-
道後は、というより松山は、坊ちゃんだけではなく、「坂の上の雲」(司馬遼太郎)もクローズアップしてきていることを、記念館の開設で感じる。道後温泉本館の坊っちゃん湯のレトロで重厚な湯船もよいが、そこからのぼった高台にある大和屋本店についても、一流といわれる、応対、食事、泉質、部屋のすべてについて文句なしである。食事にしても能舞台を前に一つ一つの造り込みが丁寧で美味しい。ある団体の全国総会が松山であり、その宿ということだったが、入浴は坊ちゃん湯ですませ宴会に巻き込まれたので生憎だったが、玄関ロビー、土産物店にいたるまで格調ある和の心に満ち溢れていた。◎二重丸の旅荘である。
4人が参考にしています