作成日:2024年04月15日
原宿に銭湯「小杉湯原宿」がオープン!チカイチ・銭湯飯など気になるワードとともに、その魅力を徹底解説! 全国
2024年4月17日、神宮交差点に新しい商業施設「ハラカド」が開業します。特に注目されているのが地下1階フロアの銭湯「小杉湯原宿」を中心とした街「チカイチ」。
さらに5階・6階の飲食店フロアには湯上りに利用したい“銭湯飯”も登場。オープン前内覧会に参加し、今までにない新しい銭湯の楽しみ方を徹底調査してきました。
さらに5階・6階の飲食店フロアには湯上りに利用したい“銭湯飯”も登場。オープン前内覧会に参加し、今までにない新しい銭湯の楽しみ方を徹底調査してきました。
東急プラザ原宿「ハラカド」とは?
表参道と明治通りが交差する神宮交差点エリアに4月17日オープンする「ハラカド」。地下1階から7階の屋上テラスまで全75店舗が入った新しい複合施設です。
単なる商業テナントが集まった施設ではなく、クリエイターを育成・支援・共存するプラットフォームがあったり、体験型メディアを展開したりと、常に時代の最先端を歩み情報発信を行っている原宿らしい施設です。
緑が多く開放的なテラスは、まるで天空に浮かぶ森のよう。ここが都心だという事を忘れさせてくれそうな落ち着いた空間です。
高円寺の人気銭湯が「小杉湯原宿」としてオープン
小杉湯の想い「100年続く“街の銭湯”をつくる」
3代目を引き継ぎ、8年目となる平松祐介さん
そんなハラカドで注目されているのが地下1階にオープンする「小杉湯原宿」です。
昭和8年高円寺に創業し、91年間営業を続けてきた小杉湯。
昔ながらの宮造りの建物とともに小杉湯の歴史と文化を守り続けてきたそうです。
もうすぐ100年を迎えるわけですが、今のままでは財務的に続けていくのは難しいと考え、次の100年に繋げるための新たな挑戦として、3代目店主の平松祐介さんはハラカドでの小杉湯2店舗目の開業を決めたそうです。
「やりたいことはビジネスではなく、文化そのものに価値があることを証明すること」
この言葉を聞くだけで、小杉湯原宿に通いたくなりますね。
東京メトロ千代田線・副都心線の7番出口から出ると、小杉湯原宿の大きな暖簾がかかっています。
昔ながらの銭湯を楽しもう!
実際に小杉湯原宿の中を見学してみました。高円寺の小杉湯とほとんど変わらない作りになっているそうです。
まずは番台で入浴料を払います。なんと大人520円!(中人200円、小人100円)
これは東京都浴場組合と同じ値段だそうです。その他公衆浴場なので、入浴料は自由に決められますが、地元の人が気軽に利用できるよう同じ値段にしているそうです。
原宿のど真ん中で520円は安い!
下駄箱に靴をいれたら脱衣所へ。ロッカーは下の方には大きめサイズのロッカーがありました。
扉裏の小物入れが便利。
男女ともトイレにベビーベッドが設置されています。
パウダースペースのドライヤーは20円で3分使用可能。花王の製品は無料で使えます。
さてさて、中はどうなっているのでしょう。
ドアを開けると地下とは思えない明るいスペース。小杉湯は白にこだわっているそうです。
通常温浴施設では湯垢が目立たないよう、色がついた床や壁にするところが多いそうですが、小杉湯は営業時間の前に4時間、営業終了後は2時間かけて掃除をし、白を保っているそうです。
やっぱり白って清潔感ありますよね。
富士山の銭湯絵も迫力!通常は天井の上部の方に描かれるため、こんな間近で見ることはないのだけど、ビルの地下ということで天井の高さがあまりないので、目の前で見ることができます。
銭湯絵師中島盛夫さんの作品をじっくり見られるなんて貴重な体験!
浴槽は高円寺でも人気のミルク風呂。
初代から引き継がれている、3つの保湿成分(ワセリン、ミツロウ、ミネラルオイル)を配合した優しいミルクの香りがする伝統のお湯です。
あつ湯はジェットバスになっています。
20度前後の水風呂
他には44度のあつ湯と水風呂があり温冷交互浴ができます。お湯は軟水器を使用した肌や髪の毛にに優しいお湯。
2〜3人ほど座れる内気浴スペースもあります。
「サウナは作らず湯船で勝負します!」とのことで、お話を聞いていて何度も「かっこいい~!」と心の中で叫んでしまいました。
シャワーと洗い場は男女ともにそれぞれ9つ。シャワーは昔ながらの固定式ですが、一部普通のシャワーヘッドもあります。バスアメニティは用意されているので、手ぶらでふらりと利用できるのが嬉しい。
本当に昔ながらの銭湯で、湯船に浸かっているとここが原宿のど真ん中の地下ということを忘れてしまいそうです。
原宿という場所がら、国内外の観光客がターゲットと思われがちですが、小杉湯原宿が目指すのはあくまでの「まちの銭湯」。近所に住んでいる人たちに気軽に利用してもらいたいのだそうです。
なんだかとっても落ち着くのは、そんな想いが込められているからなのでしょうね。
チカイチがもっと銭湯を楽しくする!
