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作成日:2024年04月05日

バスタオルのサイズの選び方って?サイズ以外に素材・織り方をチェック! 全国

お風呂上がりに体を拭くバスタオルは、実はサイズや素材、織り方のバリエーションが豊富で、それぞれに適した使い道や肌触りの違いがあります。
この記事では、バスタオルの大きさや生地、織り方の種類にどんなものがあるか、どんな用途に向いているかなど、選び方のポイントをまとめて解説。バスタオルの寿命の見分け方や、長持ちさせる方法も紹介します。バスタオル選びや、お手入れのヒントにしてくださいね!

バスタオルをサイズで選ぶ

バスタオルをサイズで選ぶ
バスタオルには、標準的とされるサイズのほかに、小さめや大きめに作られているものがあります。好みや使い道に応じて選びましょう。

一般的な標準のバスタオルのサイズ

最も一般的なバスタオルのサイズは、幅×長さが60cm×120cm~70cm×130cm。「湯上がりタオル」と呼ばれる、お風呂上がりの体や髪を拭くのに扱いやすい標準的な大きさです。赤ちゃんのおくるみやタオルケット代わりとしても、使いやすいサイズです。

バスタオルのスタンダードともいえるサイズで市販されている数が多く、さまざまな素材や色柄、デザインから選べるのも魅力です。バスタオル用の収納も、この標準サイズに合わせて作られていることが多いです。

小さめなバスタオルのサイズ

標準的なサイズより小さい50cm×100cm程度のバスタオルは、「スモールバスタオル」「ミニバスタオル」などと呼ばれています。バスタオルとしては小ぶりですが、フェイスタオルよりはひと回り大きく、全身を十分拭けるサイズです。

サイズが小さい分、かさばらないのが最大の魅力。スポーツジムや旅行へのバッグの中で場所を取らず、洗濯機の中でも省スペースで、乾燥もスピーディー。干すときも、通常サイズのバスタオル2枚分のスペースに、小さめサイズなら3枚干すことができます。収納でもよりコンパクトに収まるなど、使いやすさでの利点が盛りだくさんです。

大判のバスタオルのサイズ

大きめのバスタオルのサイズは、80cm×150cm~100cm×200cm程度。「大判バスタオル」のほか、「ワイドバスタオル」「ジャンボバスタオル」などと呼ばれることもあります。大人の体をしっかり包み込める大きさで、お風呂上がりに親子2人分の体を拭くにも十分なサイズです。

体を拭くためだけではなく、ブランケットやタオルケットとして体にかけたり、レジャー時の敷物にしたりと多目的に使用できるのも、大きめバスタオルの魅力。プールや海で使う「ビーチタオル」「リゾートタオル」、スポーツ時に椅子の座面と背もたれにかける「ベンチタオル」として用いられることが多いのも、この大判サイズのバスタオルです。

バスタオルを素材で選ぶ

バスタオルを素材で選ぶ
バスタオルに使われる素材には、綿や麻といった天然素材のほか、最近は合成繊維のマイクロファイバーも増えています。それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

コットン素材のバスタオル

バスタオルをはじめタオルに使われる代表的な素材といえば、綿(コットン)。糸の中心部分が空洞になっていて、水分をしっかり吸い取ることができます。繊維の先端が丸く表面がなめらかなので、肌触りもチクチクせず柔らか。耐久性も高く、タオルに必要な要素がバランスよく兼ね備えられた素材です。

自然に由来する素材で、環境にやさしい点も魅力のひとつ。インド綿、エジプト綿、アメリカンコットン、オーガニックコットンなどさまざまな種類があり、織り方によってふんわり・やわらかなど多様な味わいを楽しめます。他の繊維に比べて乾くのにやや時間がかかるのが、デメリットです。

リネン素材のバスタオル

麻は綿と並んで、タオルに使われる代表的な天然素材。麻には「亜麻(あま/リネン)」と「苧麻(ちょま/ラミー)」があり、タオルには主にリネンが用いられます。繊維組織が中空構造で吸水力が抜群によく、他の繊維に比べて水分を素早く発散するため速乾性にも優れています。麻の繊維にはゴムのような特性があり、しなやかで柔らかな肌触りです。

