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綺麗な部屋でのんびりするのがオススメ
五頭温泉郷の森に囲まれた静かな地に佇む、大正元年(1912年)に開業した鉄筋3階建ての今板温泉の一軒宿。平日に、一泊二食付で利用してみました。
この日は、2階の広縁付8畳和室に宿泊。コロナ禍で、布団が既に敷かれています。窓から森の木立、眼下に小さな滝と鯉が泳ぐ池を望む景色です。
早速浴衣に着替えて、同じ2階にある男女別の大浴場へ。男湯は手前です。
棚にプラ籠とコインレス鍵付ロッカーが並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、自然に優しい五頭温泉郷オリジナルのものです。
左側に6人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純弱放射能冷鉱泉(源泉名: 今板温泉)が、満ちています。泉温20.6℃を加水なし・加温ありで、42℃位で供給。PH8.0で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、少し塩素臭がして無味です。
続いて、外の露天風呂へ。東屋風の屋根付5人サイズの石タイル敷き円形木造り浴槽があり、こちらは湯温41℃位。森の木立をぼんやりと眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
夕食は、1階の個室食事処で。お品書き付で、季節の会席料理に舌鼓。ノンアルコールの梅酒に始まり、先付はツブ貝と旬菜のお浸し。筍がシャキシャキで美味い。前菜は、明太クリームチーズディップ・筍の梅肉和え・塩麹鶏の蕗味噌焼き・長芋入り柚子胡椒卵焼き・小肌の手毬すし。クラフトビールのスワンレイクビール・ホワイトスワンヴァイツェンがすすみます。お椀は、桜海老のかき揚げ沢煮椀。ここで、大女将がご挨拶に。造りは、鯉のアライ。臭みはまるで無く、ここは山葵醤油で頂くのが珍しい。地酒の越後桜を追加。小鉢は、黒胡麻豆腐。まるで、生チョコのような濃厚さ。煮物は、鯉の甘煮。焼物は、鰆と筍の木の芽焼き。洋皿は、コシアブラのバターコロッケ。台物は、越後もち豚と春キャベツの陶板焼き。食事は、地元今板産コシヒカリの御飯と鯉こく、たまり漬け・野沢菜の紫蘇の実漬。デザートは、珈琲あんこ寒天と苺でお腹一杯になりました。
翌朝も、早めに朝風呂を堪能。一晩中、温泉に入れるのはいいですね。
朝食は、昨晩と同じ個室食事処で。お品書き付で、おぼろ豆腐とレタスのサラダ・蕗の煮物・トラウトサーモンの西京漬・煮豆腐・芋っこ味噌・茶碗蒸し。地元産のコシヒカリと具沢山味噌汁に満足。食後に、コーヒーも頂きました。
日帰り入浴もできますが、ここは泊まって食事してのんびりすると、また来たくなってしまう湯宿ですね。
ラドン含有量: 31.6X10ー10(Ci/kg) 8.53マッヘ
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン236.7mg、アンモニウムイオン0.8mg、マグネシウムイオン1.3mg、カルシウムイオン34.6mg、ストロンチウムイオン0.6mg、フッ化物イオン1.8mg、塩化物イオン173.3mg、臭化物イオン0.7mg、硫酸イオン291.8mg、炭酸水素イオン77.5mg、炭酸イオン0.9mg、メタケイ酸32.4mg、メタホウ酸2.8mg、遊離二酸化炭素0.9mg、成分総計859.8mg15人が参考にしています