-
投稿日:2008年7月23日
硫黄の香りが(・∀・)イイ! (山空海温泉(さんくうかいおんせん))
みつるんさん [入浴日: - / - ]
55.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
-
0 - 点
大阪の夏は瀬戸内海の上を通る西風による湿気とヒートアイランドのせいで、インド人もビックリのうだるような暑さが特徴です。不快指数では夏の気温情報で定番の熊谷市と肩を並べるところでしょう。そんなきつい日に訪問しました。平日の午前10時、オープン直後から2時間ほどいてました。
アクセスは一庫ダム沿いの県道(府道)を進みます。左手に例の屋根に温泉マーク施設が見えたら道路の路肩左前方を注視、小さな看板が見えます。あぜ道を頑張って下り、駐車場までどうぞ。後は川沿いをテクテク歩けばよくなった券売機が見えてきます。1000円札OK、釣銭可の近代的な券売機です。管理人のお姉さんに手渡しorテーブルの上の籠に入れるという手続きになります。以後は「共同湯」ベースのマナー遵守と、初者であっても挨拶励行です。「横を失礼します」「どうぞこちらへ」「今あがるから入りや(一杯のとき)」「お先に失礼します」「おいっす」など、譲り合って使用しましょう。ここはそのような空気ができあがっている施設です。常連、一見の区別なく、譲り合い声をかけあい気持ちよく使ってください。
湯は硫化水素臭でいいのかな、卵の臭いがしっかりします。浴感はさらっと淡白です。「ナトリウム・炭酸水素泉」と看板で見かけましたが、正式な意味で「温泉」の定義にあてはまらないとは常連さんのお言葉。重曹泉で感じる「つるつる感」はないですし、硫黄臭がする単純泉に近いものなのでしょうか。40℃超の浴槽と36℃ほどの浴槽、水風呂代わりの源泉と3種類の温度が楽しめますが、やはり夏ですから36℃ほどの浴槽で長湯される方がほとんどです。朝の時間帯は大体5人ほどが詰めて入っていました。誰かがカランに行けばスペースができ、また、時々高温浴で温まる人が出ればまたスペースができ・・・という感じでしたが、「いい湯を取り合う」という雰囲気はなく譲り合いの精神でという使い方でした。昨今のインターネットの普及により、以前ならマスに知られることがなかったこちらにもマニアな方が押しかけるようになったとのことですが、このあたりの機微が分からない方はたとえ泉質の薀蓄がうまくても自粛してもらいたいなぁと感じました。こちらの魅力は泉質以上に利用者の「心」だと思います。心を感じようとしない人にはむいていないかもしれませんね。「郷に入れば郷に従え」でその空気に合わせていこうという方なら、きっと楽しめることでしょう。1人が参考にしています
-