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日曜の開店前の訪問。12時45分ごろに受け付けたのだが、あいにく先客が2組入浴しており、30分ほど待つことになる。待合で管理人のおばさんと話をする。聞けば地元の婦人会によって運営されているそうで、「さほど利益にはならないものの、交流が目当てなので・・・」とのこと。コタツに入って小さなテレビを見ながら待つその空間は、何だか知り合いの家にお邪魔しているかのようだった。そうこうしているうちにも次々とお客さんがやってきて、待合が4~5組に達していた。国道沿いという便利なところであり、インターネットのお蔭で情報が入りやすくなったためだろう。15年前なら「知る人ぞ知る」ところだったろうに。
さて、そうこうしているうちに、先客が上がり順番が巡ってくる。1人が限界の脱衣所で服を脱ぎ、かかり湯をして浴槽へ。木製のそれは家庭用より少し大きいくらいか。2人だと窮屈だが無理ではない。子ども連れの家族旅行には向いていないが、案外フルムーン旅行向きかもしれない。お湯はほんのり硫黄の単純泉。あっさりしていて、湯川温泉のようなインパクトはない。冷たい源泉と加温された源泉の2種類の蛇口で温度を調節する。もちろんフレッシュな湯をかけ流しである。一応日常ユース用にシャンプーとボディーソープが備え付けられているが、その手のことは他所で済ませたほうが無難だろう。
湯上り後は先ほどの休憩所で再びまったりとさせてもらった。人に癒され湯に癒される、これも温泉めぐりの醍醐味である。3人が参考にしています