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最終更新日:2024年04月25日

「照葉スパリゾート」体験レポート!福岡の人気スパ施設を徹底紹介【完全保存版】 福岡

「照葉スパリゾート」(福岡県福岡市)は、県内でも屈指の人気を誇る温浴施設。「ニフティ温泉 年間ランキング2023」では福岡県総合第3位を獲得し、平日・土日を問わず多くの常連客で賑わっています。

そこで今回は、ニフティ温泉ライターである筆者が現地体験。超人気の岩盤房(岩盤浴)をはじめ、スパ&サウナ・アミューズメント・宿泊施設・グルメ・その他施設まで、多彩なる全貌と魅力を徹底紹介します!

最初に知っておきたい!「照葉スパリゾート」基本事項 

照葉スパリゾートとは

 「照葉スパリゾート」は、博多湾に建設された人工島「アイランドシティ」にある九州最大級の温浴施設です。開業は2015年。種類豊富な岩盤房(岩盤浴)と大浴場はじめ、アミューズメント(娯楽)施設やグルメ等も充実し、「“1日中楽しめる” 福岡の新別天地」をモットーとしています。
 
照葉スパリゾート本店の外観
照葉スパリゾート本店の外観
 
※正確には、照葉スパリゾートは本店(福岡県福岡市東区)と門司店(福岡県北九州市門司区)の2店舗ありますが、今回は本店についてご紹介します。

スパコースとスパリゾートコースの違い

 日帰り利用の場合、スパコースとスパリゾートコースの2種類があり、1階にある受付機にていずれかを選択します。
 
フロント。画像提供:照葉スパリゾート
 
筆者のおすすめは「スパリゾートコース」。スパコースは基本的に大浴場・サウナ利用のみであり、スパリゾートコースは上記に加え、岩盤房や多くのアミューズメントが利用可能なためです。
結論を先に言ってしまうと、照葉スパリゾートは岩盤房をはじめとした多種多彩な癒やしスポットが最大の魅力最低でも半日、できれば一日かけてゆったり楽しみたい施設なのです。
 
一方で、どうしても時間がとれない方や短時間でスカッと汗を流したい方は、スパコースがおすすめです。
 

初めての方は、館内図をいただこう

館内図 ※実際に利用者が頂けるのは白黒コピーのものです。画像提供:照葉スパリゾート
 
また照葉スパリゾートは、本館と別館を合わせると延べ床面積が約10,000平方メートルもある巨大施設。初めての方は、自分がどこにいるか分からなくなるかもしれません。そういった場合は、1階フロントで館内図(フロアガイド)をいただき、それを片手に目的の場所へ移動した方が良いでしょう。

超人気の岩盤房(岩盤浴)の全貌

低温の岩盤浴
低温の岩盤浴。窓が大きく取られ、街並みを広く見渡せます。
 
まずは、別名“美彩汗房”と呼ばれる「岩盤房」(岩盤浴)からご紹介します。本館3階と4階の2フロアにまたがり、名称があるだけで8つの岩盤浴と、別に冷房室が1箇所有ります。
以下、順を追って全ての岩盤房をご紹介しますね!
 

灼熱洞(しゃくねつどう):3階

灼熱洞
灼熱洞
 
三島溶岩(静岡県三島市)を使用したワイルドな風貌が印象的。概ね70度台に設定され、照葉スパリゾートでは最も高温の岩盤房です。
 
「灼熱洞」で特に注目すべきは毎週土曜と日曜の14時からロウリュサービスを実施している点。スタッフの掛け声と利用者の手拍子が相まって気分が高まり、うちわで扇がれた熱波を浴びると、スカッと汗が噴き出てきます。ストレスを解消されたい方には特におすすめでしょう!
 

蒼の洞窟(あおのどうくつ):3階

蒼の洞窟 
蒼の洞窟
 
文字通り、洞窟風の佇まいを持つ岩盤房。時折、蒼い光の筋が室内に広がり、神秘的かつ荘厳な雰囲気に包まれます。スチーム効果のせいで室温以上に熱めに感じ、新陳代謝の促進などが期待できます。

美煌彩洞(びこうさいどう):3階

美煌彩洞
美煌彩洞
 
岩盤房の中では最も広く、体に合わせて沈む玉砂利と全身に密着するプレートの2種類が用意されています。特に玉砂利の岩盤浴は体のツボを絶妙に刺激して、心地良く岩盤浴を楽しめます。
 

