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- 永石温泉の口コミ 湯めぐり冬の別府死闘篇
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冬の寒空の中、自分で思っていた以上に体が冷えていたようです。
別府駅周辺からしばらく路地を歩き、寺社のような姿が現れたので「あれだろう」とわかりました。
中に入ると別府駅周辺で良く見かけるスタイルの脱衣場から階段で降りたところに湯船が一つ。
湯を見ると薄っすら緑、笹濁りってやつでしょうか・・・。
既に地元の方が一人いらっしゃいました。
挨拶後、入浴に差し支えない程にかけ湯をして入湯しようと足を入れると熱く感じ、あわてて引っ込める。
「あんたの体は冷え切っている。余計に熱く感じてしまう。まだまだかけ湯が足りない。ここは熱い風呂だ。その部分は熱い。こちら(水道蛇口に近いほう)の方が良い。」
私の様子を見ていたのでしょうか、地元の方が語りかけてきました。その方は水道の蛇口の開度を広げ、給湯バルブを閉め始めるのでした。
掛け湯を再度行い、指差されたあたりの湯船の部分に入ると、体が温まってきたことと先述の地元の方の処置でそんなにきつい温度とは感じなくなりました。
確かにパンチが効いた熱い湯ですが、適切な処置と慣れてさえしまえばのんびりした空気がただよう別府の共同湯です。
「遠くから来て湯めぐりかね。」
「これから湯めぐりするなら紙屋温泉が良い。ここからすぐ近くだが、こことはまた泉質が違う。なめらかだ。」
その後はその方とはこんな感じでささやかな話をして過ごしましたが、見ず知らず同士の人間があっという間にこんな時間を過ごすとは温泉とは不思議だなあ・・・と改めて感じました。4人が参考にしています