口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2017年3月5日)
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函館市のツツジで有名な恵山。その登山口の中腹で、海抜200m程の高台に佇む、木造二階建ての温泉旅館。平日に、一泊二食付きで利用してみました。この日は、2階の8畳和室に宿泊。窓からは、津軽海峡を望む景色です。
浴衣に着替え、早速温泉へGO! 玄関から右手奥に進んだ突き当たりに、男女別の大浴場があります。床にプラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に2人分の蛇口がある洗い場。温泉が酸性なので石鹸は使用できませんと、表示されています。奥の窓際に6人サイズの木造り内湯があり、紅茶色の酸性・含鉄(II)・アルミニウムー硫酸塩温泉(源泉名:恵山温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温41.5°Cを、加水・加温することなくそのままで(秋から冬の湯温低下の時のみ加温あり)。PH2.2の強酸泉で、少しキシキシするような浴感です。4km離れた恵山の地獄谷から引湯された源泉は、塩ビ管+木製樋の湯口から勢いよく注がれ、ザーザーとオーバーフロー。毎分120Lという豊富な湯量ながら、男女1つづつの内湯にしか供給しない、贅沢な湯使い。淡茶色の湯の花も、沢山舞っています。口に含むと微かに金気臭がして、酸っぱ渋い。色といい、味といい、北海道では珍しい源泉が、すっかり気に入ってしまいました。
夕食は、部屋で頂きます。お品書きはありませんが、女将さんが一品づつ紹介。近隣の港で水揚げされた、海の幸が並びます。お造りは、鰤・サーモン・鯛・〆鯖ですが、鰤の刺身が大きい。鰤大根とババ鰈の煮付け、真つぶ貝煮、真鰈のフライが出て、地酒がすすみます。はぜの実のおろし和えが珍しい。北海道らしいイカ飯も出て、魚三昧の料理に満足できました。
就寝前と翌朝も、源泉かけ流しのフレッシュな湯を満喫。平日だったからか、他の宿泊客と一緒になることもなく、貸切状態でまったりできました。
朝食は、1階の食事処で体に優しい和定食を頂きます。山盛りの新鮮なイカ刺しが美味い! 御飯が何杯もいけます。施設は古いものの、極上の温泉と新鮮な海の幸をリーズナブルに楽しめる、泉質重視の温泉ファンが喜ぶ宿だと思います。
主な成分: 水素イオン6.3mg、ナトリウムイオン70.8mg、アンモニウムイオン3.5mg、マグネシウムイオン31.0mg、カルシウムイオン276.7mg、アルミニウムイオン325.7mg、マンガンイオン1.6mg、第一鉄イオン125.4mg、第二鉄イオン48.5mg、亜鉛イオン0.2mg、フッ素イオン0.5mg、塩化物イオン187.5mg、硫酸水素イオン617.8mg、硫酸イオン2908mg、リン酸イオン1.7mg、メタケイ酸263.4mg、メタホウ酸22.2mg、メタ亜ヒ酸3.5mg、硫酸9.9mg、遊離二酸化炭素153.7mg、成分総計5.077g28人が参考にしています
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これは特徴的なお湯です。色も透明な赤色、そして酸味が不思議です。
函館市街から1時間。恵山山頂へ向かう坂の途中にある温泉旅館です。旅館としては、かなり年季が入ってしまっています。やや古びた廊下を進んだ奥には男女別の内湯。源泉が近くにあるため、浴室内は源泉によってモウモウと湯気がこもっています。
浴槽はコンクリート貼りのシンプルなもの。パイプからは熱い源泉が注がれ、ちょうどよい温度になっています。お湯の色は、透明な赤色。濁った赤はよく見ますが、透明な赤は珍しいと思います。金属味を伴った酸味があり、酸っぱ苦く感じます。pH 2.2、総成分5.07g/kg。成分としては、Al, Ca-硫酸塩泉です。特殊な金属味もあり、珍しい温泉と思います。さすが火口直下。水無海浜温泉とは離れていますが、こちらもぜひ入って欲しい温泉だと思います。
施設が古くて、あまりゆっくりくつろげないのが残念。風呂場の採光もよければ、お湯の色がもっと目立つかも知れませんね。12人が参考にしています
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日帰りで利用しました。感激なのは、何と言ってもその料金(300円)。様々な消費活動のなかでは決して高額とは言えない入浴料金ですが、所有者の温泉に対する思いが垣間見え、予想外な低料金に出会えると嬉しくなります。
肝心のお湯は酸性含明礬緑礬泉という北海道では貴重な泉質。私が大好きな山形県の蔵王温泉に近い泉質ですが、その色、泉温、その他含有成分の違いにより、全く別物のように感じました。蔵王の高温のお湯には少々気合が必要ですが、ここはいつまでも入っていられる湯加減でした。
浴室にはカランの他に、ただ湯船があるのみ。体を石鹸でゴシゴシ洗わなければ気がすまない人は訪れるのをやめたほうがいいと思います。8人が参考にしています
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コンクリート打ちっ放しの浴槽に、流しっぱなしのお湯。なめてみると、苦くて、酸っぱくて、金臭くって、なんとも強烈なお味。石鹸が効かないので、ただ浸かっているしかない温泉ですが、長湯するにはぴったりの湯温です。とはいえ、宿泊したのが季節はずれの寒い日で、正直、あのぬるさは辛かったです。
宿としては、民宿並みのお値段、設備ですが、家族経営の暖かみが感じられて、悪くないです。海側の部屋は、眺めもひろびろ。5月下旬頃なら、居ながらにしてツツジも楽しめます。なにより、魚尽くしの夕飯がすごい。ご当地ならではの地魚の数々に、おおいに満足でした。7人が参考にしています
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函館空港から1時間弱の恵山山麓にあります。
玄関で館主?のおじさんがいきなり、
「石鹸の使えない温泉でよければどうぞ」
と、嬉しい歓迎?に喜んで、湯船へ。
ひとつの内湯より、お湯がどんどん流れ出るのを見てニッコリ!
川湯温泉を少し緩くしたようなお湯は、身体にまとわりつくような気持ちよいもので、大好きになりました。
尚、冬は休館されているようです。6人が参考にしています
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