紫瞬石洞(アメジストどう):3階

紫瞬石洞
 
アメジストとは、鉄分が混じり紫色に輝く水晶のこと。「紫瞬石洞」ではアメジストの原石が壁に埋め込まれている点に注目。疲れた心に癒やしを与え、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。
 

汗蒸幕(はんじゅんまく):3階

汗蒸幕
汗蒸幕
 
天井に輝く星空に癒やされる岩盤房。円形の空間内で遠赤外線が反射しあうことで、デトックス効果が期待できます。
 

メノウ足湯:3階

メノウ足湯
メノウ足湯
 
メノウ石はネガティブなエネルギーを浄化し、心身のバランスを整えるとされるパワーストーン。敷かれたメノウ石に足を沈み込めるとジンワリと熱が伝わり、読書でもしながらゆったりとリフレッシュできます。
 

銀氷洞(ぎんひょうどう):3階

銀氷洞
銀氷洞
 
灼熱洞を除く岩盤房は概ね50度前後に調整されていますが、長時間利用すると体力を消耗します。そういった場合は、冷房室である「銀氷洞」でクールダウンしましょう!
 
特にスワロフスキークリスタルを贅沢に使ったシャンデリアは、見た目も涼しげ! 身も心もリセットされます。
 

光読洞(こうどくどう):4階

光読洞
光読洞
 
光読洞は、2019年に追加新設された低温の岩盤房です。低温であるために本やスマホの持ち込み自由で、間仕切りのあるブース席にはUSB端子とコンセントを完備。また、アイランドシティの街並みを一望できる点にも注目。優雅な気分で岩盤浴を楽しめます。
 
また、別室には通常の岩盤房も設置され、展望岩盤房と交互利用がおすすめです。
 

塩麗洞(えんれいどう):4階

塩麗洞
塩麗洞

塩麗洞は女性専用の岩盤房。壁面に埋め込まれた岩塩が印象的な空間で、リラックス効果や疲労回復だけでなく、アンチエイジングや美肌効果が期待されると言われています。

スパ&サウナの全貌

 続いて、2階部分にあるスパ&サウナエリアをご紹介しますね!
※以下の画像は男性浴室ですが、造りは左右対称ながらも男女ほぼ同様です。
 

内風呂:2階

高濃度炭酸泉
高濃度炭酸泉。画像右手前は炭酸電気風呂
 
内風呂でまず注目したいのが「高濃度炭酸泉」。浸かってしばらくすると全身アワアワになります。炭酸泉は体に負担を掛けずに血行を促進する効果があり、体温強(37度前後)の温めに設定されていることもあり、ジンワリと体を温めてくれます
 
さらには、全国的にも数少ない「炭酸電気風呂」も設置。浴槽内に段差を設けて腰用と肩用の2種類があり、お好みで使い分けられる点が嬉しい限りです。
 
香り湯
香り湯
 
また、季節毎に入れ替わる「香り湯」にも注目。筆者利用時は「酒粕風呂」になっており、ほんのりと感じられる日本酒の甘い香りが不思議と癒やされました。
※酒粕風呂の期間:2024年4月13日~5月12日まで
 
ジェットバス
ジェットバス
 
また、エステ ・ スーパージェット ・ マグナムと3種類あるジェットバスも見逃せません。いずれもジェットの圧は強めで、気になる部分に当て続けると痩身効果も期待できそうです!
 

露天風呂:2階

岩風呂 
岩風呂
 
露天風呂へ行ってみると、まず目につくのが岩風呂。ビルの屋上にあるにもかかわらず、まるで山奥の温泉地へ来たかのような風情に驚かされます。岩風呂の一部も電気風呂が設置され、こちらも腰用・肩用と分かれています。
 
美泡風呂
美泡風呂
 
また露天風呂で特に注目したいのが「美泡風呂」。軽石から出る微細な気泡が、毛穴の奥の汚れを落としてくれます。内湯の高濃度炭酸泉とは似て異なるもので、美泡風呂はクレンジング効果に優れ、浴後はサラサラお肌へと導いてくれました。
 