軽くてかさばらず、持ち運びしやすいのも魅力。汚れが繊維の中に入り込みにくいうえに、濡れると強度が増し、洗濯を繰り返しても生地がやせにくいという特徴があります。洗濯でシワが付きやすいのがデメリットですが、干すときにしっかり伸ばすことで、ある程度防ぐことができます。

マイクロファイバー素材のバスタオル

ポリエステルやナイロンなどの化学繊維で織られた合成繊維が、マイクロファイバー。マイクロファイバーは日本で開発され、いまや衣類から寝具、掃除用具まで、生活のさまざまな場で活用されている繊維です。

とても細い繊維で、直径は約8マイクロナノメートル、毛髪の1/100程度。断面は三角形が集まった形をしており、表面の細かな隙間に効率よく水分が吸収されるため、サッとなでるだけで水分を吸い取れるほどの吸水力を誇ります。軽く絞って干せば数時間で乾く速乾性と、重くなく扱いやすいのも魅力です。反面、繊維の表面が鋭利で、肌や髪を強くこすると傷めてしまいやすいのがデメリットです。

バスタオルを生地・織り方の種類で選ぶ

バスタオルを生地・織り方の種類で選ぶ
素材の違いだけでなく、生地の織り方によっても、バスタオルの使い心地は変わります。
タオルに使われる代表的な生地と、その織り方を紹介しましょう。

パイル生地のバスタオル

タオルに最も多く使われるのが、パイル生地。繊維をループ状に織ったもので、タオルならではのフワフワの肌触りや弾力、水分吸収力を楽しめます。タオルのほか、バスローブやスポーツタオルなどにも使われる織り方です。

パイルの長さによって、短いものは「ショートパイル」、長いものは「ロングパイル」と呼ばれます。ショートパイルはやや硬めの肌触りで、パイルが抜けにくく、洗濯回数を重ねても風合いが変わりにくいのが特徴。ロングパイルはよりふんわりとボリュームがある反面、ループの飛び出しや毛羽落ちが起こりやすい面があります。ほかにも、生地の表と裏、両面ともに同じパイルの「並パイル」と、パイルに凹凸をつけて織る「レリーフパイル」という種類があります。

シャーリング生地のバスタオル

シャーリング生地は、パイル生地のループ上部を平らに1/2~1/3程度カットしたもの。ビロードのようになめらかな肌触りで、ツヤがあるのが特徴です。ループ部分をカットしているため引っかかりが少ない反面、吸収力の面ではパイル生地には及びません。

ループ部分のカットの度合いに応じて「半シャーリング」と「全シャーリング」とがあります。繊維の原料に化学繊維が使われているベロアタオルも、シャーリング生地の一種。柔らかい手触りと薄手で軽量、通気性が良く涼しいという特徴から、バスローブやホームウエア、インテリア製品などによく用いられています。

ジャガード生地のバスタオル

あらかじめ染めた糸で複雑に模様を織り込むジャガード織りで作られた生地で、リッチな風合いが特徴です。生地の表と裏に異なる色の糸を使うことで両面で2つの色を楽しめる「毛違い織り」や、パイルの長い部分(上げ)と短い部分(落ち)の組み合わせで柄を表現する「上げ落ち織り」といったバリエーションがあります。

ガーゼパイル生地のバスタオル

縦糸に綿(コットン)、横糸に麻(リネン)を用いて織られた生地。パイルの風合いとガーゼの柔らかさの両方を感じられる肌触りです。吸水性があるうえに通気性も良いため、肌着やハンカチ、赤ちゃんのオムツなどによく使われます。

ワッフル織り生地のバスタオル

焼き菓子のワッフルによく似た、四角いマス型の凹凸を表面に織り出した生地です。表面の凹凸により吸水性や通気性が高められているのに加えて、乾きやすい、肌触りが良い、糸抜けが少ないといった特色もあります。柔らかく軽いため、タオルのほかにもバスローブや子供服などによく使われます。

