最終更新日:2024年04月02日
お風呂の鏡の水垢をピカピカに!原因から落とし方、予防方法まで徹底解説! 全国
家でお風呂に入っている最中、ふと鏡に目をやるとなんだか水垢が……「ゆっくりリラックスしたいバスタイムなのに、鏡の水垢が気になって落ち着かない~」なんてこと、ありませんか?
この記事では、お風呂の鏡にできる水垢の原因や掃除の方法、水垢を防止するコツを解説します。100均で入手できる重曹やクエン酸、キッチンにある酢などを使った簡単な水垢の取り方から、洗剤を使うときの注意点、なかなか取れない頑固な水垢への対処法、普段からできる水垢予防法までを一挙ご紹介。この記事を参考に、鏡の水垢とサヨナラしましょう!
この記事では、お風呂の鏡にできる水垢の原因や掃除の方法、水垢を防止するコツを解説します。100均で入手できる重曹やクエン酸、キッチンにある酢などを使った簡単な水垢の取り方から、洗剤を使うときの注意点、なかなか取れない頑固な水垢への対処法、普段からできる水垢予防法までを一挙ご紹介。この記事を参考に、鏡の水垢とサヨナラしましょう!
お風呂の鏡に水垢ができる原因
お風呂の鏡に付く水垢には、ウロコ状と白い粉末状の2種類があります。この2つ、実は原因が異なります。まずは、それぞれの水垢の原因について知りましょう。
ウロコ状の水垢:水道水のミネラル成分
鏡に付くウロコ状の水垢の原因は、水道水に含まれるカルシウムやケイ素、マグネシウムといったミネラル成分。鏡が水やお湯で濡れたまま時間が経つと、水分が乾燥してミネラル成分だけが残ります。それを放置したまま、鏡に水がかかっては乾くことを繰り返すうちに、ミネラル成分が蓄積され、ウロコ状の水垢になるのです。
そのため、鏡が濡れた状態のままにしないよう、水分を拭き取るようにするのが大切。水垢で鏡が見えにくいからとシャワーをかけるのは、ウロコ状の水垢をかえって増やすことになってしまいます。
そのため、鏡が濡れた状態のままにしないよう、水分を拭き取るようにするのが大切。水垢で鏡が見えにくいからとシャワーをかけるのは、ウロコ状の水垢をかえって増やすことになってしまいます。
白い粉末状の水垢:シャンプーや石鹸の残留物
鏡に付く白い粉末状の水垢の原因は、ボディソープやシャンプーなどの石鹸カスと、水道水に含まれるミネラル成分が反応し、結合したものです。
ボディソープやシャンプー、石鹸カスなどには油脂も含まれているので、水垢以外にもベタつきや黒ずみなどの汚れの原因となることも。シャンプーや石鹸を使うたびに、しっかり鏡を洗い流すことが大切です。
ボディソープやシャンプー、石鹸カスなどには油脂も含まれているので、水垢以外にもベタつきや黒ずみなどの汚れの原因となることも。シャンプーや石鹸を使うたびに、しっかり鏡を洗い流すことが大切です。
お風呂の鏡の水垢を効果的に落とす方法
水垢には、原因の異なる2種類があることがわかりました。水垢を掃除する際も、それぞれの性質に応じた方法をとると効果的。
水垢取りの方法と、ウロコ状と粉末状のどちらに向いているかを押さえておきましょう。
水垢取りの方法と、ウロコ状と粉末状のどちらに向いているかを押さえておきましょう。
クエン酸やお酢を使う方法
水道水に含まれるミネラル成分によってできたウロコ状の水垢は、アルカリ性。そのため酸性のものを利用すれば、ウロコ状の水垢を落としやすくなります。
自然由来成分であるクエン酸やお酢を使えば、人体への影響が少ないのでおすすめです。
ここでは、クエン酸を使った水垢の取り方を紹介しましょう。
自然由来成分であるクエン酸やお酢を使えば、人体への影響が少ないのでおすすめです。
ここでは、クエン酸を使った水垢の取り方を紹介しましょう。
①水100ml~200mlに対してクエン酸小さじ1杯程度をよく溶かし、スプレーボトルに入れる
➁布やキッチンペーパーにクエン酸水をスプレーして湿らせ、鏡を拭く
③拭いただけでは落ちない水垢には、クエン酸水で湿らせたキッチンペーパーを鏡に貼り付け、乾燥しないよう上からラップをかぶせて30分~半日ほど放置
④ラップとキッチンペーパーを外し、頑固な水垢はスポンジで汚れをこする
⑤シャワーで汚れをよく洗い流し、乾いた布やキッチンペーパーでから拭きする
お酢を使う場合は、お酢と水を1:1の割合で混ぜ合わせると、クエン酸水と同様に掃除できます。
