口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2019年3月20日)
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雲仙が日本初の国立公園に指定された翌年、昭和10年(1935年)10月10日午前10時にオープンしたクラッシックホテル。赤い屋根と丸太の骨組み、溶岩石の壁が印象的なスイスシャレー様式を取り入れた山小屋風の建築で、日本の在来建築にハーフティンバー様式を組み合わせて設計されており、国の登録有形文化財にも指定されています。平日に、一泊二食付で利用して来ました。
エントランスに足を踏み入れれば、重厚かつノスタルジックな館内。各所に配されたレトロな調度品や照明に圧倒されつつ、この日宿泊する2階のバス・トイレ付のダブルルームへ。室内は十分な広さで、落ち着いた色調で統一され、バスルームには猫足バスタブを配置。窓からは、裏山を望む景色です。
早速、部屋着(パジャマ)に着替え、待望の大浴場「硫黄泉浴室」へ。玄関からだと右手へ進み、食事処の前を右折。階段を少し下りた先に、男女別の大浴場があり、男湯は右側です。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、タオルやドライヤーももちろん完備されています。
ドーム型の天井、アールデコ調のモザイクタイル壁、ステンドグラスやアーチ窓が特徴的な美しい浴室。本来円形のドーム天井は、半分を女湯とし、男女シンメトリーな造りとなっています。単に美しいだけではなく、結露した水滴は天井を伝い壁際の柱部分から外へ流れ出るように設計されているのだとか。
手前にライオンの湯口のかけ湯槽、左側に6人分のシャワー付カランと1人分のシャワーブースがある洗い場。アメニティは、マーガレット・ジョセフィン製です。
窓際に8人サイズの石造り内湯があり、うっすら濁った透明の酸性・含鉄・含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩泉(源泉名: お糸地獄)が、かけ流しにされています。泉温94.5℃を、加水して42℃位で供給。PH1.9ながら、肌がスベスベする浴感です。加温なし、循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、弱硫化水素臭がして酸っぱい。
続いて、外の露天風呂へ。4人サイズの石造り浴槽で、湯温はこちらも42℃位。囲まれていて、坪庭の木々と、柵越しに木立を眺める景色。早めに到着したので、貸切状態でがっつり硫黄泉を満喫できました。
湯上りには、浴室前の無料マッサージチェアでまったり。一度部屋に戻り、服に着替えて食事処「燿亭」へ。夕食は、お品書き付の懐石料理を頂きます。テーブルに着くと、羽織の形に折られた布巾が可愛い。
先付はうるいの木の芽味噌に始まり、前菜は橘湾産の鯛のこ・コノシロの酢味噌和え・赤にし貝・烏賊のふき詰・鮃のふくさ焼・そら豆と海老真丈が出ます。飲み物は、長崎の焼酎飲み比べセットをロックで。吸物は桜鯛真丈の筍わらび添えと続き、御造里は島原近海の地魚盛合せと称し、橘湾産の鯛・鮃・コチと五島産の鮪、白身魚用に塩昆布を添えて。新鮮で美味しく、焼酎がグイグイいっちゃいます。煮物は、雲仙グリーンポークの角煮の菜の花添えを。また、「島原半島の贈り物」と題された一品は、鮑焙烙焼か団扇海老塩焼か長崎牛石焼のうち、好きな物を1つ選択する趣向。この時は、団扇海老をチョイス。一匹半出て来て驚きましたが、しかも子持ちで二度びっくり。卵がプチプチして旨い。揚物は、渡り蟹の湯葉巻。御食事はまた、千々石の棚田米か地魚茶漬を選択できますが、お茶漬けをチョイス。雲仙茶と出汁の鮃茶漬で、香の物付でこちらも美味。水菓子に島原かんざらしと季節の果物が出て、最後まで美味しくお腹一杯に。珍しい地の食材も多く、とても満足できました。
翌朝も朝風呂を堪能して、朝食会場のダイニングルームへ。クラシカルなレストランで、和食か洋食(アメリカン)を選びます。この時は、洋食をチョイス。野菜と果物のスムージー、サラダ、野菜のブイヨンスープ、冷皿に雲仙ポークの生ハム・サーモン・チーズが並びます。玉子料理は選択制で、追加料金がかかりますが太陽卵を使ったエッグベネディクトを注文。初めて食べたけど、美味しかったー。デザートのフルーツとコーヒーで、満足しました。
