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昭和初期の木造3階建ての建物に魅せられて泊ってきました。
(2005年2月)
ただでさえ豪雪地帯なのに、今年は記録的に降ったということで
どうなることかと恐る恐る車で行きましたが、下旬だったので
寧ろ雪崩が心配な天候でした。
それでも道の両側に積もった雪は半端でなく、3階建ての宿も
1階部分まで雪に埋もれていました。
新館もあるとのことで、あくまでも本館に泊りたかった私は
宿に確認し一安心しましたが、行ってみると新館は洋室が2室あるだけであとは宴会場や食事処となっていました。
但し、凝った造りの欄間や天井があるのは3階のみで
2階には見受けられませんでした。
しかも私が泊ったのは向って右側にある増築部分だったので
ちょっとガッカリしました。
それでもピカピカに磨き上げられた廊下や階段は見ているだけで
気持ちが豊かになります。
温泉は新館を経由して階段と廊下を進んだ先にあります。
浴室に入る前から、油くさい独特の臭いを嗅ぎ取ることができました。
珍しい「化石海水」の湯は高温で飲泉もできます。
その名の通りかなり塩っ辛いです。
湯船は大浴場と中浴場、家族風呂の3つで大と中は夕食を境に
男女入替りとなります。
家族風呂のみ源泉掛け流しということですが(到着時に女将より説明あり)高温であることと貴重であることを鑑みると
それで良いと思います。
夕食は大広間となりますが、冬場でも山菜やキノコ料理を中心に17~18品も出てきて、見た目にも味も大満足でした。
温泉街からは少し離れていて、有名な鷹の湯へも徒歩15分くらいかかります。
季節を変えてまた行きたい宿です。5人が参考にしています