口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2014年4月12日)
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源泉 明記なし 46.9℃ pH6.4 成分0.19g
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉)特徴メタケイ酸159mg11人が参考にしています
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3年ぶりの山水荘さんへの訪問です。
こちらは、4回目の利用になりますが、毎回何かしら「前回の訪問の時より親切になった」と思えるところがあるのに驚きます。
2005年の初訪問の時は、滞在中いつでも利用できると思っていたキズ湯が20時過ぎにはお湯が抜かれていてショックを受けましたが、翌年再訪時には脱衣所にキズ湯の利用時間が表示がされるようになり、今回はチェックイン時に口頭でのキズ湯の利用時間の案内があったのに加え、浴室内にもキズ湯の利用案内札が掛かるようになっていました。
また、女湯だけのようですが、浴室角にシャワー付きカランが1基新設され(画像右)、湯船からお湯を汲み出して髪や体を洗うのに抵抗感がある女性にも対応出来るようになっていました。
守るべきスタイルは大切にしつつも、柔軟に対応すべきところには出来る範囲で対応するという姿勢はとても好感が持てました。
2005年の初訪問の際のクチコミに、いきなり「泉質・料理・雰囲気の総合点ではベスト1」と言い切っているごんごんですが、今回の訪問でその気持ちが更に強くなりました。
6年間の間にもっと印象的なお湯に出会いましたし、驚くぐらいのクオリティのお食事が頂けるお宿にも出会いました。けれど、総合的に考えてどこが1番かと考えると、やはり山水荘さんが1番居心地がいいのです。
泉質抜群で湯量豊富な温泉、スタッフの絶妙な利用者との距離の取り方、手入れの行き届いた竹林や木々が織り成す清々しい景観、質素だけれど新しくて快適なお部屋、素朴だけれど作り置きではないお食事。それでいて、GW中にも関わらず1泊2食で1人1万円を切るお手頃さは秀逸と言えると思います。
お食事は以前利用した時とほとんど同一メニューでしたが、3年ぶりということもあって夫婦揃って美味しさに改めて感動しました。
旨みたっぷりの鯉のあらい、手作りのピーナツ豆腐、名産の黒ごまをミックスした酢味噌でいただく新鮮な山菜、臭みのない鯉こく、豚肉の旨味と新鮮なお野菜とごまドレッシングのバランスが良い豚しゃぶサラダなど、調理方法や盛り付けは家庭料理みたいな感じですが、その分素材の良さを感じられるところが、ごんごん夫妻のツボです。量が多すぎないのもGWのような連泊時にはむしろ助かります。
霧島周辺地域では、既に野鶴亭、旅館伊藤とお気に入りの宿があり、今回の湯巡りでかじか荘としび荘という頭ひとつ抜きん出たお湯を持つ宿を発見し、その他にも南洲館、湯之谷山荘と是非とも泊まりで湯巡りを愉しみたい宿もありますが、山水荘さんの「我家の定番宿」の地位はこれからも不動だと思います。5人が参考にしています
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鹿児島空港から鹿児島市内に行くより、妙見温泉の方がずっとアクセスが良い。 車の音で女将さんが事務所から顔を出し「露天と内湯に入れます。 皆さん片方に入られると満足して帰られます。 見てから決めて結構です。」