いつか一度は泊まってみたかった宿でしたが、素晴らしい建物とサービス、美味しい食事に、小さいけどかけ流しの硫黄泉を堪能出来る、リピート必至の洋式ホテルかと思います。
主な成分: 水素イオン12.7mg、ナトリウムイオン14.9mg、アンモニウムイオン29.1mg、マグネシウムイオン13.6mg、カルシウムイオン55.8mg、ストロンチウムイオン0.1mg、アルミニウムイオン58.7mg、マンガンイオン0.7mg、鉄(II・Ⅲ)イオン71.6mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン15.7mg、ヨウ素イオン12.0mg、硫酸水素イオン469.5mg、硫酸イオン1107mg、硝酸イオン0.2mg、硫酸14.9mg、リン酸1.4mg、メタケイ酸442.3mg、メタホウ酸2.9mg、遊離二酸化炭素811.3mg、遊離硫化水素2.0mg、成分総計3.145g18人が参考にしています
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小地獄温泉館を失礼した後、こちらへ向かいました。日帰り入浴のみは不可ですが、ランチをいただけば、別料金(1050円)で温泉に入れます。全国的にも有名なクラシックホテルだけあって、館内は洗練された雰囲気。不相応ないでたちの私でしたが、支配人らしき方が丁寧に浴室まで案内してくれました。
内湯と露天があり、内湯はステンドグラスが印象的な、クラシカルな造りになっています。 露天に関しては、取って付けたような感がありました。泉質はHPによると、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫黄塩泉。PH2.0。加水ありの掛け流しですが、ケースバイケースで、加温をすることもあるようです。湯はほぼ無色透明ですが、ほんの微かにグレー系の濁りがあるように見えます。弱めですが、硫黄臭も感じ取れました。こと温泉に関しては、インパクトこそ感じなかったものの、充分に及第点ではありました。
宿泊したわけではないので、大きなことは言えませんが、こちらの良さは温泉以外にありました。空間造り、おもてなし、料理などなど、どれを取っても抜かりがないように思えます。ランチ、マジでうまかったです。いつか泊まれる身分になりたい・・・。10人が参考にしています
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昭和10年10月10日から続く歴史あるホテル。観光地として寂れた感じがある(実際周囲の旅館は廃業が目立つ)雲仙温泉にあって、堂々とその地位を守っている感じがします。
数年前から営業しながら改装を進めていて、ますます高級感をアップさせています。今年に入り全室のベッドを新調し、テレビもシャープのアクオス(亀山モデル)を導入。アメニティグッズもすばらしく、宿泊すれば満足すること間違いありません。
お風呂の方ですが、硫黄たっぷりの泉質が心地よいです。ただ、ホテルの規模が大きくないだけに、浴室自体は小さめです。露天風呂もあまり目隠しで覆われていて開放感には欠けます。このクチコミは温泉が主題ですので、その点で減点し、☆4つとしました。宿泊施設の面では☆5つですが。6人が参考にしています
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今回宿泊して温泉も利用しました。
雲仙観光ホテルは以前に2回泊まった事があって、レトロな
雰囲気がお気に入りでした。
その印象があって、しばらく行ってなかったけど今回また
来訪。
正直 以前来たとき温泉の印象は薄かった...
(その時はそれほど温泉に興味がなかったせいもあるけど)
雲仙のパンフみてもここの泉質については別に良いとか
なんにも書いていない。
温泉よりも洋風ホテルの雰囲気とか食事とか、そういった
ところに重点を置いていると
今回も温泉はそれほど期待せずに行きました...
