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投稿日:2016年7月23日
お裾分け?! (金島温泉 富貴の湯(ふうきのゆ))
sinさん [入浴日: 2016年7月21日 / 2時間以内]
44.0点
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関越の渋川ICから鳥居峠方面に抜けるR353や県道35は数え切れないほど通っていたので、金島温泉富貴の湯の存在は以前から知ってはいた。しかしR353の先には多くの個性的な温泉があったし、さらにその先は志賀、上田、東御につながっていて、富貴の湯に立ち寄ろうという気にはならなかった。今回は伊香保を訪ねたので、R353の奥まではきついかと、同じ伊香保エリアのここ富貴の湯を訪ねた。入浴料は400円。
休憩室に無料の貴重品ロッカーがあるが、脱衣場には錠付きの脱衣箱もある。先客は、浴室に4名、脱衣場には帰り支度の2名がいた。内湯は、長方形の6人ほどが入れる大きさで、湯温は41度ほどである。お湯は、カルシウム、ナトリウムー塩化物泉の濁り湯で金属臭が強い。湯口にコップが置いてあったので、飲んでみると金属的な渋みと弱い塩分を感じた。最近作成したというリーフレットには、飲泉は即効性があり、特に女性の便秘に効果があるとの記載があった。「男性の便秘にはあまり効かないのか」と、つっこみを入れたくなる文言ではある。浴室は天井が高く梁も太く立派な造りだが、女湯からの話し声、笑い声が増幅されて容赦なく響いて来るのには閉口してしまう。
露天は自然石を組んだ造りで、5人ほどが入れる大きさだ。湯舟の周囲には幾つか平らな石が沈んでおり、それに腰を掛けて半身浴ができる。湯温は41度ほどだ。湯舟は屋根付きだが、周囲は塀で囲まれていて眺めというほどのものは無い。
前記リーフレットによれば、男湯と女湯は週ごとに入れ替わるとのことであった。
受付で入浴料を支払うとき、前にいた女性は料金を支払わず、記名用紙に署名して中に入っていった。リーフレットには、富貴の湯は「(有)平成クリエイト関係会社の福利厚生施設」と明記されており、その女性もそれらの会社の関係者なのかと思われた。富貴の湯の営業は10時からで、私が富貴の湯に入ったのは10時35分ころであったが、その記名用紙にはすでに20名ほどの署名があった。
富貴の湯は、日帰り温泉と称して広く一般人を受け入れているが、400円という入浴料の安さからみても、どうやら利益優先ではなく、温泉という自然の恵みのお裾分けというほどの位置づけなのかと思えた。26人が参考にしています
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