口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2016年6月21日)
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清津峡の存在は以前から知っていて、清津館はその奥にある一軒宿と根拠無く思い込んでいた。実際は清津峡の入口で、バスの発着所があり、数十台の無料駐車場があり、4軒以上の旅館と2軒の土産物屋などがあった。
清津館は、その中で一番大きな旅館である。訪ねたのは14時20分だったが、すでに泊まり客が到着していた。入浴を申し入れると、ご主人は嫌な顔をせず受けてくれて、貴重品を預かってくれた。入浴料は700円。
内湯は二階にあり、階段を上がって右手に進むとすぐ右側にある。「薬師の湯」と書かれた青い暖簾の中で、男湯と女湯に分かれる。浴室は二面ガラス張り、採光重視の造りで、高所に換気用の窓と換気扇がある。湯舟は7人サイズで、無色透明なお湯が掛け流されている。お湯は単純硫黄泉で、硫化水素臭が強い。だが少しもトゲが無く、丸く柔らかな匂いである。なぜ、同じ硫化水素臭でこうも違うのかと思ってしまう。湯温は42度強ほどか。お湯はph9.1で、角質化した皮膚が溶けるのか少しぬるぬるする。お湯はあくまで柔らかく、丸みのある匂いと相まって幸せな気分でひと時を過ごすことが出来た。
時間の制限は受けなかったが、チェックインの始まる15時には脱衣場を出ることに決めていたので、心残りの短い湯浴みとなってしまった。
脱衣場に分析書が掲示してある。溶存ガス成分の遊離硫化水素はゼロ、陰イオンの硫化水素イオンは7.1mg/Lであった。この辺に柔らかい硫化水素臭の理由があるのではと、勝手に推測してみた。おもしろいと思ったのは、知覚試験の欄に「微硫黄味」とあったことだった。硫黄の味ってどんな味?お湯を口に含んでみたが、もともと硫黄の味など知らないので、複雑な味の中でどれが硫黄とは判別できなかった。
蛇足
帰宅してネットで調べたら、ピンク色のヒマラヤ岩塩は硫黄の味がするらしい。もちろん試してみる気などは無い。17人が参考にしています
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日本秘湯を守る会会員の宿。連休最初の日曜日、日帰り入浴してみました。入浴料700円を支払い、2階の大浴場「薬師の湯」へ。浴室のガラス戸を開けると、真っ先に玉子臭が鼻をくすぐります。先客はなし。青いタイル張りの10人サイズ浴槽には、無色透明の単純硫黄泉が満ちています。泉温は、表層で44℃位ありましたが、下の方はぬるめだったので、かき混ぜて丁度よい温度に。白い綿のような湯の花が舞っています。PH9.2で、ツルスベ感あり。口に含むと、ほんのり玉子味。内湯のみですが、窓の外には芽吹いたばかりの木々を眺めながら、かけ流しの良い湯を、貸切状態で楽しめました。
20人が参考にしています
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食事、温泉の点は皆さんがお書きのように申し分なかったです。特に地元のおばちゃんの飾らない接待はとても好感が持てました。
ただ、気になることがありました。冷蔵庫の上のコップ類のケースにグラズが補充されてない、番組欄コピーなどの準備を忘れてる。まるで、その部屋に急にお客が通された感じでした。もちろん予約が前からしてましたが。
そして早朝の露天風呂にいったら、栓の閉め忘れでまだ十分にお湯が入って無くて、上段の非常にぬるい湯に入ることになった。露天であの温度なら、入湯させない方が親切。
連休あけでうっかりミスが続出したタイミングに宿泊したせいでしょうか。やる気がなくなった旅館だとは思いたくないので。
もちろんいい宿だと思いますが、再訪は微妙です。5人が参考にしています
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日本三大渓谷の入り口にある宿。あしらいの上手な女将と朴訥なご主人がすごく印象に残った。貸し切り露天には2種の源泉が掛け流されており、薬師の湯は48.5度だが湯船に注がれるときは42から3度になっている。もう一つは、源泉2号で36度。PHが9.24と高く、ツルスベになる。美肌の湯といわれるゆえん。内湯はともに薬師の湯が使われており、掛け流し。自家源泉の湯である。
料理は地産地消を地でいっており、山菜が中心のいい味付けの物がでる。珍しいのは鯉のカルパッチョだろう。この宿ではじめて食べた。忘れられないのは糸瓜の酢の物。この地方の特産らしいが、コリコリとした食感が忘れられない。
部屋は清津川に面した3階だったが、静かで本当にくつろげた。宿からすぐに清津峡探索のトンネルの入り口がある。ゆっくり歩いて往復40分ほど。素晴らしい渓谷美が見られるのも、この宿に宿泊したものの特典であろう。減点は料理の間が空きすぎた点。途切れ途切れでなんとなく物足りない。これは仲居さんが地元のおばちゃんたちだったせいもあるだろうが…。7人が参考にしています
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秘湯を守る宿に加盟されている宿なのですが、温泉の質、食事、館内の様子、どれを見ても総合的にかなりレベルの高いお宿ではないかな、というのが個人的な感想です。
温泉は湯量が豊富なので、循環はなったくなし。硫黄の臭いがしますがほとんど無色のようです。外湯の方は湯の花が浮いていましたが、どちらもとてもよい湯質です。それに外風呂だけでなく内風呂でも、お風呂につかりながら窓から山の景色が見えるのにも感激しました。
食事は山の素材が中心ですが質素な感じではなく、とても工夫されていました。おしゃれな食器に丁寧に盛り付けがされていますが、多くの品数が出て男性でも苦しいくらいにおなか一杯になります。特に鯉のカルパッチョは独特の臭みはまったくなく、また早春にふさわしくフキノトウやウドの天婦羅が出されました。そして朝食では温泉で炊いたというお粥が!こしひかりの甘みがより引き出されていてとてもおいしかったです。
お部屋は畳にこそ年代が感じられますが清潔に行き届いていて気持ちよく過ごせました。全体的におもてなしを重視されているように感じました。温泉だけが良いのではなく、食事やお部屋や接客などでも満足度の高い宿だったと思います。8人が参考にしています
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日帰りで先日内湯だけを利用しましたが浴槽自体のつくりには感動しませんがお湯じたいは絶品でした。利用客が私だけだったこともありゆっくり長湯できました。女将さんの対応も良かったです。
8人が参考にしています
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8月の初めに一泊でお世話になりました。秘湯好きなのでなによりお風呂目当てで行きましたが期待を裏切らないすばらしいお湯をすっかり堪能しました。ふたつの源泉がありますが、熱い方のお湯が夏にはちょっと熱めだったのが少々残念。まったく濁りがない硫黄泉でまさに温泉気分満喫という感じ。食事も地のものを使った内容で楽しめました。魚沼こしひかりの産地だけにご飯がとてもおいしかったです。朝食に出た温泉粥もやさしい味で感激しました。川沿いの露天も開放感が素晴らしいのですが季節柄しつこいアブに悩まされました。秋や春などもっと気温が低い時期に再訪してみたいと思います。
7人が参考にしています
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