しかし、以外にもホテルの温泉 良かったんです。
濃縮温泉のおかげで長年のアダルトニキビは撲滅して
いるんですが、ここの温泉で更に良い状態になりました。
酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩(硫化水素型)硫黄泉PH2.0
と日本温泉協会の説明が貼ってあり。
お湯も酸っぱい。
今までもっぱらアルカリ泉で、濃縮温泉も静岡のアルカリ泉
、霧島の硫黄泉は肌がボロボロになったし、合わなかったら
どうしよう!?
とおそるおそる少しだけ顔にかけたら、お肌がキューっとなる
感じで、なんか直感的に「いい!」と感じて、それからは
バンバン入りました。
次の日の肌はツルピカー!
酸性のせいかアストリンゼント引き締め効果もあり
毛穴もキュッ
すごくよかったです。久々のカンドーものの泉質でした!
雲仙の温泉って枯れるとか言われているし、今回もたまたま
雲仙が空いていたので泊まったので、他に比べると
人気はイマイチのようですが、見直しました!
雲仙は泉質はバラエティなく酸性硫黄泉みたいですが、他の
泉質自慢のお風呂も是非試してみたいです。
(今回はお天気が悪くホテルの温泉オンリーでしたんで)
浴槽はごく普通 広くはなく カラン6箇所くらい
お湯は結構熱め(表示によると42℃)少しグリーンがかった
乳白色 源泉の温度が高いので加水してあるそうです。
ゆるやかな掛け流し。
露天はなく外に小さな庭園があって風呂から見える程度。
ホテルのお風呂にしては豪華さはあまりない。
バスタオルとタオルは入り口に置いてあり使いたい放題。
ホテルのランチ(1000円から)もコース料理もおいしかったし、
女性には特におすすめです。料理はかなり低カロリーっぽく
時代を反映してか野菜などをふんだんに使っています。
コース料理のお皿にオイルがべったり残ってる
「あーおいしいけど これだけアブラつかってりゃああたり
まえだよなー カロリー高いんだろうなぁ...」
というのが無かった。
ホテルにあった2004年の掲載雑誌を見たら、味は凡庸とか
けなされてましたが、私はかなりおいしいと思いましたヨ。
雲仙の町の観光自体は頑張っているけど、もうちょっとなぁ...
とも思います。
いいお湯なんだから...
温泉泉質・効用についてもっと詳しく各宿泊施設ごとに出す
とか、濃縮温泉を販売するとか、今風なのやってほしい。
温泉の化粧水とか石鹸はありましたが...化粧水は試したけど
それ程特筆すべきものでもないし、値段が高いですね。
水マニアの私にとっては水はそれほどまろやかでキメが
細かいものではありませんでした。悪くはないんだけど。
日本温泉協会の証明(更衣室に表示)
源泉名:お糸地獄
自然湧出 94.0℃ 毎分35L
酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩(硫化水素型)硫黄泉
PH2.0 引湯距離:499m 完全放流式 加水あり 加温あり
注入温度:73℃ 浴槽温度:42℃ 入浴剤なし 消毒なし7人が参考にしています
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外来入浴での利用でした。
とある本の期間限定無料券を利用してのことだったのですが、ついた早々、ドアマンがドアを開けて下さり、フロントに無料券を提出したものの、嫌な顔一つなさらず、受付し、お風呂まで丁寧に案内して下さいました。
お風呂からでると、お風呂の係のおじさんが『お湯加減はいかがでしたか?』と気さくに優しく声をかけてくださったり。
帰る際などは、私が玄関をでようとすると、フロントにいた男性が慌ててドアの所まできて、ドアを開けて下さり、『もうお帰りですか?もう少しごゆっくりされてください^^』という一言。
もう素晴らしいの一言に尽きます!
さすが、天皇陛下が泊まられた、雲仙でも老舗ホテルのことだけはある!と雲仙のホテルマンの一流の心意気と対応を見せて頂き、ぜひ、今度は、食事や泊まりで来たい素晴らしいホテルでした!7人が参考にしています
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