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私にとっては数年ぶり同時期の入湯、
当時は底が見えない白濁した湯だったのでご多分に漏れず入浴剤投入の頃でした。
まず10時頃に到着したのですが、絶好の天気の紅葉シーズン真っ只中の割には
道中の狭い道や駐車場が以前よりすいてるなあというのが第一印象でした。
さっそく案内所そばの崖上から浴場をのぞいたのですが、やはり以前来た時ほど濁ってなかったです。
長い階段や建物もあいかわらずだったが入浴券を買おうとすると、
ハッピを着た受付の方が受付所から出てきて直接券を受け取ってくれました。
そして浴場へ、湯の色は少し白濁した程度で底が見えておりました。
以前とは違う印象を持つのは無理もない、
しかしこれが本来の湯だったのだと複雑な気持ちで湯につかってました。
また以前との光景との違いは円形の浴槽に人が一杯だったのが、
この時期の割には4,5人いる程度で全然すいてました。
やはりあの騒動のせいでわざわざここまで入りに来る人は少ないんだなと。
しかし谷底からの景観は紅葉真っ盛りと相まって良好、
前回の混雑ぶりからは考えられないくらいゆっくりつかることができました。
ここ本来の湯を楽しむならあの騒動の影響が残っている今のうちに入っておいてよかったと、
逆に得したのかなと思い直して湯を出ました。
余談になりますが、案内所の隣で毎月最終日曜日に「風呂の日」と称して、
旅館が2軒ずつ持ち回りで温泉粥を無料で振舞っております。
白骨の旅館はそれぞれ独自源泉を持っており、粥も各旅館で若干味が異なるとのこと。
鈍感な私は粥の炊きぐあい程度しか違いが感じられなかったのですが(笑)。
双方の源泉の試飲もできたので飲み比べもしてきました。
また案内所の前に案内人がハッピを着て立っており、
横で聞いてたのですがやや答えにくい質問にもきちんとした対応で答えておりました。
まだまだ信用回復されるには程遠いかもしれませんが、温泉街全体で努力してる姿を垣間見てきました。
(2005.10.30入湯)0人が参考にしています