カールマイヤー織り生地のバスタオル

カールマイヤー織り生地は、パイル糸を基布にからませて織ったもの。パイル抜けがほとんどなく、ほつれにくいのが特徴です。カールマイヤー織りのタオルはしっかりとした厚みと高級感があり、長期間使用するのに適しています。糸を染めてデザインを表現するので色落ちしにくく、タオルケットなどに多く用いられています。

バスタオルの寿命と長持ちさせる洗濯のコツ

バスタオルの寿命と長持ちさせる洗濯のコツ
使っているうちに、少しずつ劣化してしまうバスタオル。どのタイミングで新品に交換するのが適切か、お気に入りのバスタオルを少しでも長く使うための洗濯のコツとあわせて紹介します。

バスタオルの寿命

バスタオルの寿命は、使用状況や洗濯の方法、頻度によって変わります。そのため明確な期限はないのですが、ホテルや旅館などで使われるタオルは、おおよそ30回で新品に交換すると言われています。家庭で使われるバスタオルの交換時期も、洗濯回数で30~40回を超えたあたり、使用期間としては約1年を目安にするとよいでしょう。

とはいえ、洗濯回数をいちいち数えたり、使用期間を気にするのは面倒に感じられるかもしれませんね。そんなときは、肌触りや吸水力、臭いを基準にしてみては。肌触りがゴワゴワになったり、吸水力が落ちたり、洗濯しても臭いが落ちにくくなってきたりしたら、タオル交換のタイミング。生地が薄くなった、カビのような汚れが付いて落ちない、というのも、タオルが寿命を迎えているサインです。

長持ちさせる洗濯のコツ

素材や織り方、色柄を吟味して選んだお気に入りのバスタオルは、少しでも長く使いたいもの。バスタオルの寿命を最大限長くするための、日々の洗濯のコツをお教えします。

■洗濯するときは、ネットに入れて
タオルを洗濯するときはネットに入れると、他の洗濯物との摩擦が減り、毛羽立ちを抑えられれます。洗濯ネット1つにバスタオル1枚、がポイント。洗濯ネットは目の細かいもので、タオルを広げて入れられるくらい大きなものがベストです。

■洗濯機に入れるときは、詰め込み過ぎない
洗濯機にギュウギュウに詰め込むと、タオルや洗濯物がこすれて傷む原因に。洗剤が適切に浸透せず、汚れを落とし切れなくなる可能性もあります。洗濯機の容量いっぱいに詰め込んで洗う必要があるときは、洗濯ネットを利用して、他の洗濯物との摩擦が少なくなるようにしましょう。

■柔軟剤は控えめに
柔軟剤に配合されている成分の影響で、毛羽が抜けやすくなったり、タオルの吸水性が低下したりということがあります。タオルのメーカーによっては柔軟剤の使用を推奨しない場合もあるので、事前にラベルやタグをよく確認しましょう。まだ新しいタオルなのに吸水性が落ちたと感じたら、柔軟剤を控えてみると復活するかもしれません。

■洗い終わったら、すぐに干す
洗濯が終わったタオルは、繊維が寝た状態になっています。そのまま時間をおくと、繊維が寝たままでタオルが固くなる可能性も。濡れている状態が続くことで、細菌が増えやすくなることも考えられます。洗濯機での脱水が終わったら、できるだけ早く干しましょう。

■干すときは、風通しの良い場所で、よく振って
風がよく通る場所を選んで干すと、より短時間で乾かすことができ、雑菌が増えにくくなります。干すときはタオルをバサバサとよく振って、洗濯中に寝てしまったパイルを立ち上げると、乾いたときにより柔らかい肌触りになります。

ポイントを押さえて生活スタイルに合ったバスタオルを見つけよう!

バスタオルの大きさや素材と織り方の選び方、交換時期の見極め方、長持ちさせるためのポイントを紹介しました。ライフスタイルに合ったバスタオルを選んで、長く快適に使ってくださいね!
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この記事を書いたライター
タツエダコ
タツエダコ

関東在住ライター。万年コリコリの首と肩をほぐしてくれる温泉でのひととき(と、その後の一杯)を楽しみに、日々を過ごしています。真冬の寒い夜に、露天風呂で長湯するのが好きです。

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