「梅の湯」に入った。 温泉と冷泉の2つの湯船があり、熱い時は薄められるように冷泉の蛇口がついている。 鉄の臭いがする湯で、浴後に汗が引かなかった。 帰りに玄関付近に人影は無く、夕食の支度で忙しい厨房までお邪魔して支払いを済ませたが、「ほったらかしてごめんなさい」と言われた。
川向こうで高級路線を行く宿は2軒とも崖下にあり日当たりが悪そうである。
妙見温泉で泊まるなら、この宿であろう。
ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩温泉 かけながし
46.9度 pH6.4 マグネシウム 70.7 鉄(Ⅱ) 1.9 炭酸水素イオン 977.5 メタケイ酸 159.9 酸化還元電位 (ORP) マイナス63 (2010.9.17)4人が参考にしています
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昨年末、鹿児島の旅の一泊目は、ここ「おりはし旅館」でした。さんざんあちこち回った挙句、宿にたどり着いたのはやや遅めの時間でした。最も日の短い時季のことゆえ、辺りはすでに闇に包まれ始めていましたが、宿の玄関周りの小粋な雰囲気は暗い中でも伝わってきて、これからここに泊まるかと思うと、期待で胸が膨らみました。
予約する際、本館にするか離れにするか迷ったのですが、時代を経た木造建築にひかれて、本館にすることにしました。宿の方の話では本館では、間の部屋には客を入れず、四隅にある部屋しか使わないとのことで、これならお隣に気兼ねすることなく、安心して本館に泊まることができます。
部屋に入ると、宿の掛け物にしては珍しく、拓本の軸がかけられていることに気が付きました。何の拓本かと見ると、常建の「題破山寺後禅院」という詩で、「米ふつ書」(「ふつ」は文字化けしますので、ひらがな表記しています)とあります。伴侶は「米ふつらしくない。」と申しておりましたが、浅学の私には分からず、ただ、時代を経た部屋の雰囲気にあっていると思ったにすぎません。軸のかけられた床の間の横の板戸には、色はところどころ剥げてはいますが、中国風の仙人と子どもの絵が描かれていて、長い時代、この宿が大切にされてきたことを物語っていました。
部屋で一息いれた後、夕食前に時間制限のある「きず湯」に入ることにしました。風情のある庭を抜けて浴場にたどり着くと、なんと貸切状態。みなさん、そろそろ夕食にかかられる時間帯だったと見えて幸運でした。すばらしいお湯をゆっくりと満喫することができました。お湯のよさについては他の方々が書かれていますので、繰り返しません。ここをお訪ねになるなら、ぜひ泊まりで、この湯を味わってみてください。
食事は賛否が分かれているようですが、私たちはおいしくいただきました。自家製のこんにゃくの刺身、きのこの和え物など、素朴ではありますが、ていねいにつくられていて、熱いものは熱いうちに運んでくださって、満足することができました。やや意外だったのは、岩魚のホイル焼が白味噌による味付けだったことです。翌朝の味噌汁も白味噌仕立てでした。鹿児島でも白味噌は一般的なのでしょうか。食事で一つだけ残念だったのは、にらまるさんは「甘すぎる」とおっしゃっていた鰻が、私たちには辛すぎたことです。鰻本来の味が活かせてないように感じられました。
夕食後、内湯に、翌朝、露天風呂にそれぞれ入り、またまた感激しました。ほんとうにこの宿のお風呂はどこも秀逸です。はるばる関西から訪ねた値打ちがありました。
宿の方に見送られながら、ここを発つとき、再び満足感がじんわりとひろがり、ぜひ再訪したいと思いました。料金との釣り合いもよく、たいへん満足できる、お勧めの宿です。11人が参考にしています
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彼女と行ってきました。
