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作成日:2024年03月29日

長風呂は体に良くない?長風呂のメリット・デメリットと気を付けるポイントを徹底解説! 全国

お風呂に浸かると、気持ち良すぎて長風呂をしてしまうことはありませんか。長風呂は日々の疲れを癒す至福のリラクゼーションである一方、長時間の入浴は体に危険が及ぶ可能性があると言われています。

本記事では、長風呂のメリット・デメリットや健康を損なわずに入浴を楽しむ方法を解説します。長風呂の効果を知って、体も心も喜ぶ入浴タイムを過ごしましょう。

長風呂は身体にいい?入浴で得られる3つの作用

長風呂は身体にいい?入浴で得られる3つの作用
長風呂は身体にいいのでしょうか?
まずはお風呂に入ることで得られる効果を整理しましょう。
入浴では、「温熱作用」「水圧作用」「浮力作用」の3つの物理的作用が働きます。 

  •  温熱作用:入浴すると、体温が上昇し血の巡りがよくなります。血液がスムーズに流れると、老廃物や疲労物質の排出が進み、体がリフレッシュして気分もよくなります。

  •  水圧作用:お風呂の水圧が全身にかかり、下半身にたまった血液が押し流されることで、血行やリンパの流れが改善します。また心臓から血液が一気に放出されると、血量が増え、全身の血液循環も活発になっていきます。 

  •  浮力作用:肩までお湯に浸かると、体が軽くなったように感じたことはありませんか。筋肉や関節に浮力が働くと、副交感神経が優位になりリラックス状態になります。

これらの効果を得られる入浴ですが、では長く入浴する長風呂のメリットとは何でしょうか。

長風呂の効果・メリット

長風呂の効果・メリット
長風呂にはどんな効果が期待できるのでしょうか。ここでは3つ紹介します。

体が芯までしっかり温まる

体が芯までしっかり温まるのは、長風呂のメリットの1つです。
湯船に浸かる時間が長くなれば、体が温まる時間も長くなり代謝が活発になります。
夏はエアコンによる冷えが強い方や冷え性でお悩みの方には、おすすめです。
また、寒い冬の時期は冷えた身体を長風呂で温めるとよく眠れるという方も多いのではないでしょうか。

むくみが緩和される

立ち仕事が多い方やデスクワークの方は、長時間同じ姿勢でいることが多いため足がむくみがちです。
湯船でじっくり体を温めると代謝が良くなり、むくみの悪化を防ぎます。入浴中にマッサージすると、より良いでしょう。
湯船に15分以上浸かっておくと、温熱作用と水圧作用の効果により、むくみが軽減されます。

心理的なリラックス効果

日常の忙しさから離れ、心の休息を得られるのも長風呂のメリットです。
お風呂は個室ですので、ついついリラックスしてしまいますよね。湯船でゆっくり過ごすと、副交感神経が優位になり心理的なリラックス効果が得られます。ストレス解消にも役立つでしょう。

長風呂のデメリット

長風呂のデメリット
先ほど述べたように長風呂には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、5つのデメリットを紹介します。

のぼせてしまう

湯船に長く浸かって、のぼせの状態になったことはないでしょうか。
体はのぼせると、急な血圧上昇が起こり頭痛や動悸の症状を引き起こす要因となります。結果として、お風呂で溺れたり、転倒したりと大事故につながる場合も考えられます。

また湯船から上がるときも注意が必要です。お風呂から立ち上がる際、脳へと流れる血流が少なくなり、一時的にのぼせる場合もあります。貧血の方や自律神経のバランスが乱れている方はのぼせやすく、異変を感じたらすぐ体を休めましょう。

脱水症状を起こす可能性がある

人間は入浴している間も汗を放出しています。そのため入浴時間が長くなると、その分汗をかいてしまい、脱水症状や熱中症を引き起こしやすいです。

脱水症状を防ぐには、入浴前後の水分補給や入浴中のペットボトルの水を持ち込みなど、いつでも水分補給ができる環境をととのえることが重要です。
こまめに水分を補給し、脱水症状を起こさないように気をつけたいですね。

肌が乾燥しやすくなる

過度な入浴は、肌の保湿成分を洗い流し、肌の保湿機能を低下させ乾燥しやすくします。
乾燥を防ぐには、お風呂上がりの保湿ケアと保湿成分が入った入浴剤の利用がおすすめです。
肌が弱いアトピー性皮膚炎や乾燥性敏感肌の人は、入浴後の迅速な保湿ケアが有効です。

