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作成日:2024年05月10日

温泉の入り方ガイド!入浴時のステップや守るべきマナー、楽しみ方を解説 全国

温泉の入り方やマナーを外国人に聞かれた際、きちんと説明できる人は少ないかもしれません。私たちにとっては当たり前のマナーであっても、外国人にとっては未知の事も多いのが日本の温泉です。

この記事では、温泉の入る順番や守るべきマナー、楽しみ方を解説します。
温泉文化を体験してもらいつつ、適切な入り方で心身をリフレッシュしてもらいましょう。

温泉に入る際のステップ5つ

温泉に入る際のステップ5つ

温泉の上手な入浴方法を5つのステップに分けて解説します。

ステップ1:入浴前に水分を補給する

入浴前にコップ1杯程度の水分を補給しましょう。入浴中は発汗などによって体内の水分が不足しやすくなります。脱水症状や湯あたり防止のためにも、こまめな水分摂取が大切です。
水以外にも、スポーツ飲料やビタミンCが入りのドリンクもOKです。ただし、アルコール類は避けてください。

テップ2:かけ湯をしてから湯船に入る

次は、かけ湯をしてお風呂に入ります。かけ湯の目的は、体についた汚れを流し、汚れをお風呂の中に持ち込まないことと、お湯の熱さや温泉の成分に体を慣らすことの2点。
かけ湯は、心臓に遠い「足先」から始め、少しずつ何度かにわけてお湯をかけていくのがポイントです。かけ湯を十分に行い、温泉に入りましょう。

ステップ3:入浴してから体を洗う

温泉に入って、体をゆっくりと温めます。十分に温まったら、体を洗っていきます。頭から順番に体を洗っていくと、効率よく進められます。この時にメイクも落としておくといいですよ。
温泉の成分により肌の角質や毛穴の汚れもするりと落ちやすく、温泉効果を感じられるでしょう。

入浴前に体を洗うと温泉の成分が肌に刺激を与えてしまう場合があるため、十分にかけ湯をして入浴し、そのあとに優しく体を洗います。一度入浴すれば肌が慣れて、再度入浴する時にも刺激を受けにくくなりますよ。

ステップ4:上がり湯(シャワー等で体を洗い流すこと)をせずに出る

シャワーで体を洗い流さず、そのまま温泉から上がるのがポイントです。上がり湯をしてしまうと、肌の保湿に効果がある温泉成分が洗い流されてしまうため、上がり湯はしないほうが賢明です。ただし、肌への刺激が強い泉質の場合は、シャワーで洗い流すようにしましょう。

ステップ5:入浴後に改めて水分を補給する

最後に、2回目の水分補給をしましょう。入浴後は300〜500ml程度の発汗していると言われています。
つまり、体の水分は失われている状態なので、入浴前に飲んだ水分量だけでは足りません。脱水症状の防止のためにも、意識して水分を摂るようにしましょう。

温泉入浴におけるマナー8つ

温泉入浴におけるマナー8つ

ここでは、温泉入浴における定番のマナーを紹介します。
様々な方が気持ちよく過ごせるよう、思いやりをもって温泉を楽しみましょう。

マナーその1:浴場・脱衣所ではスマホは使わない

浴場や脱衣所内でスマートフォンや携帯電話を使わないのはマナーの1つです。カメラ付きの携帯電話を持ってうろうろしていると、盗撮しているのではと心配する人もいます。
無用なトラブルを避け、利用者同士が快適に温泉を楽しめるように心がけましょう。

マナーその2:浴室内では静かに過ごす

温泉は、心を落ち着けてゆっくりと過ごしたいと思って利用する人が多い場所です。そのため浴室内で大声ではしゃいだり、話したりすると、迷惑と感じる人もいます。
家族や友人との会話は、脱衣所やロビーで行いましょう。浴室内で静かに過ごすと、温泉本来の雰囲気が味わえ、リラックスできますよ。

マナーその3:目立つ汚れを落としてから温泉に入る

温泉に入る前に、身体の目立つ汚れや化粧品は落としておくのはマナーの1つです。そのまま温泉に入ると、湯船に汚れが広がってしまい、ほかの利用者に不快感を与える場合も。

例えば、しっかりメイクしている場合は洗面所でクレンジングしてから入ると安心です。夏場など汗をかいている場合は入浴前にかけ湯をして汗を流しましょう。
利用者がお互いに気持ちよく楽しむためのマナーと考えられるといいですね。

マナーその4:温泉に髪が浸からないようにする

入浴中は、お湯の中に髪の毛が浸らないように髪を結ぶことをおすすめします。髪の毛についたコンディショナーやシャンプー、汚れなどが温泉に混じらないようにするためです。
特に、髪の長い女性は髪を高めの位置でまとめるか、ヘアキャップの利用が望ましいでしょう。髪の長い男性の人も同様です。