某航空会社の優待優待券期限が迫っていたことと、マイルを交換した金券を使い切らねばならぬ!そして竜馬気分を高めねばならぬ・・・
そして鹿児島空港へ午前中に到着しました。レンタカー屋さんにて「新型プリウス」を借りた。低燃費に期待。
チェックインまで時間がありましたので宿とは逆方向の鹿児島市内へ向かいます。彼女がラーメンが食べたいと発しましたので「くろいわ」という老舗ラーメン屋に向かいます。
その後、白熊くんにて本場のかんな削り秘伝シロップにて作られた「カキ氷」を喰います。これは大変美味しかったです。
桜島は必須であろう・・・ とのことで、フェリー乗り場へ向かいます。
15分程度で桜島へ到着しますが、この短い船旅が旅情を高めてくれます。桜島の溶岩だらけの道路沿いにはコンクリートで出来たバス停兼避難用のシェルターがたくさんあり火山の恐ろしさを感じます。
火山ありがとう。。。温泉をありがとう
宿へ15時半頃に到着しました。
私が勝手に思っている「温泉四天王」の一人であります、放浪人さんと同じ「川霧」へ宿泊しました。とてつもなく広い部屋。そして源泉かけ流しの浴槽(2人がゆったりと浸かれる石組みの浴槽)
浴槽サイズに見合った茶色の湯が適量にかけ流されています。湯の表面には塩の結晶が膜を張っており、手ですくうことが出来ました。すんごい濃度だ。温まった体は川縁のウッドデッキにてビールを飲みながら冷却します。木々が迫っているデッキで虫さんは柔らかい葉が好きなのだな~ っと目視できるような場所です。イタチらしきものが目の前を駆け抜けていった。
そしてキズ湯へ・・・
狭い!浴槽がせまずぎる!20時までしか入湯することができない。夕食の時間等を考えると宿に到着したお客様がここへ殺到し混雑することは宿の方も想像できるはずですが・・・ 無駄に広い熱い浴槽とキズ湯を入れ替えればよいのになぁ っと感じてしまいます。
夕食
ウズラはなし。鳥インフル以降ないらしい。代わりの品は豚の冷シャブサラダ。。う~ん・・・。 他の料理も・・・ 部屋と湯が素晴らしいことから食事内容を改善されると最高の部屋風呂付き宿と私的にはなることと思いました。
キズ湯の状況と食事内容が改善され宿泊費も変わらなければ
ほぼパーフェクトの宿になるでしょう。6人が参考にしています
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栗野岳温泉 南洲館の自炊部に宿をとって早くも3日目。
この日、イーダちゃんは珍しくも寝坊しちゃいました。はっと気づいたら部屋の窓がもう明るくて、
「あれま」
いつもなら5時半くらいに起きて「竹の湯」でたーっぷりと朝湯につかり、朝食をつくって、それから温泉巡礼に出かけていくというパターンがそろそろできかかってもいたんですが・・・この時刻じゃそうもいきません、時間節約のために栗野駅まで徒歩でいくのは今日は中止にして、巡回の「町営ふるさとバス」を利用することにしました。
とりあえず朝湯にと歯ブラシをもって外に出ると、おっ、これは雲ひとつない晴天じゃないですか。
薩摩旅3日目にして初めての青空です。わあ、嬉しい。綺麗だなあ。うぐいすの声までいつもよりぐーんと澄んだ感じに聞こえます。
「竹の湯」で朝湯して、宿の裏手の「八幡地獄」を見物してから「町営ふるさとバス」でのんびり出発しました。
ところがこの日はふだんの疲れがどっとでたのか、それとも栗野岳温泉のお湯があんまり効きすぎて身体のどっかのネジが外れちゃったのか、なんか、乗り物に乗るのに失敗ばかりするんデス。栗野いきいきセンターからバスで空港まで出て、そこから霧島温泉までいき、有名な「湯之谷山荘」のバス停で降りたんですが、なんとたまたまその日は定休日!
