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伊東にはときどき共同湯巡りのために足を伸ばすのですが、どうした因果か、こちらの「岡布袋の湯」だけは、いっつも肝心なとき見つからず---そういうお湯ってないですか? 東海館の入館後入るつもりで場所を確認しておいたのに、いざ出て探してみると、アレレ場所が分からない、さっきはあっちの筋を入ってこう曲がったら見えたはずなのに、おかしいなあ、みたいな---で、結局入れた試しがありませんでした。
他の共同湯に比べてあまりにそーした事態が多いんで、ああ、「岡布袋の湯」は自分にはきっと縁が薄いんだなあ、なんて勝手に考えていたんですが、先日、5月20日、やっと! やっと念願の立ち寄りがかないました。
5/20日曜日はいい天気、絶好のドライブ日和、ガソリン代の高さにはびっくらこいたけど、海辺の道の美しさったらなかったですねえ。
さて、共同湯「岡布袋の湯」ですが、こちら、伊東の共同湯にしては珍しく湯船がふたつございます。むろん、あんまり大きな湯船じゃありません。ちっちゃいのがふたつ。どっちのお湯もややぬるめ。でも、「和田寿老人の湯」みたいに塩素が入っているようなこともない、まっとうな、昔ながらの、香り高いアルカル性の単純泉です。
僕が入ったとき、地元の人らしき先客が4,5人いらっしゃいました。
ひとりが出ると入れ替わりに子供連れのおじちゃんが入ってきて、みたいな感じで、いっつも4,5人お客が入っている状態。生活に大変密着してるようですな。いいなあ(ため息)。
肌に柔らかい、よきお湯でした。
番台のおばちゃんにお礼をいって海沿いの道を帰ります。
帰りの海ではマリンスポーツの若者の姿がずいぶん見受けられました。ああ、もう夏じゃん。飛び交うかもめと、白い波と、明らかに春とはちがうくっきりした強い日差しと。夏の気配は海からさきにやってくるのかもしれません。2人が参考にしています