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追分ソーランラインから、3km弱の沢沿いの細い砂利道を進むと辿り着く、町営の無人温泉。途中に「熊出没注意」の看板が多数出ています。土曜日のお昼頃、利用してみました。
広い駐車場の奥に、緑に囲まれたログハウス風の湯小屋。無人の施設なので、清掃協力金100円は料金BOXへ。とてもきれいに管理されていて、この料金では申し訳ない位です。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、もちろんドライヤーなし。脱衣場内の照明も自動点灯で、17時?19:30までしか点きません。浴場には洗い場はなく、プラスチックの桶と椅子が数個あるだけです。
野趣溢れる10人サイズの岩風呂は、手前の4人サイズの屋根付部分(内湯)と、奥の6人サイズの屋根なし部分(露天風呂)に、ガラスの仕切りで分けられています(下は繋がる)。共に、うっすら緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名:湯とぴあ臼別)が、源泉かけ流しにされています。源泉51.8℃を、加水・加温せず43℃位で供給。PH6.5で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口には飲泉コップが置かれ、口に含んでみると鉱物臭と石膏臭が混じったような匂いがして少し塩味。谷間で、森の緑を眺める景色です。奥に進むと、隣の女湯が見えてしまう、ちょっと変わった造り。この日は到着時から車等が無かったので、自分以外の誰もいないのは分かっていましたが、普段は男女お互いマナーを守って、気持ちよく湯浴みしたいところですね。
ちなみに、12月~3月は冬期休業。また、清掃時間(月曜日の午後4時以降と、金曜日の午前中)も入浴出来ないので、お気をつけ下さい。
主な成分: ナトリウムイオン888.8mg、マグネシウムイオン40.0mg、カルシウムイオン235.2mg、マンガンイオン1.2mg、第一鉄イオン0.2mg、第二鉄イオン0.7mg、フッ素イオン2.1mg、塩素イオン1431mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン556.4mg、炭酸水素イオン156.1mg、炭酸イオン0.1mg、メタケイ酸128.6mg、メタホウ酸52.5mg、遊離二酸化炭素66.5mg、成分総計3.616g10人が参考にしています