小杉湯原宿を中心に地下1階フロアに広がる街が「チカイチ」です。チカイチパートナーとして、花王、アンダーアーマー、サッポロビール、MYTREX(マイトレックス)が参加。
チカイチのコンセプトは「素のまま、そのまま」。各企業の本質や価値観といった素に出会い、体験を楽しめる場所です。
花王は原点ともいえる清潔・清浄文化が体験できるよう、小杉湯原宿内にBIOREやサクセスなど花王製品を設置。無料で試すことができます。個人的には新ヘアケアブランド「melt(メルト)」がとっても気になりました。
また、ブースでは初代花王石鹸が展示されているほかに、140年間で作られた花王石鹸の包装紙を見ることができます。石鹸を購入すると、その包装紙で包んでもらえるんですよ。
今後もチカイチでしか体験できない特別な企画を予定しているとのことで楽しみです。
アンダーアーマーは、誰でも利用できるランニングステーションとストレッチスペースを提供。利用する人は番台で申し込んでください。ウエアやシューズのレンタルも行うそうです。
サッポロビールでは黒ラベルをサーバーからジョッキに注いでくれます。これがおいしいんですよね!
銭湯を利用しなくてもビールだけ飲みに来るのもOKだそうです。
美容健康家電のMYTREXでは、ヘッドマッサージャーや美顔器が無料で利用できます。こちらも番台で申し込んでください。
いろんな方向に動いて頭皮をマッサージするMYTREXのヘッドマッサージャー
他にも洗い場にMYTREXのシャワーヘッドを2台設置。“浴びるエステ”と言われている画期的なシャワーヘッドを試せるチャンスです。
チカイチなら、ランニングを楽しんだ後、銭湯で最新美容機器とバスアメニティでサッパリ汗を流し、冷たいビールで喉を潤す!全部できちゃいます。
銭湯だけど銭湯じゃない。進化した銭湯体験ができますね。
<営業時間>
・チカイチ全体 7:00 ~ 23:00(定休日なし)
・小杉湯原宿 7:00~22:15最終受付
・ランニングステーション 7:00~21:30最終受付
・ビールスタンド 7:00~22:30ラストオーダー
※チカイチは誰でも無料で利用できます。
<小杉湯原宿プレオープン期間の利用について>
小杉湯原宿は4月17日~5月12日までの約1ヶ月間は、原宿地域(渋谷区神宮前1丁目〜6丁目エリア)にお住まいの方、または、勤務地のある方に限定して先行開業を実施いたします。プレオープン期間の営業時間は7:00~12:00・18:00~23:00です。
5月13日以降の本開業の詳細は4月末頃に公式ホームページなどで公開予定です。
「ハラカド 銭湯飯」でお腹も満足
お風呂の後はお腹が空きますよね…
ハラカドの5階・6階は、屋上テラスもあわせてと23店舗の飲食店が入っています。中には小杉湯原宿とコラボした、銭湯後に食べたい「銭湯飯」を用意しているお店もあります。
胃袋の限界まで試食した銭湯飯突撃レポートを最後にお届けします!
居酒屋 スタンドジャンプ
5階「居酒屋 スタンドジャンプ」の銭湯飯。
これは銭湯帰りに見かけたら、フラフラと立ち寄ってしまうでしょう。
もつ煮、焼き鳥(2本)、冷奴、モロキュー、冷やしトマトに生ビール(もしくはサワーかお茶ハイ)がセットで1,500円!しかも、この日はマシンの故障でできませんでしたが、普段は背負ったビールサーバーを直接コップに注いでくれるそうですよ!これ、1杯じゃ終わらなさそう。
TOKYO MEAT酒場
こちらも5階にある「TOKYO MEAT酒場」。
銭湯飯は「旬のおばんざん4種盛合せ」を1,000円で提供。季節や仕入れによって変わるそうですが、この日はカンパチのブレザオラ(生ハム)、アプリコットとゴルゴンゾーラのブルスケッタ、フルーツトマトとガリのマリネ、ひと口カツレツ。
東京イタリアンというジャンルのお店らしく、どれもオシャレ。ここでは冷たく冷やした白ワインと一緒にいただきたいです。
da pai dang105
台湾の夜市をイメージした「da pai dang105」店の銭湯飯は、熱々の小籠包と台湾ビールのセット(1,080円)。
迂闊にかじりつくと肉汁が飛び出して火傷してしまうほどジューシー。気を付けて食べてくださいね。お店の人に言うと紙エプロンももらえます。
他にも、「紫金飯店」では麻婆丼、麻婆麺など麻婆豆腐メニュー、「原宿牡蠣屋 TokyoSeafood」では海鮮盛を銭湯飯として用意するそうです。
銭湯飯がないお店もありますが、銭湯飯は絶対お得なので「銭湯飯ありますか?」とお店で尋ねてみてくださいね。
まぐろ問屋 恵み
さらに小杉湯原宿を利用してクーポンをもらうと、5月中「まぐろ問屋 恵み」では、お寿司のセットが無料でもらえるそうです。
なにやら楽しい催しがいろいろ用意されているようで、ワクワクします。
※価格・サービスはオープン前の情報のため、変更となる場合もあります
「the TAG by 青果堂 fruitsparlor」のパフェとドリンク
6階にはオシャレなパフェやドリンクのお店もあって、デートにも使えそうです。映画「ローマの休日」でアン王女が食べていた「Giolitti(ジョリッティ)」のアイスも6階にオープンしますよ。
原宿はしばらく出かけていないな~という人も、銭湯&銭湯飯を楽しみにハラカドに出かけてみませんか?
関連タグ