心臓や肺へ負担がかかる

長時間の入浴は、心臓への負担増大と血圧の上昇が生じるため15分程度の短時間入浴を目指しましょう。
また中でも心臓病や循環器の弱い人、体が疲れている人は負担が大きくなりがちです。

心臓や肺への負担を少なくするには、半身浴がベストです。全身浴に比べて水圧が少なく、心臓や肺への負担も楽ですよ。

寝つきが悪くなる

寝つきが悪くなるのも長風呂の大きなデメリットです。
42℃を超える熱い湯船に長く入ると、交感神経が活発になってしまい、寝つきが悪くなる場合があります。

寝つきが良くないときは、お湯の温度と浸かる時間に注目しましょう。
入浴は就寝2時間前に38度程度の湯船に30分程度ゆっくりつかるのが理想的です。眠気を感じやすくするために、入浴後は起きてしばらく体をリラックスさせます。
就寝する頃には、眠りの準備は整いスムーズに寝付けます。

適切な入浴時間とは?

適切な入浴時間とは?
長風呂好きの方でも、正しい入浴時間を知っていれば、安全で健康的な入浴を楽しめます。
以下、詳しく解説していきます。

何分から長風呂? 

「長風呂」の基準は何分からなのでしょうか。入浴の温浴効果そのものは、40℃の湯船で10分間入浴すれば十分な効果が得られると言われています。20分以上の入浴は「長風呂」と感じる方が多いようです。

近年、湯船に浸かりながらスマホで映画を見たり、SNSをしたりする「スマホ入浴」が増えています。スマホ入浴は時間が経つのを忘れてしまいがちなため、注意が必要です。

理想的な入浴時間

入浴時間には個人差があるものの、体温が上昇しにくい10分〜20分程度が適切とされています。体への負担を抑えるには、30分以上の入浴は控えましょう。

自分に合った入浴時間を見つけ、快適なバスタイムを過ごしてみてください。

どうしても長風呂したいときの気を付けるポイント

どうしても長風呂したいときの気を付けるポイント
「どうしても長湯がしたい」と思ったとき、どのようにしたらいいのでしょうか。
入浴の時に気を付けておきたい4つのポイントをまとめました。

半身浴は30分まで

長湯を楽しみたい方は、半身浴を30分限定で行いましょう。制限時間を設けることで、体への負担を軽減できます。
制限時間を守るには、浴室に時計を置いたり、スマートフォンでタイマーを設定したりするなどの工夫が有効です。
また、あらかじめ上がる時間を決めておいてもいいですね。

水分補給をこまめに

適度な水分補給は、熱中症や脱水症状のリスクを下げるために重要です。入浴前後はグラスコップ1杯の水を飲むようにしましょう。また、入浴中はお風呂の近くに2リットル程度のペットボトルの水を置いておくと便利です。

水分補給はこまめに行い「喉が渇いたな」と感じる前に飲むのがポイントです。
体が脱水状態になる前に、先回りして水分を補給します。

保湿ケアの方法

長風呂は肌の水分を減らすため、風呂上がりの保湿ケアは欠かせません。
乾燥肌や敏感肌を防ぐには、入浴後に保湿クリームを塗ったり、ヒアルロン酸入りの保湿入浴剤を使ったりするのも一つの方法です。
健やかな肌を保つため、保湿ケアを日々の習慣に取り入れてみてください。

入浴の温度設定

長湯をする際は、お風呂の温度設定が大きなポイントです。体の疲労回復とストレス回復の効果を得るには、38~40℃のお湯で20分間浸かるのが最適です。温熱作用と水圧によって血流は改善し、浮力の力で筋肉や関節の負担をサポートし疲労回復を促します。

さらに、湯船のリラックス効果は自律神経の安定にも貢献します。湯船に好みのアロマオイルを加えれば、さらなるリラックス効果が期待できますね。

体に負担をかけずにお風呂を満喫しよう!

体に負担をかけずにお風呂を満喫しよう!
疲れているとついつい長風呂をしがちですが、のぼせや脱水症状など体に負担をかけてしまう可能性があります。
しかし、適切な温度と入浴時間を守ることで、お風呂の良い効果を得ながら健康的に入浴を楽しめます。

自分に合った入浴時間を把握し、体調に合わせて無理のない範囲で入浴することが大切です。
体に負担をかけない入浴方法を選び、快適なバスタイムを楽しみましょう。
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この記事を書いたライター
ほりちゃん
ほりちゃん

宮崎県在住の取材ライター・英日翻訳者。温泉に最低週3回は通う。入浴後のコーヒー牛乳を飲むのが楽しみ。前職では、オウンドメディアや通販運営を担当。九州の素敵な温泉情報をお届けいたします。

介護福祉士,調理師

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