-
越後湯沢「雪国」の宿・高半の旧正面玄関に位置している、
共同湯「山の湯」は、とってもいいですよ~。
湯船はちっちゃい、窓は曇りガラスで景観は効かない、
でも、でも、いいんです・・・ええ、お湯が。
なんか、肌にしっぽりよりそって、いつのまにか身体の
芯まであっためてくれるみたいな暖かい、透明な湯・・・。
ここ、早朝の六時からやってます。
僕は、ここで知らない親父さんから
「お兄さ、今年はお米がたくさん取れましたか?」
と、いきなり話しかけられてびっくりしました。
あとで知ったら親父さんは川崎のひとで、僕のことを
勝手に地元のお百姓さんだと誤解しての話しかけだったそう
です。
親父さんの旅情を壊しちゃわるいとは思いましたが、
嘘はイカンので正直に横浜出身なんですよ、と返答を。
で、ふたりとも地元話で盛り上がりました。
ほんっと、お勧めのお湯です。
湯浴みのあとは、小説「雪国」そのままに、「山の湯」脇
から山の奥まで島村が歩いた時代そのままの道がいまも続いて
おり、そこを島村よろしく散歩としゃれこむのも大変乙なもの。
ただし、熊に注意、デス!0人が参考にしています