寝湯
寝湯
 
寝湯は横たわって利用するため、リラックス効果に優れます。
 
陶器風呂
陶器風呂。写真左奥2つは陶器美肌風呂
 
陶器風呂は全5つ(女湯は全4つ)。うち2つは陶器美肌風呂であり、独り占めでバブル湯を楽しめます。
 

サウナ&水風呂:2階

サウナは、高温サウナ・低温の塩サウナ・ハーブサウナの全3種類あります。
 
高温サウナ
高温サウナ
 
高温サウナは、全7段あるスタジアム式サウナ。上段へ行くほど温度が上がるので、体調やお好みに応じて利用しましょう。
 
 塩サウナ
塩サウナ
 
塩サウナは、部屋中央に設置された塩を手に取り、体全身にうっすらと万遍無く塗り付けます。塩分の効果によって発汗を促進するだけでなく、保湿作用や洗浄作用によってしっとりスベスベ美肌へと導いてくれます。
 
ハーブサウナ 画像提供:照葉スパリゾート
 
ハーブサウナでは、比較的低温ながらもスチームが発汗を促進。また、ハーブの香りが癒しを増大させ、リラックス効果も期待できます。
 
水風呂
水風呂
 
水風呂は2種類。15度前後のキンキンに冷えた水風呂と、25度前後のぬるめの水風呂をお好みで選べます。ちなみに筆者は冷たすぎる水風呂が苦手な方なので、25度の水風呂でゆったりと癒やされました。冷たすぎない水風呂を設置している温浴施設は意外に少なく、両方セレクト可能な点は貴重と言えるでしょう。

アミューズメントの全貌(本館エリア)

“ととのう”を実行するのに欠かせない要素である「休息」。照葉スパリゾートの大きな特徴のひとつは、アミューズメント(娯楽)施設の充実ぶりです。
 

コミックコーナー:3階

コミックコーナー
コミックコーナー

約3万冊のコミックや雑誌がズラリと並び、子供から大人まで多彩なジャンルの本が選べます。
 

くつろぎスペース(スパリゾートコース専用エリア):3階

くつろぎスペース
くつろぎスペース(スパリゾートコース専用)

中央には大画面のテレビが設置。カーペットの上にビーズクッションが適宜配置され、寝っ転がりながら休憩できます。筆者はコミックコーナーで好みの漫画を探して、くつろぎスペースでまったりと読書を楽しみました(笑)
 

リクライナー:3階

リクライナー
リクライナー
 
また、くつろぎラウンジの隣にはリクライナー席もあります。個々にテレビも設置しているので、ゆったりとプライベートタイムを満喫できます。
 

オーシャンラウンジ:3階

オーシャンラウンジ
オーシャンラウンジ
 
リクライナーの奥には、南国チックなオーシャンラウンジも設置。ゆったりソファーに寝そべって、プチリゾート気分を楽しめます。
 

プライベートスペース:3階

プライベートスペース
プライベートスペース
 
プライベートスペースでは、USB端子とコンセント付のデスクを設置。その一部にはパソコンも備え付けられているので、特にビジネス利用の方には嬉しいサービスでしょう。
 

くつろぎスペース(スパコース・スパリゾートコース共用エリア):2階

くつろぎスペース(共用) 画像提供:照葉スパリゾート
 
2階には、スパコース・スパリゾートコース共に利用可能なくつろぎスペースがあります。スパ&サウナと同じフロアにあるので、お風呂上がりの休憩にピッタリでしょう。
 

ゲームコーナー:1階

ゲームコーナー
ゲームコーナー
 
また、1階フロント近くにはゲームコーナーも設置。大人から子供まで楽しく遊べます。
スパコース・スパリゾートコース共に利用可能です。

アミューズメントの全貌(別館エリア)

 また、宿泊施設が付帯する別館にもアミューズメント施設があります。

テラス(足湯):3階

テラス(足湯)
テラス(足湯)
 
テラスには足湯が設置。アイランドシティを広く見渡せ、開放的な気分に浸れます。実は、海に面したコンテナターミナルに1体だけキリンの模様をしたクレーンがあり、探してみるのも一興ですよ!
 

ハニカムラウンジ:3階

ハニカムラウンジ
ハニカムラウンジ
 
ハチの巣をイメージしたとされるプライベート型休憩スペース。大人も楽しめますが、形状がユニークなので、どちらかと言えば子供に喜ばれそうです。
 

キッズ&ファミリースペース:4階

キッズ&ファミリースペース
リクナイナー付きのくつろぎスペース
キッズ&ファミリースペース

4階には、リクナイナー付きのくつろぎスペースを設置。コミック類もあるので、大人から子供まで幅広く楽しめます。
 

トレーニング T-FIT:2階

トレーニング T-FIT
トレーニング T-FIT
 
2階には「トレーニング T-FIT」と呼ばれるトレーニングルームがあり、ランニングマシンとフィットネスバイクが設置されています。筆者もチャレンジしてみましたが、普段の運動不足解消にピッタリ! 入浴前に軽く汗をかくのも良いでしょう。

ホテルのお部屋もチェック!

