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4月に鳥取に転勤してきました。ゴールデンウイークの最終日にある雑誌を見ていると、“たまには贅沢したい憧れの宿”と題された企画が掲載されており、その中に鳥取温泉の「観水庭こぜにや」が紹介されていました。早速、電話でお風呂だけの利用についてお尋ねすると、「よろしいですよ。どうぞいらしてください。お待ちしております」との快いお返事。駐車場も空いているとのことで、すぐさま出かけてみました。駐車場で出迎えて頂いた方に、「お風呂に」と声を掛けるとフロントでお待ちしておりますと言いながらも、一緒に入っていくことになりました。
車のナンバーが山口だったこともあり、山口から?とのお尋ねに、「ええ転勤で鳥取に単身で来ていることもあって泊まることも出来ず、せめてお風呂にだけでも入りたいと思って」とお話しすると、どうぞいつでもご利用くださいと快く受け入れてくださいました。初めてのことでもあり、お風呂までご案内頂き、「ごゆっくり」の言葉に気をよくして、靴を脱ぎ、早速お風呂へ入りました。靴入れもあり、中には鍵付きのボックスの他に衣類カゴが置かれていました。どちらも綺麗に掃除されていて、安心して使用できました。またお風呂で対応して頂いた女性の方も感じの良い方で、受け答えがしっかりしていました。
身体を洗い、いよいよお湯の中に。すると、湯が肌にすっと寄り添ってくるといった感じで、良い温泉だなと思いました。内湯から続く露天風呂も同様でした。内湯は少し湯温が高いようでしたが、露天風呂は外と言うこともあってややぬるめ、ゆっくり入るのにはもってこいの湯です。とは言え、熱すぎることも、ぬるすぎることもなく、適温でした。たまたま誰もおられなく足を伸ばしてゆっくりしていると、後から入って来られた方が湯に浸かった途端「フゥー」と気持ちよさそうに声を上げていましたが、私も、湯に浸かったときに「フゥー」と声を上げましたので納得してしまいました。市内に住んでいると、鳥取温泉ね~とつい敬遠しがちですが、また行こうという気持ちになりました。
お聞きしますと、食事をすればお風呂の代金がサービスだと言うことで、お昼にでも行ってみようと思います。鳥取市街地にありながら、まったくそのことを忘れさせるようなゆったり感が何とも言えませんでした。そうそう、お店の名前が観水庭とあるように、露天風呂にはとっても綺麗な庭がついていて、それを見ながらの入浴で本当に心和むひとときを過ごさせて頂きました。
また伺わせて頂きたいと思いながら、帰ってきました。4人が参考にしています