ガビーン(X.X)
仕方ないんで丸尾温泉まで徒歩で歩いて、そこからバスに乗って今度は妙見温泉を目指してみたんですが、バスを乗りちがえたせいで今度はJRの霧島温泉駅(ここはバスの便がわるく、徒歩でいける近辺にもめぼしい温泉はないのです)までいっちゃって・・・。
諦めて宿に引き返そうかとも思ったんですが、せっかくの鹿児島旅ですもんね、やっぱそうもいかない、不屈の闘志で列車待ち、JRの隣りの駅・喜例川までいき(ちなみにこのとき偶然乗った列車は、木製・レトロな特別列車でした。みんな写真を撮っていたな)、そこからやっぱり町営ででている温泉パスポート付きのちっちゃなバスで目的の妙見温泉にようやくたどりついたときには、もう日の光は夕方っぽい翳りを乗せておりました。
噂の高級旅館「忘れの雅叙園」を遠目に見物してから、こちらもやっぱり有名な、妙見温泉の老舗「おりはし旅館」に立ち寄ってみました。
皆さんが褒めてるだけのことはありますね。こちら、物凄く奇麗な宿です。門から立ち寄りの窓口までの木立も、そこここに眺められる旅館の建築物もみんなみんな只事じゃなくお洒落で風流。こんな高級っぽい宿が、旅館と同時に湯治宿も兼ねてるって事実がなんだか信じられません。
夕刻の僕みたいな立ち寄り客にも旅館のひとは親切。写真ですっかり馴染みになっている、あの池みたいな露天へ案内されました。
なんて風雅なお風呂なのでせうか。
金気臭のする黄金色のまあるいのお風呂には、風呂周りの桜の薄桃色の花びらが満杯に浮いており、
「う。これは・・・そーとーお洒落度のポイント、高いぞお」
なんて僕は関心することしきり。そのあいだにも風呂周りの桜の花びらははらはらと散りまどい、そんな花びらの向こうの枝々のもうひとつ向こうには沈む気配を漂わせた黄金色の夕日があり、お風呂の柵のあちら側には、緑なす天降川(あまふりがわ、と読みます)の滔々たる流れの気配。
染みました、とても。
その日のそれまでの歩みがいつもよりトンチンカンだったぶんだけ、なおさら染みた気がします。
09' 4月1日の午後17時のことです。
なお、喜例川の町営バスに乗る際に温泉パスポートを購入していたので、立寄りの金額はたったの100円でありました。(^^)7人が参考にしています
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日帰りで入浴。鹿児島空港から車で20分くらい走った妙見温泉の川を渡った対岸にあります。「秘湯を守る会」の宿らしくレトロな木造建築が緑の中に立てられていて旅館としてはとてもよい雰囲気ですね。外来入浴は内風呂300円か露天500円か選べますが、内風呂はかなり小さいので普通は露天を選ぶでしょう。露天の岩風呂は薄い灰緑色に濁った土類ー炭酸塩泉で、縁には温泉成分が結晶のように沈着しています。
温泉としては今ひとつ爽快感に欠けたように思います。灰緑色の泉質はどうしても何となくどんより濁っているような気がしてしまうのです。川に面しているはずなのに壁が高くて展望がありません。川に沿った妙見温泉のロケーションを考えても川の展望が開けていたらだいぶ違う印象を持ったように思います。4人が参考にしています
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5月2日総勢7名で樟庵に宿泊しました。広々した新しい建物で快適でした。先ず、離れ専用の内湯を見てびっくりしました。部屋付きでお湯がドバドバあふれています。こんな光景は初めてです。ご好意で宿泊用で別途有楽を手配してもらいまして、男性3名はそちらに宿泊しましたが、ここの部屋付き内湯も同様、しかも結構析出物が豊富で感動しました。お湯も最高でした。こういうことは普通ありません。
お目当てのキズ湯、これは本当に個性的で3名も入れば一杯ですが、いくらでも入浴でき、おまけに気泡がつきます。飲泉してみると、ラムネっぽい味でした。竹の湯は、別の源泉でやや熱めです。ぬるくするため、冷泉(水ではありません)が引かれております。露天風呂は、また別の源泉で析出物の厚みが印象的で、長湯の出来る快適なエメラルド色に近い湯でした。この露天も最高レベルだと思います。また、内湯梅の湯ですが、ここが小規模ですが、お湯の性質が非常によく、特に打たせ湯の分厚い析出物が素晴らしかったです。
