-
湯はごく弱くつるつるありで、色は薄い茶色。味は感じなかった。施設、湯の描写は鋭い観察眼のある方達でもう語りつくされている。よって、親父さんについてクチコミしようと思う。
管理人の親父さんはラサール石井と立松和平を足して、2で割ったような風貌ですこぶる陽気な方であった。
郡司さんがこないだも来た。テレビの取材が来た。今日は島根からも来た(その他スペースの都合上カット)。と喋る喋る。浴室にまでやって来て、さらに喋る。しかし、不思議なことに、その自慢話を聞かされても、ちっともいやみな感じがしないのだ。なぜだろうと考えたのだが、親父さんは「どうだ、すごいだろ」とふんぞり返っているのではなく、自分の大事にしている神様の恵みの湯が認められたことが純粋に嬉しいのではないかと思う。
そのお人柄は浴室にあった次の張り紙からもうかがえる。「ここから、カミソリを捨てた人へ。穴はふさぎましたので、無理にこわしてまで捨てないで下さい。」・・・壊すな!捨てるな!禁止!・・・ではないのだ。
3段式の冷却システムのアイデアもすばらしかった。神様がいらっしゃるのか、風もないのに突然ドアが開くのだ。(いや、本当に。笑)見事な怪湯であった。帰りに礼を言いに行ったら、食事を中断して喋る喋る。気分の良い湯であった。
(2月18日入湯)17人が参考にしています