脱衣所にヘアゴムやシャワーキャップを用意している温泉も多いので、そちらも活用しましょう。

マナーその5:湯船にタオルを浸けない

湯船にタオルを浸けないことも温泉マナーの1つです。タオルの繊維くずや、タオルに付着した石鹸カスなどが湯船を汚してしまう原因になります。
きれいな温泉に浸かる場のため、不快に感じる人もいるかもしれません。タオルは湯船の外で利用しましょう。

マナーその6:周りに気を付けて体を洗う

体を洗う際は、周りへの配慮が欠かせません。シャワーや石鹸、洗髪料を使う際は、湯しぶきや泡が近くの人にかからないように気をつけてください。周りの人に注意して体を洗いましょう。

マナーその7:使った椅子・桶は洗ってから戻す

浴場から出る際、温泉で使った椅子や桶は、必ずシャワーなどで洗ってから戻すのがマナーです。シャンプーなどの泡や汚れが残ったままにせず、次の利用者が気持ちよく使えるよう配慮しましょう。
また、使った椅子や桶は、元の位置に戻すことも大切なポイントです。

マナーその8:脱衣所に戻る前に体を拭く

浴場から出る際は、手持ちのタオルで体を拭きましょう。温泉の水滴が脱衣所の床に垂れると、ほかの利用者が滑って転倒してしまう可能性があります。
脱衣所に戻る時は、浴場内で体に付いた水分をできる限り拭き取るのがベターです。

温泉を楽しむポイント6つ

温泉を楽しむポイント6つ

温泉に入浴すると、心身ともにリラックスし、幸せな気分になれますよね。
より温泉を楽しむためのポイントを6つ紹介します。

ポイント1:食事の前に入浴する

温泉を楽しむには、食事の前に入浴を済ませておくのがベスト。食後の入浴は、血液循環が悪くなり胃腸の消化・吸収に負担を与えます。
もし食後に入浴する場合は、1時間30分後を目安に入浴するといいでしょう。

ポイント2:温度の低いところで体を慣らす

入浴する際、温度の低いところで体を慣らすこともポイントの1つです。温泉によっては、直接源泉から温泉を引いている浴場もあります。源泉からのお湯は高温なため、湯口の遠い場所から入りましょう。かけ湯後、足先から徐々に全身を慣らしていきます。

ポイント3:濡れたタオルを頭にのせる

温泉に行って、濡れたタオルを頭にのせている人を見かけたことはありませんか。濡れたタオルを頭にのせると、のぼせ防止につながります。内湯や暑い日の露天風呂には水で冷やしたタオル、寒い日の露天風呂はお湯で温めたタオルがおすすめです。

ポイント4:分割湯をする

分割湯とは、入浴中の体の負荷を分散するために短時間の入浴と休憩を繰り返し行う入浴方法です。
温泉に15分続けて入るよりも、5分入浴→休憩→5分入浴→休憩→5分入浴のように分けて入浴する方が、体の芯まで温まりやすくなります。休憩中の水分補給も忘れずに。

ポイント5:温泉と水風呂に交互に入る

温泉と水風呂の交互にする「温泉交互浴」は、温泉効果を高める入浴方法の1つです。
温泉と冷たい水風呂、または冷たいシャワーを交互に利用することで、血流が良くなり、疲労物質の代謝が促されます。その結果、体内の疲労回復が早まり、温泉効果を実感しやすいです。

ただし、体調や持病のある人は、無理なく自分のペースで行うことが大切です。

ポイント6:スキンケアはすぐにする

入浴後は、体が温まり化粧品の成分が吸収されやすい状態になっています。多くの温泉には、肌をなめらかにする成分が含まれているため、温泉成分が残っている間に化粧水や乳液で保湿をすることで、スキンケアの効果を高められます。温泉の美肌効果を最大限に活用しましょう。

温泉の正しい入り方で心身のリフレッシュを

温泉の正しい入り方で心身のリフレッシュを
今回は、温泉の正しい入り方やマナーを紹介しました。

温泉は基本的な入り方やマナーを押さえておけば、誰でも気軽に入れるリラックス施設です。温泉のマナーを守ることで、自分だけではなくほかの利用者も快適に過ごせます。温泉に行って、心も体もリフレッシュしましょう。


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この記事を書いたライター
ほりちゃん
ほりちゃん

宮崎県在住の取材ライター・英日翻訳者。温泉に最低週3回は通う。入浴後のコーヒー牛乳を飲むのが楽しみ。前職では、オウンドメディアや通販運営を担当。九州の素敵な温泉情報をお届けいたします。

介護福祉士,調理師

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