作成日:2024年02月27日
基本源泉が4種類も!日帰りでも大満足な「白浜温泉」を巡る【和歌山県白浜町】 和歌山
ロケ地としても利用され、白い砂浜の「白良浜(しららはま)」がよく知られている、和歌山県西牟婁郡白浜町。夏のリゾート地として有名ですが、実は、日帰りで温泉巡りができるほどの温泉地なんです! 今回は、1日で3箇所をめぐってみました。ぜひチェックしてくださいね!
日本三大古湯の「白浜温泉」
画像提供:一般社団法人南紀白浜観光協会
夏、たくさんの方が海水浴のために訪れる和歌山県の観光地「白浜」。実は、白浜の魅力は夏の海だけではありません! 実は、有馬温泉・道後温泉に並ぶ日本三古湯のお湯処なんです。「日本書紀」や「万葉集」にも紹介され、歴史に残る名湯。
画像提供:SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
白浜温泉は4種類の基本源泉に分類され、「塩化物泉」「硫黄泉」「炭酸水素塩泉」「単純温泉」があります。基本泉質が複合されたものもあり、その多彩な源泉も白浜温泉の魅力のひとつですよ。
白浜温泉旅館協同組合に加盟している、白浜温泉の旅館やホテルは22軒 ※1 あり(非加盟を含めるともっと多いそう!)、日帰り入浴可能な温浴施設は12軒※2 あります。今回は、日帰り入浴できる施設をご紹介していきますよ。
※1 白浜温泉旅館協同組合のホームページを参考にしています。
※2 南紀白浜観光協会のホームページを参考にしています。
波しぶきがかかるほど海と近い!「崎の湯(さきのゆ)」
画像提供:一般社団法人南紀白浜観光協会
白浜温泉を訪れた際、ぜひ訪れてほしいのが「崎の湯」(3歳以上500円・税込)。
万葉の時代から語り継がれる「湯崎七湯」の中で、唯一残っている歴史ある湯壷です。「湯崎七湯」とは、その7つの湯、すべてが海岸沿いにあった自然湧出の温泉のこと。車は15台駐車できますが、すぐに駐車場がいっぱいになる人気の温泉です。
画像提供:一般社団法人南紀白浜観光協会
その魅力は、なんといっても海との距離感! 雄大で迫力ある太平洋が、すぐそばにせまる露天風呂です。海の音、波しぶきがかかる迫力。なかなか味わえるものではありません。
画像提供:一般社団法人南紀白浜観光協会
「崎の湯」に洗い場はなく、"お風呂"というよりはアトラクションに近い感覚かもしれません。
温泉にたちこめる、強めの硫黄と潮の香り。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉で、無色透明のお湯がより海との一体感を深めます。大き目の湯の華が浮かぶかけ流し温泉。大自然にどっぷりと浸かった開放感を、味わってみてくださいね。
ガチャガチャで当たればお得に入浴も♡「ホテルシーモア」
深さ120cmの立ち湯から見る景色に癒されて
「SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE(白浜キーテラス ホテル シーモア)」は、パン屋さんやジム等も入っている人気のホテル。実は、宿泊者以外も利用できちゃいます!
日帰り温泉を利用する場合、ぜひ挑戦してほしいのが500円のガチャガチャ。
必ず500円以上の物が当たるようになっています。日帰り温泉の料金は、大人1,000円(税込)・3才~小学生の小人500円(税込)。もしガチャガチャで大浴場入浴券が当たったら、半額で入浴できることになりますよ♡
画像提供:SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
フロントで大浴場入浴の受付をしたら、エレベーターでB1Fに降ります。
大浴場前には、カラフルなシャンプーバーが。色合いの美しさはもちろんですが、香りもそれぞれ異なっており、お好みに合わせて選ぶことができますよ。もちろん、日帰り入浴の場合も利用OKです。
画像提供:SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
浴室には、あつ湯やぬる湯、水風呂のほかに、ヨモギ・菖蒲・柚子などの季節のお風呂もあります。深さ20cmの子ども風呂のそばに壺湯があるため、子どもは子ども風呂で楽しんで、大人は壺湯で肩まで浸かりリラックス。親子連れでも楽しめる温泉ですよ。
画像提供:SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE
身体に負担のかかりにくい入浴方法として人気の立ち湯は、深さが120cmあります。身体を曲げることなくのびのびと入浴できておすすめ。源泉かけ流しのお湯に浸かりながら、ゆったりと眼前に広がる海を眺める……。夕焼けの空や広い海と一体感のある入浴が楽しめますよ。
「インフィニティ足湯」は海と繋がったような感覚に!
「SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE」にある「インフィニティ足湯」は、誰でも無料で利用できる足湯です。なんと、足を拭くためのタオルまで貸し出されている至れり尽くせり度合い!
ホテル内のパン屋さんでパンを買って、海を見ながら足湯に浸かる。そんな贅沢が味わえますよ!
プレミアムな入浴を楽しんで「浜千鳥の湯 海舟」
画像提供:浜千鳥の湯 海舟
最後に訪れたのは、「浜千鳥の湯 海舟」。17:00~21:00の時間帯のみ日帰り入浴もOKです。
画像提供:浜千鳥の湯 海舟
入浴料は大人2,000円(税込)と少しお高め。しかし、温泉内では2種類の源泉が楽しめる至極の温泉です。
「合気の湯」はナトリウム-塩化物、炭酸水素塩温泉(等張性中性高温泉)、「文珠の湯」では含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)となっており、お湯の香りに違いを感じられます。2種類の温泉を、贅沢にかけ流しで体験できますよ。
画像提供:浜千鳥の湯 海舟
浴室内には「梅塩」が置かれ、たっぷりと身体に塗りながらマッサージすれば、すべすべとした触り心地に早変わり。「梅塩」は、梅を塩漬けして出た梅酢を再結晶化させた塩のこと。クエン酸を豊富に含んでいます。シャンプーやリンス、ボディソープ、化粧水、乳液等のアメニティも充実。温泉巡りの締めにおすすめです。
「白浜温泉」には、まだまだ魅力的な日帰り温泉がたくさんあります。ぜひ気になる温泉を訪れて、お気に入りの一湯を見つけてくださいね。
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