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投稿日:2012年9月21日
なかなか行けないが、また行きたい (大雪高原山荘)
まぁく☆スリーさん [入浴日: 2012年9月7日 / 1泊]
55.0点
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55.0点
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44.0点
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55.0点
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55.0点
9月7日に一泊しました。JRとバス移動だったので層雲峡バスセンターからの送迎をお願いしておきました。
10:55に宿のミニバンが迎えにきて大雪湖あたりまでの国道は順調に飛ばしていきましたが、最後の10kmは未舗装道を走りました。
宿の方曰く、毎シーズン、数回はパンクするとのことで、なるほど途中からかなりの悪路になりました。
石狩川やヤンベタップ川沿いの悪路を走り、層雲峡を出ること約40分。周囲が開け山小屋風の建物が見えてきて宿に到着しました。
15時からのチェックインですが当日は到着早々部屋に通してもらえました。私は「忠別」という部屋で、窓の外には式部岩を中心に大雪の山々が良く見えました。もう温泉にも入れる、とのことでしたが、当日は沼めぐりには絶好の晴天。
13時までに入山し、15時には下山しなければいけないので、部屋にて深川駅で買った寿司弁当を食し、12時20分頃宿のそばにある「ヒグマ情報センター」にて受付を済ませ、沼めぐりへと出かけました。宿では長靴を貸してくれますが、当日は大丈夫とのことで熊除けの鈴をお借りしてスタートです。
情報センターを出ると間もなく登り坂となり、想像していたよりは険しい道でしたが途中温泉が噴出(ヤンベ温泉)していたりして、ヒグマに遭遇しないようビクつきながらも楽しみながら歩けました。時間も時間だったのでエゾ沼まで行ったところでパトロールの方に引き返してくれと言われましたが、緑沼などから見る景色はとてもすばらしかったです。
宿に戻り浴衣に着替え温泉へ。男女ともに内湯と露天がひとつづつのシンプルなつくりですが青褐色の湯は沼めぐりの疲れと汗を流してくれました。夏場は加水しているとのこと。
夕食は18時と18時半が選べますが、前者を選択。それまでテレビの無い部屋でくつろぎました。
夕食は食堂でとなります。秘湯を守る会のネット予約だとビールが1杯サービスになる特典が受けられました。
食事の内容は「地産地消」を推奨しているということもあり、山菜やヤマメ、そして鹿のつみれやシュウマイ、燻製など山の湯らしいメニューでした。
連泊される方も多いらしく、その方達はジンギスカンなどが出ていました。客層はシニアがメインでした。
接客もフレンドリーで非常に心地よく食事を頂きました。
食事時に男女の浴室が入れ替わるので、食後に再び温泉へ。辺りには一軒の民家もなく本当の秘湯です。
夜も天気が良く、星が沢山見えました。
普段のサマータイムの影響で、翌朝は5時前に目が覚めました。5時半頃朝風呂に。今日も天気が良さそうで露天に立つと式部岩が見えました。
朝食は6時半から食堂でバイキング形式となります。
焼魚、納豆や温泉卵といった定番メニューから、肉じゃが、ナポリタンなどもありどれも美味しかったです。
当日夕方の北斗星に乗るため、10時に宿を出ることとなっていました。食後少し休んだあと〆に温泉に浸かり、9時過ぎにチェックアウト。
秘湯を守る会のスタンプカードも3回目の10個達成をし、荷物を預けて周囲を散策しました。
宿の裏側にはボコボコと灰色に濁った温泉が湧出しており、宿が見える距離にも拘わらずヒグマが出てもおかしくない雰囲気でした。熊除けの鈴はチェックアウト時に宿のオリジナルのものを兼記念品として購入しました。(真鍮製で2100円)
10時に宿を出て10時半すぎにバスセンター着。私はロープウェイ乗場までそのまま乗せて頂き、リフトに乗り継ぎ黒岳7合目まで行きました。
年間123日しか営業していない宿ですが周辺環境は素晴らしいうえ、食事も美味しく、接客もフレンドリー。廊下の振動がやや気になりますが(すり足で歩くべき)、部屋も綺麗。トイレも浴室近くはウォッシュレット付で快適です。
テレビはありませんが、ここまで来てテレビを見よう、という気にもならないので問題なし。何故かトイレ前にマンガ本がずらっと揃っています(美味しんぼが1巻からあったりする)。日本製紙が親会社ということでクリネクスのポケットテッシュももらえます。6人が参考にしています
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