- 温泉TOP
- >
- 東北
- >
- 青森県
- >
- むつ
- >
- 湯坂温泉しゃくなげ荘(閉館しました)
- >
- 湯坂温泉しゃくなげ荘(閉館しました)の口コミ一覧
口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2011年9月24日)
4件中 1件~4件を表示
前へ 1 次へ
-
これまで恐山の往き帰り、その存在は知りつつも素通りしていたしゃくなげ荘に行ってみた。
宿屋はすっかりくたびれきっているが、敷地周辺の湯畑を見、硫黄臭を嗅げば、ここの湯に期待を裏切られるはずがない。
すみませんと一声かけると奥からおばあさんがやってきて、「ぬるいよ」と笑いながら返してきた。ぬるいからといって帰る気などさらさらなし。200円を渡し、右手湯治部屋の奥の浴室に向かった。誰もいないので女湯もチェックすると、浴槽の形状が男湯と微妙に違う。
ここは湯舟が小さいので、他人との入浴は気を使いそうだ。しかし、”温泉が好きです”程度の人が入りに来るところではないので、込み合うことなどまず考えられない。その日は誰もいなかった。
さて湯舟に浸かってみると、なるほど40度あるかないかの長湯にぴったりの温度。恐山の湯が総じて熱めなのと対照的だ。湯はわずかに青みを帯びつつ白濁しており、パイプに湯の花がこびりついている。換気扇が回っているが、浴室に充満する硫黄の香りは強烈。試しに湯を舐めてみたところ、きつい苦味が口中に広がった。成分表によれば、単純硫黄泉だそうだが、とても力のある湯に思えた。
生憎、訪れた日は台風接近前で暴風雨に見舞われたが、なかなか来れないので周辺の湯畑散策を強行した。源泉周りやそこかしこの地表湧出ポイントを見たり(写真はしゃくなげ荘裏手の硫黄の小川)、指を入れながら、ああここが温泉マニア達が入ったらしき場所だなと想像したりして、野湯好きなら入浴以外にも楽しめる。1人が参考にしています
-
宿の周りには湯の華や硫黄臭が充満している。浴槽は小さなながらも源泉そのままで、青森にしては珍しく、長湯出来るのが素晴らしい。
1人が参考にしています
-
つづきです。写真は上が男湯の浴槽、下が掛け湯をした際の流れ出した湯が真っ黒に変化したところです。墨汁のように真っ黒ですがシミにはならず、お湯を流すとすぐにとれてしまいました。それにしても本当に個性的な浴室&浴槽です。形といい、大きさといい、浴槽の位置といい、ミステリアスすぎますね。しゃくなげ荘恐るべしです。
そうそう、忘れていましたが立ち寄りの入浴料金は大人200円、午前10~18時の営業になっています。
恐山へお越しの際には是非お立ち寄りください。2人が参考にしています
-
恐山といえば日本を代表する霊場として知られ、湯小屋が4つ点在する温泉地としてもおなじみですが、その山門の数百メートル手前に湯坂温泉しゃくなげ荘という一軒宿がポツンと存在することを皆様ご存知でしょうか。外観はB級臭が漂う小さな田舎の食堂にしか見えませんが、同所で民宿も営んでおられ宿泊もOKなんです。
こちらのしゃくなげ荘さんは近くにある鬼岩(別名・畜生観音)という古くから信仰されている奇岩を先祖代々に渡って管理なさってきた由緒ある家柄だそうで、国定公園のなかで民間として唯一居住と営業を許可されているとのこと。これは心して入浴しなければと気が引き締まります。
立ち寄りをお願いすると人の良さそうな老夫妻が親切にご対応くださり、女将さんが浴室までわざわざご案内くださりました。内部も外観に劣らずB級モード全開です。浴室に着くと女湯は掃除したばかりでまだ湯が溜まっていないので連れと男湯を貸切でどうぞとのこと。料金も100円引きにするというのには、さすがに申し訳なくなり、きちんと全額支払わせて欲しいとお願いしましたが、女将さんは受け取ってくれません。仕方がないので帰りにジュースを二本買うことで双方手打ちとなりました(笑)。
広々とした浴室に反比例したかのような小さな浴槽が一つ。内湯男女各一のシンプルイズベストです。コンクリ製の浴室&浴槽には白いペンキが厚塗りされていて、別の意味でいい味わいを醸しだしています。そしてその小さな浴槽にエメラルドグリーンがかった白濁の硫黄泉が満たされており、源泉掛け流されていました。恐山とは全く別の源泉だそうです。湯温も恐山と比較すると随分と温めで、体感40度。甘く濃厚なタマゴ臭がムンムンと鼻腔を刺激してくれます。湯のあたりも良く、長湯にはもってこいの湯です。源泉を口に含むとタマゴ味のあとに強めの苦味があり、正直まずいです(笑)。
湯の溢れ出した付近には空気に触れたとたんに酸化した湯が墨汁のように真っ黒な湯ダレになっていました。お湯を掛けると直ぐに消えてしまいますが、これには連れ共々ビックリ。鉄の成分が反応しているのかもしれません。
入浴後は約束どおり売店でジュースを購入して裏の湯畑を少々散策させていただきました。先述したとおり、かなりの鄙び系&強B級の施設ですので、潔癖症の方や施設重視の方には向いておりません。しかしお湯重視の方やB級ファンにはきっと満足していただけるでしょう。 写真は上が施設外観、下が内部の浴場付近です。1人が参考にしています
4件中 1件~4件を表示
前へ 1 次へ