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野沢の中心街からは少し離れたところに建つ共同湯です。写真にあるとおり、外観はかなり鄙びた雰囲気が漂っています。中に入ると、ここも脱衣場と浴室の区別がないタイプで、玉砂利風の丸い小さなタイルを敷き詰めた浴室の床に何かしら懐かしい感じにさせられました。
湯は、共同湯の名前にもなっている「熊の手洗湯」源泉と、他の二つの源泉を混ぜて使っているそうです。この「熊の手洗湯」というのがぬるめのお湯で、そのため13ある共同湯の中で唯一うめずに入れる湯になっています。底がコンクリート打ちっぱなしの湯舟は二つに仕切られていて、広いほうに「熊の手洗湯」源泉が多く注がれていて、狭いほうよりも温度が低めになっています。無色透明で白と黒の湯の華が少し舞っています。肌触りもなめらかな印象を受けました。
野沢温泉の共同湯は、どこも高温のところが多いので、熱い湯が苦手な方は、この湯にはいられるのがいいと思います。3人が参考にしています