部屋付きも含めて全ての湯が、源泉で飲泉可能、どこも湯は溢れているという、他に滅多に見られない贅沢なほどの温泉パワーでした。温泉好きにはたまりません。
建物と周りの風景のバランスも非常によく、丁度黒川温泉山河旅館をさらに荒削りにスケールを大きくしたような感じでした。くつろげる雰囲気があり、夜半鶏の鳴き声すら、ほほえましく、なつかしさすら感じました。
料理は、山のもので味付けは甘い感じでしたが、量的にも丁度良く、十分に満足できる内容でした。鰻が出てきましたが、厚みがあって結構美味しくいただきました。
総じて旅館サービスは素朴、控えめで好感がもてました。自分の宿の湯に誇りと愛情をもっていることが良く分かりました。是非次回連泊したい温泉です。7人が参考にしています
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毎年のように訪れるこの宿ですが、今回は8月に完成した離れ「川霧」に泊まりました。8,6,3畳の部屋に4尺の廊下が鍵の手につく、非常に明るい建物です。もちろん掛け流しの湯殿も付いています。
昔からある他の2つの離れにも泊まりましたが、2人ではこの大きさがぴったりです。
料理はいつもながら山の宿のコンセプトを貫いていて、海のものは一つも出ませんでした。今回はウズラの炭火焼が出なかったのが残念です。その代わり黒豚の料理が出ました。すごく美味しいものでしたが、私としてはウズラがほしかったというのが実感です。客あしらいは素朴そのもので、いつもながら好感が持てました。6人が参考にしています
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今年のGWに、山水荘さんの方に念願の再訪を果たしました。生憎のお天気だったので、他の施設は利用せず、こちらでゆっくりと過ごさせて頂きました。
2年ぶりのお風呂。床を大量のお湯が掛け流れていて、思わず目を細めてしまいます。最近山口のやさしい温泉を利用することが多かったので、主張の強いお湯は久しぶり。炭酸水素塩泉ながら、はっきりとした鉄臭のある竹の湯の湯船から掛かり湯をすると、体中の細胞がぱーっと目を覚ますような感じがしました。やっぱりガツンとしたお湯もいいですね。しばらく浸かった後、キズ湯へ。ぬるいけれど、体がポカポカと温まってきます。
そして夕食。メニューは2年前とほとんど変わりません。否定的なご意見も多いお食事ですが、ごんごん夫婦は、以前と同様、とても美味しいと思いました。ごんごん夫妻は、揃っていわゆる旅館飯が嫌いですし、るるぶ・じゃらん的なご当地物にもあんまり惹かれないので、ちょっとコアな味覚なのかもしれません。
夕食後、雨が小康状態になったので、宿の敷地をお散歩しました。雨のお陰で、新緑がいっそうよい香りを漂わせ、森の息吹が感じられます。どうしてもその空気を感じながらお風呂に入りたくなって、未湯だった露天風呂へ向かいました(画像)。
小雨の降る中、露天風呂は案の定無人。やはり鉄の香りがするお湯にゆっくりと身を沈め、新緑の香りがする清々しい空気を胸一杯に吸い込みます。聞こえてくるのはかじか蛙の声、湯の流れる音、天降川の川音…と時々飛行機の音(w(←飛行場が近いので仕方ないですね)。
土地で収穫した食べ物を頂き、地上に湧き出てきた湯に浸かり、森の力強い息吹を感じさせる空気で胸を満たすと、自然にとけ込んでしまうような、不思議な感じがしました。力強いお湯に入った時に感じる、自然の恵みに感謝する気持ちとはまた違う、自分自身が自然界の一部だと感じる不思議な感覚。こういった感覚を呼び覚ましてくれることこそが、この宿の魅力なんだとしみじみと確信しました。
帰りに、宿で販売していた「日本の秘湯 第16版」(日本秘湯を守る会発行)という本を購入しました。最初のページの「会員旅館一同」名義の文章を読んで、いで湯を守ること、自然環境を保護すること、そして地元で収穫されたものを供するということ、それぞれの選択をしながら宿を経営していくことが、いかに困難なことであるかがひしひしと伝わってきました。