【注意点】
【注意点】
くもり止め加工(親水加工)のある鏡には、クエン酸をはじめとする酸性の液体を付けると、鏡が壊れてしまうおそれがあります。掃除の前に、鏡の種類を確認しておきましょう。
また、クエン酸水やお酢が鏡に残った状態で塩素系漂白剤入りの洗剤を使うと、有毒ガスが発生し危険です。掃除の最後にはしっかり水拭きとから拭きをお忘れなく。
また、クエン酸水やお酢が鏡に残った状態で塩素系漂白剤入りの洗剤を使うと、有毒ガスが発生し危険です。掃除の最後にはしっかり水拭きとから拭きをお忘れなく。
重曹を使う方法
水道水のミネラル成分と石鹸カスが反応してできた白い粉末状の水垢は、酸性の汚れです。そのため、落とすにはアルカリ性の洗剤が効果的。なかでも弱アルカリ性の重曹は、食品にも使われるほど人体への影響が少ないので、おすすめです。
ウロコ状の汚れを落とす際に使うクエン酸水と同様、水に溶かしスプレーして使います。
ウロコ状の汚れを落とす際に使うクエン酸水と同様、水に溶かしスプレーして使います。
①水100mlに対して重曹小さじ1/2程度をよく溶かし、スプレーボトルに入れる
②布やキッチンペーパーに重曹水をスプレーして湿らせ、鏡を拭く
③拭いただけでは落ちない水垢には、重曹水で湿らせたキッチンペーパーを鏡に貼り付け、乾燥しないよう上からラップをかぶせて数分~半日ほど放置
④ラップとキッチンペーパーを外し、頑固な水垢はスポンジで汚れを軽くこする
⑤シャワーで汚れをよく洗い流し、乾いた布やキッチンペーパーでから拭きする
【注意点】
重曹には研磨作用があるため、頑固な水垢も比較的落としやすい反面、強くこすると鏡に傷がつくおそれがあります。汚れを落としたり拭き取ったりするときは、こすり過ぎに気を付けましょう。
また、くもり止め加工やフィルムが貼られた鏡には使用できません。
重曹には研磨作用があるため、頑固な水垢も比較的落としやすい反面、強くこすると鏡に傷がつくおそれがあります。汚れを落としたり拭き取ったりするときは、こすり過ぎに気を付けましょう。
また、くもり止め加工やフィルムが貼られた鏡には使用できません。
歯磨き粉を使う方法
白い粉末状の水垢で軽度のものには、研磨剤入りの歯磨き粉も有効です。
やわらかい布に歯磨き粉を2cm程度出してなじませ、鏡に傷がつかないよう力加減に注意しながら、水垢の部分をこすって落とします。
水垢が取れたらシャワーなどでよく流し、布やペーパータオルなどで水気を拭き取ります。
やわらかい布に歯磨き粉を2cm程度出してなじませ、鏡に傷がつかないよう力加減に注意しながら、水垢の部分をこすって落とします。
水垢が取れたらシャワーなどでよく流し、布やペーパータオルなどで水気を拭き取ります。
市販の専用洗剤を使う方法
ウロコ状の水垢で、クエン酸やお酢で落ちない場合は、より洗浄力の強い市販の酸性洗剤を使ってみましょう。「水垢クリーナー」などの名称で販売されている、水垢専用の洗剤を選ぶのがポイントです。鏡に使っても大丈夫か、事前に商品の説明にしっかり目を通すことをお忘れなく。
使い方は一般的にはクエン酸や重曹を使う場合と同様、洗剤を鏡の表面に塗布したらキッチンペーパーやラップで覆ってしばらくおいてから洗い流し、最後に拭き上げるという手順です。
詳しい使い方は各商品で指定されている使用手順に従いましょう。
酸性の洗剤を使う場合は、特に次の点にも注意が必要です。
使い方は一般的にはクエン酸や重曹を使う場合と同様、洗剤を鏡の表面に塗布したらキッチンペーパーやラップで覆ってしばらくおいてから洗い流し、最後に拭き上げるという手順です。
詳しい使い方は各商品で指定されている使用手順に従いましょう。
酸性の洗剤を使う場合は、特に次の点にも注意が必要です。
- 目への刺激や手肌の荒れを防ぐため、使うときはゴーグルやゴム手袋で目や手肌を守る
- 窓を開ける、換気扇を回すなど、換気しながら使う
- 塩素系洗剤と混ざると有毒なガスが発生するため、しっかり洗い流す
どうしても落ちない水垢は研磨して落とす
水垢の種類を見極め、最適な方法で水垢取りを試みても、どうしても水垢が落ちない……そんなときの最終手段として、研磨剤入りの洗剤や研磨面のあるスポンジでこすり落とす方法があります。