照葉スパリゾートには、ホテルも併設されています。宿泊するとスパリゾートコースがセットで付くので、遠方から利用される方にはおすすめです。

ツインルーム 
ツインルーム

ファミリールーム
ファミリールーム

ダブルルーム
ダブルルーム
 
客室の種類は、ツインルーム・ファミリールーム・ダブルルームの3種類。家族連れやカップル・親しい仲間同士など、目的に応じてお好みの客室を選べる点が嬉しい限りです。

ランチ実食レポート:テリモア(別館3階)

テリモアの料理の一例。画像提供:照葉スパリゾート

 温浴施設やアミューズメントで沢山リフレッシュした後は、やっぱりお腹を満たしたくなるもの。施設内には複数の食事処がありますが、今回は「フードダイニング テリモア」でランチを頂きました。
※以下、テリモアと略します。
 
テリモアの館内
テリモアの館内
 
ちなみにテリモアは、ホテル宿泊した際の朝食会場にもなります。メニューは王道の定食~麺類、おしゃれな女子向きのセットメニューまで多彩ですが、今回は「ランチキーマ」というキーマカレー付きのランチを頂きました。
 
ランチキーマ
ランチキーマ
 
キーマは辛すぎず甘すぎず、絶妙の辛さ加減。カリッと焼かれたサッパリ味の鶏肉との相性抜群です。お好きなスイーツとソフトドリング(筆者はプリンとアイスティーを選択)もセット料金に含まれており、大変美味しくいただけました。
 
ビッグドームハウス
ビッグドームハウス
 
また、レストラン奥には「ビッグドームハウス」と呼ばれるくつろぎスペースもあり、食後の休憩にピッタリです!

まだまだある!その他施設

照葉スパリゾートでは、他にも付帯施設があります。簡単にそれらをご紹介しますね!
 

御膳屋:2階

御膳屋
御膳屋
 
福岡市内で複数展開し、新鮮な魚介類を堪能できる「御膳屋グループ」。居酒屋メニューだけでなく、ランチやファミリー向け・キッズ向けメニューも充実しています。
 

博多王将:1階

博多王将
博多王将
 
リーズナブルに福岡の中華料理を楽しめる「博多王将」。餃子やエビチリなどの定番の単品からセットメニューまで品数も豊富です。
 

パン・ド・クルール:1階

パン・ド・クルール
パン・ド・クルール
 
「パン・ド・クルール」は、照葉スパリゾート玄関横にある手作りパン屋さん。食パンから菓子パンまでメニュー豊富ですが、ちょっぴりモチモチした柔らかな食感が特徴です。
 

スパリラク:2階

スパリラク
スパリラク
 
ボディケア・エステ・タイ古式・アカスリなど多彩なメニューを持つ総合エステサロン。美を求める女性におすすめです。
 

松村鍼灸整体療院 5Gyou:2階

松村鍼灸整体療院 5Gyou
松村鍼灸整体療院 5Gyou
 
通常のマッサージをはじめ、足つぼマッサージ・鍼・美容鍼など、要望に応じて様々なリラクゼーションを求められます。

「照葉スパリゾート」の楽しみ方

以上、「照葉スパリゾート 本店」を現地体験し、詳細にレポートさせて頂きました。

本文最初でも申しましたが、岩盤房をはじめとした多種多様な癒やしスポットを満喫できる点が、照葉スパリゾート最大の特徴。半日でもあっという間で、一日滞在しても全く飽きずに満喫できました!

光読洞(4階の展望岩盤房)
光読洞(4階の展望岩盤房)
 
施設を利用する順番に決まりはありませんが、筆者的には岩盤房→スパ&サウナ→アミューズメント施設、といった順番で巡るのがおすすめ。岩盤房やサウナでしっかりと汗をかき、お風呂でサッパリと汗を流す。その後はお気に入りのアミューズメントでたっぷりと癒やされる。その間に適宜グルメを挟むと、より充実して過ごせるでしょう。
 
女性露天風呂
女性露天風呂
 
とはいえ、楽しみ方は人それぞれ。自身の目的に合った癒しを存分に堪能して下さいね!
 

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この記事を書いたライター
権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

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