おりはし旅館さんも、明治12年の創業から、色々悩みながら今日のスタイルになったのだと思います。一利用者としての勝手な願望ですが、一般受けを狙って安易な利便性や豪華さに走らず、自然の恵みを感じさせてくれる存在で居続けて頂ければな、と思います。来年も、絶対行きたいです!7人が参考にしています
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骨太な秘湯を求めるのであれば、最高かもしれません。
一緒に行った旦那は満喫してました。
少々軟弱な、広いお風呂愛好者程度の私には少々自然に近すぎて心細い感じでした。HPの印象よりも「秘湯」と覚悟いただきたい。
ちなみに私は「本館」「有楽」に一泊ずつしました。
きず湯のある別館は、まあ風情は劣るものの新しくお風呂も明るく心強い(笑)。こちらも人気ありそうです。効用もかなりのものだとおばちゃんも他のお客さんもおっしゃってました。
お食事は、自然のものをおばちゃんたちが用意してくれた、あまり洗練はされていないけれども、温泉食事に飽きてきている方には返って新鮮かも。温かいものを明るいおしゃべりとともに運んでくれました。6人が参考にしています
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①「温泉は最高」
泉質は評判どおりで、大満足。妙見温泉の中でも最高のものではないか。妙見石原荘の湯もその提供の仕方が素晴らしいが、決して劣らない。宿泊者に対し風呂の数が多いから、土曜日泊でも風呂で他人に会わないほど貸切感が強い。日曜の朝食前後に2人に出会ったくらい。皆さんチェックアウトを惜しんで入浴されている感じだった。それほど満足度が高いということが分かっていただけるかと思う。
②「食事が若干つらい」
夕食時、最初に並んだの雰囲気で、山の料理に一手間かけてというものを期待させるものだった。マスの塩焼きまでは気持ちのこもった料理で、実際においしかった。
残念だったのが最後の二品。ウズラの照り焼きはジビエといえば聞こえはいいが、くせがあり食べにくく、同行者4人全員、仕方なく食べた又は一かじりした状況。次に出た鰻の蒲焼も天然なのだろうと分かったもの、工夫が足らず。
どちらも宿のウリになっている名物なだけに否定しにくいのだが、代わりになるものがあればと思われた。他の方のコメントの通り、鹿児島らしさを加えてほしかった。
*総じて温泉旅館に食事の充実も求める向きにはややつらい。しかしそれを上回る温泉、従業員、旅館としての雰囲気などの総合点は高い。今回は温泉同好会のメンバーで行ったが、又行きたいか、連れ合いを連れて行くか自問するが、再訪したいものの、食事抜きで宿泊できる山水荘にしてみようかと思う。それで解決。7人が参考にしています
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以前から泉質が好きで何度か日帰りで訪れていた妙見温泉なのですが、今春初めておりはし旅館さんを宿泊利用させてもらいました。
皆さんが絶賛されているように、緑多い敷地の中は静寂且つ空気が美味しく、利用させてもらった本館は歴史を感じさせる木造建築で、とても良い雰囲気でした。
さて、タイトルの通りですが、皆さんが絶賛されるようにお湯は文句なしの素晴らしいものでした。熱湯好きのため当初はぬるいキズ湯の良さが今一つ伝わってこなかったのですが、お隣にある熱めの竹の湯と交互に入ることしばし、皮膚にじわじわと浸みてくる湯力を感じることが出来ました。これは参りました…。惜しむらくはキズ湯の利用可能時間が限られていることでしょうか。ただ、こうやって毎日源泉を入れ替えているからこそ、この素晴らしい体験ができるのだとも言えるのかも知れません。露天風呂も開放感溢れ、泉質も勿論素晴らしく、とてもくつろぐことが出来ました。
個人的に若干残念だったのが食事でしょうか。地のものを丁寧に調理していたかとは思いますが、もう少し鹿児島らしい食材や一品があれば、遠路はるばる訪れた者としては嬉しかったですね。お勧めの一品である鰻の蒲焼きは個人的にはタレが甘すぎて今一つの印象でした…。
