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御牧の湯に近い民宿です。たいへん感じのよいご夫婦が出迎えてくださいます。それだけでも心癒されるものがあります。私たちが訪ねたとき、子どもさんの悪戯で女湯の湯が抜けてしまっていたため、男湯しか入ることができなかったのですが、「他の人は入れないから」と貸し切りで利用することができました。
民宿のお風呂ですので、家庭のお風呂をやや大きくしただけ、浴槽にいたってはポリ製です。従って、温泉に施設の充実を求める方には不向きです。けれどもお湯を楽しみたいと思われる方には穴場の温泉と言えるでしょう。 浴槽は4、5人ほどが入れる大きさしかなく、そこに源泉が途絶えることなく注がれています。源泉温度が低いため、加熱してはいますが、なかなか優れもののお湯です。やはり湯舟が大き過ぎない方がお湯の良さは保たれるようです。やや黄味を帯びた透明の湯で、肌にしっとりした感じがします。浴後は肌がつるつるした感じになりました。
窓がやや高いので湯舟に浸かったままでは見えませんが、窓の外には田園風景の向こうに浅間山の雄姿を望むことができます。宿泊すれば部屋の窓からも見えることでしょう。
人情に触れ、いいお湯が楽しめ、言うことありません。
きじま荘入湯日:2008.8.73人が参考にしています