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道の駅「草津運動茶屋公園」に車を止めて、1キロ余を歩いた。それは他の共同浴場とは異なり、まるで集会場か公民館のような建物であった。「碧の湯」の額が無ければ、それとは分からなかったと思う。入口の張り紙によれば、区民以外の利用は10:00から15:00までとのこと。
入口を入り、廊下を左に進むとすぐ右に男湯はあった。脱衣場は3畳位の広さだ。湯舟は2、3人が入れる大きさで、湯温は45度位だ。この温度ならなんとか入っていられる。46度は正直厳しい。源泉は万代鉱だ。万代鉱源泉もすばらしい源泉と思うのだが、草津では、割を食っている感は否めない。
「たぶん誰も来ない」との思いがあって、のんびりゆっくり湯浴みしてしまった。
程なく誰か建物の中に入って来たような気配がしたが、男湯には来なかった。帰るとき、玄関の下足棚には女性用の靴が一足あった。驚いたのは、玄関に内側から錠が掛かっていたことだった。あとから来た女性が掛けたのだろうが、他の人は入れないつもりなのか。女性一人での入浴なので、錠を掛けたくなる気持ちは判らないではないが、男湯に一人いることは靴で判ったはずなのに、逆効果とは考えなかったのだろうか。
私は玄関の錠を開けて外に出た。もう錠は掛けられないのだが、止むを得ない仕儀と言うほかはなかった。2人が参考にしています