しかしながら、総じて満足度の高い宿ではありました。キズ湯、あれはくせになります(笑)。また、訪れてみたい宿です。6人が参考にしています
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1年間に3度の宿泊。すっかりリピーターになってしまった。今回は離れの有楽に宿泊した。前回の樟庵と違い部屋の造りは少し古いが、部屋つきの温泉は掛け流し。適温の湯が惜しげもなく注がれていた。
やはり極めつけはキズ湯。33度とぬるいが、43度の竹の湯と交互に入ると効果は抜群。露天も一人独占の形で入ることができた。
ここの宿は年配のおばさんの接客態度がいい。素朴だが、すごく温かいのである。この人は近所の某高級旅館を定年になったそうだが、こんな人を放出したからか、その某旅館は近年評判が落ちるばかり。
料理も、いつもながら堪能した。貴重品となった天然もののうなぎの蒲焼、それに鶉の炭火焼は印象に残っている。6人が参考にしています
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一人旅で行ってきました。一人泊は自動的に山水館になります。
山水館は半湯治スタイルで、共同の台所もあります。
湯治宿にありがちなボロさは全く無く、建物も新しく清潔でした。
ここの名物「キズ湯」は源泉温度の33度がそのまま加温されずに
掛け流されており、下手すると1時間くらい平気で入っていられる心地よさです。是非体験してほしい温泉です。2泊しましたが一体何回入浴したことか。
ここでの難点を強いて挙げれば、2つ。
まず料理が・・・マズイ訳ではないが「ん~微妙かな」だった点と、
露天風呂に落ち葉やらがいっぱい浮いていて汚く感じたこと。
でも、そんな小さな欠点を吹き飛ばすくらいキズ湯の魅力は絶大で、是非宿泊してキズ湯を体験してみて欲しいです。宿泊しなければキズ湯には入れません(立ち寄り入浴ではキズ湯には入浴出来ません)。7人が参考にしています
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本館には以前泊まったことがあるので、今回は離れの樟庵に泊まりました。3部屋もあり、部屋付きの源泉風呂には24時間入られるという贅沢さです。7~8人泊まれるところを2人で占拠するのですから広すぎました。
ここの傷湯が大好きで、何回入ってもその度毎に満足しています。33度と泉温は低いのですが、まったく気になりません。1時間ほど入って、ほんの少しだけ横のあつ湯に入るのが私の流儀です。ここの露天は妙見温泉の中で一番の優れものでしょう。目に入るものはみな緑です。これも7万坪という広い敷地を持っているからに違いありません。泉温が41度ぐらいに設定されているため、長湯しても大丈夫です。
ここは秘湯の宿と銘打っているだけに、食事に海のものは出さないコンセプトに感心します。本館や離れでは鶉の炭火焼が出ますが、これがいい味です。また、自家製の梅干がほかとは一味違うのです。豪華ではありませんが、とにかく丁寧に心をこめて作られた料理にいつも満足しています。それに、お酒が非常に良心的な値段になっていることも特記すべきでしょう。6人が参考にしています
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妙見温泉は山間に位置しますが、国分市街・鹿児島空港からさほど遠くなく、国道も整備されているので秘境という雰囲気ではありません。けど、おりはし旅館の敷地は国道から天降川を渡ったところにあるので、川のせせらぎだけが聞こえる静かな環境につつまれています。
別館山水荘は平成11年にオープンした木造の湯治用の施設で、6畳1間トイレ無しの部屋が中心となっており、布団も自分で敷くことになっています。湯治用ということで、鉄輪の貸間旅館のようなものを想像していたのですが、ちょっとした旅館・ホテルよりも清潔ですきま風も入りませんでした。冷蔵庫は缶ビール・ジュース(ほとんど定価で良心的)が10本ぐらい入っているだけで、あとは持ち込んだものを入れられるようになっています。
