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投稿日:2008年4月20日
地元自治会の運営となります (鍬渓温泉きすみのの郷(くわたにおんせん))
湯けむり天使さん [入浴日: - / - ]
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先週4月10日、久々にお邪魔してみると、運営母体を変更する旨の貼り紙があった。従来は地元老人会の運営で、いつも入り口付近に座ってノートに名前と住所を記載するように依頼なさる御老人が体調を崩されたため、運営は地元自治会に移管された由。運営母体が変わっただけで設備や入浴料等に変更はなく、従来どおりの湯浴みは可能なので一安心。
大量の降雨で、源泉井戸が加水されたためか、当日の湯は随分と薄い印象だった。特徴である塩辛さや金気臭がほとんどなく、色合い・味覚・臭気ともに従来ここで経験した泉質とは比較にならぬほど薄く、個性が弱かったのには残念だったが、日々の湯に違いが生じるのは天然温泉を手付かずで提供している所作でもあるので、これはやむを得ない。湯船に加熱源泉と非加熱源泉を注入できる蛇口があり、好みの温度調整が天然温泉そのもので可能なシステムにも変化はなく、まことに好ましい。
3年前のリニュアルで、入浴施設そのものは随分小奇麗になっており、この程度の個性的施設で入浴に二の足を踏むような人は、スーパー銭湯へ流れた方が賢明だ。又、この施設に対して設備内容や規模云々の注文をつけるのは筋違いで、そもそも団体客や家族連れなどの客筋を想定されていない素朴な共同湯に過ぎない。更に言うと、ここは特段温泉マニアが好む奇矯な温泉でもなく、地元の温泉好きの方々に良心的に源泉を提供している真っ当な共同湯である。特別の経営努力など必要でもないし、若者を呼ぶ必要もさらさらない。場所がわかりやすい必要もないし、湯船も大きくする必要もない。地元の温泉好きの方々に、地球の恵みである天然温泉を手付かずのまま提供すること、それで充分なのである。1人が参考にしています
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