ただし、鏡に見えない傷が付いてしまったり、その傷を中心にかえって水垢が付着しやすくなる場合もあるので、くれぐれも慎重に行いましょう。
なお、鏡にくもり止め加工がされていたり、フィルムが貼られている場合は、研磨剤入りの洗剤やスポンジの使用は避けましょう。
ただし、鏡に見えない傷が付いてしまったり、その傷を中心にかえって水垢が付着しやすくなる場合もあるので、くれぐれも慎重に行いましょう。
なお、鏡にくもり止め加工がされていたり、フィルムが貼られている場合は、研磨剤入りの洗剤やスポンジの使用は避けましょう。
お風呂の鏡の水垢の予防方法
いったん付いてしまうと、落とすのが大変な水垢。最初から水垢が付かないよう対策しておけば、掃除の手間も省けます。
ここでは、普段から習慣にしたい、水垢の予防方法を紹介します。
ここでは、普段から習慣にしたい、水垢の予防方法を紹介します。
お風呂使用後の習慣
髪や体を洗った後の鏡には、シャンプーやボディソープなどの石鹸成分が付着しています。そこで、髪や体を流すついでに鏡にもシャワーをかけて石鹸成分を洗い落としておくと、粉末状の水垢を予防できます。
ただし、洗い流しっぱなしで水滴が付いたままだと、今度はウロコ状の水垢の原因に。お風呂から出る際には、乾いたタオルやスクイジー、水切りワイパーなどで水滴もしっかり取り除いておきましょう。
さらに、週に1回程度は軽く鏡を拭いておけば、水垢の蓄積を防げます。
ただし、洗い流しっぱなしで水滴が付いたままだと、今度はウロコ状の水垢の原因に。お風呂から出る際には、乾いたタオルやスクイジー、水切りワイパーなどで水滴もしっかり取り除いておきましょう。
さらに、週に1回程度は軽く鏡を拭いておけば、水垢の蓄積を防げます。
水垢防止スプレーやくもり止めシートの利用
ホームセンターやドラッグストアなどで市販されている水垢防止スプレーは、鏡をコーティングすることで水垢を付きにくくします。鏡に貼るくもり止めシートにも、水や汚れが鏡に付きにくくなる効果が。
こうした市販の水垢防止アイテムを上手に利用すると、普段の掃除がより簡単になります。
お風呂の鏡の水垢取りのポイントまとめ
ここまでに紹介した、お風呂の鏡の水垢を取る際のポイントをまとめました。
改めて確認しておきましょう。
改めて確認しておきましょう。
使用する洗剤の種類や道具の選び方
- ウロコ状になるアルカリ性の水垢汚れには、クエン酸やお酢、酸性の洗剤が有効です
- 白く粉状になる酸性の水垢汚れには、重曹などアルカリ性が有効です
- ただし、くもり止め加工(親水加工)された鏡には、酸性のものは使用できません
- 重曹、研磨剤入りの歯磨き粉や洗剤、研磨面のあるスポンジ、硬いブラシなどは、くもり止め加工やフィルムが貼られている鏡には使用を避けましょう
換気とマスク・ゴム手袋の使用
- 市販の酸性洗剤のような強い洗剤を使うときは、換気をしたうえで、ゴム手袋、マスク、ゴーグルなど適切な保護具を装着しましょう
- 酸性洗剤と塩素系漂白剤のように、混ざると危険なものもあるので、洗剤の注意事項は事前によく確認しておきましょう
- 洗剤はもちろん、人体には安全といわれるクエン酸や重曹も、肌荒れを起こす可能性があるので、掃除の際はゴム手袋で手を保護しておくと安心です
定期的にお掃除
- 毎週の軽いクリーニングなど、定期的なお手入れで水垢の蓄積を防ぎましょう
- 石鹸を使った後は洗い流す、濡れた鏡は都度拭き取るなどを習慣にすることで、水垢の原因を除去しましょう
鏡もピカピカのお風呂でバスタイムを満喫しよう!
水垢をスッキリと落としたピカピカの鏡がある浴室での入浴タイムは、普段以上に気持ちよくお風呂を楽しめること間違いなし。お風呂の水垢が気になる方も、まだ水垢は付いていないけれどしっかり予防したい方も、今回ご紹介した方法をぜひお試しくださいね。
そして、たまには大きなお風呂や温泉を楽しめる日帰り温泉で、入浴後の掃除を気にせずのんびり過ごすのもいいものです。
ニフティ温泉に掲載されている温泉施設で、リラックス&リフレッシュしましょう!
そして、たまには大きなお風呂や温泉を楽しめる日帰り温泉で、入浴後の掃除を気にせずのんびり過ごすのもいいものです。
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