共同の台所も有りますが、こちらでは1回はお食事をされることを是非お勧めします。豪華なものは無いのですが、地のものを使ってとてもおいしく調理されています。特に鯉のあらいは初めておいしいと感じて頂けました(画像)。これまでの経験上、本当に美味しいものを食べたかったら都会の評判の店に行った方が良いというのがごんごんの考えなのですが、こちらのお料理は素朴ながらもとても丁寧に作られているし、タイミング良く食べ頃の温度で持ってきて下さるので、「ハズレ」が一つもありません。量も多すぎることなく、1時間後には「さあ、また温泉に入ろう」という気分になれます。
女将さん、仲居さんと顔を合わせるのはこの食事の時とチェックイン・チェックアウト時ぐらいですが、丁寧ながらも出過ぎたところが無く、とても感じの良いものでした。
敷地は7万坪(!)もあるそうで、本館・別館・離れ・各湯も余裕を持って配置されています。ごんごんが訪ねた時は気候が良かったのでお散歩気分が楽しめましたが、雨とか雪だったら嫌だろうな、と思いました。あと竹林や杉林も敷地内にあるお陰で空気が清々しいのはいいのですが、同時に虫も多かったです(露天風呂をパスした大きな理由が実はこれ)。両刃の刃ですね。
トイレが共同なのに廊下がギシギシいうのと、長屋形式なので騒がしい人がいたらかなり響きそうなのが玉に瑕ですが、それを差し引いてもお値段以上の価値がある宿だと思いました。是非再訪して露天風呂も楽しみたいです。6人が参考にしています
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泉質・料理・雰囲気の総合点ではベスト1の温泉です。
湯量が豊富な妙見温泉。その中でも一番の老舗のこちらは4本の泉源を持っています。別館宿泊者が使えるのは梅の湯(本館の温泉と同じ泉質)、露天風呂、キズ湯の3種類のみ。けど1泊のスケジュールではそれでも多い感じで、露天風呂に浸かる時間が取れませんでした。残念。
梅の湯・キズ湯ともとてもシンプル。シャワーもカランもありません。大量の湯が贅沢に掛け流されている湯船と加水用の蛇口だけです。
梅の湯はシャンプー・石けん類もありません。必要な人はおりはし旅館の事務所で購入出来ます。湯船は3人ぐらい入れそうなもの1つと1人分のスペースのうたせ湯付きのものが1つ。どちらも金気臭がし、赤茶けた濁りがあります。妙見石原荘のお湯に似ていますが、こちらの方が少しぬめりがあって肌当たりがやさしく、浴後の肌のつやつや感が上です。また、温まり方もマイルドで汗だくになりません。
こちらにだけ自噴するというキズ湯の浴室は33度のキズ湯と49度の別泉質の温泉(加水)の2つの浴槽があります。まずは温かい浴槽で毛穴を開かせて、その後キズ湯に入り成分を肌にしみこませるという入浴スタイルです。析出物は妙見温泉のどちらの温泉でも見られるようですが、2つの浴槽を比べると湯の花も析出物も圧倒的にキズ湯から出ています。それだけ成分が濃いということでしょうか。湯の花は赤錆のような色をしていて、浴後は強烈に鉄臭くなります。半日後に帰宅してシャワーを浴びても、翌日にまだ鉄臭が残るほどです。それだけ濃くても肌には優しいようで、ボディローションを使わなくても肌はしっとりサラサラです。ただ、キズ湯は20:30から翌朝7:00迄は抜かれてしまうので、早めに利用しなければなりません。宿からの説明は「キズ湯は20:30-21:00まで清掃」だけだったので、22:00に空の浴槽を見た時には相当ショックでした。この案内不足だけがこの宿の対応の唯一の不満です。
本館・離れとも専用浴室がありますし、別館山水荘も9部屋しか無いので、ほとんど貸切状態で楽しめました。良質のお湯を誰にも邪魔されずじっくり味わえるのは何とも贅沢な気分でした。
画像はキズ湯浴槽から竹の湯浴槽を撮ったものです。
洗い場に掛け流されている温泉の量がすごいので、窓の外の景色が写りこんでいます。6人が参考にしています
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