰りの私たちはしばらく悩んでしまいました。結局日帰りの場合はこのプレートは関係ないようですが、水着着用が可なのかも含めてもう少し事前説明が欲しいところです(水着で入浴した女性はいました)。
露天は渓流が間近に望める素晴らしいロケーション(画像)で、一浴の価値は充分にありますが、ここもやっぱり激熱(推定45℃以上)。とても渓谷美を眺めながらゆっくりと湯浴みできる温度ではありませんでした。
総体的には湯はすべて掛け流しですし、施設も清潔で入浴料金も良心的な良い湯だと思いますが、肝心の湯温管理がアレでは狭い山道を縫ってはるばる訪れた方たちは落胆すると思います。いくら湯が良くても熱すぎて入れなかったら意味がありません。
そんな理由で、本来はもっと評価してよい湯だと思いますが、改善を期待してあえて★2つと厳しい評価をしました。1人が参考にしています