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作成日:2024年03月04日

ウィスキングとは?効能の解説とウィスキングを楽しめる温浴施設9選 全国

ウィスキングはヨーロッパで古くから親しまれている入浴文化で、近年のサウナブームにより日本でも注目されている入浴法の一つです。
この記事では、ウィスキングの意味や歴史、ウィスキング体験で得られる効果、ウィスキングを楽しめるおすすめの温浴施設を紹介します。
サウナの楽しみ方をさらに増やすための参考として、ぜひ最後までお読みください。

ウィスキングって何?

ウィスキングって何?
ずはウィスキングとは何か、ウィスキングの発祥、ウィスキングの種類について、それぞれ順に紹介します。

ウィスキングとは

ウィスキングとは、サウナ室の中で植物を束にした「ウィスク」を体に当てたり叩いたりして全身を温め、心身をリラックスさせる施術方法を指す言葉です。

ウィスクのことを、フィンランド語の「ヴィヒタ」と呼ぶ場合もあります。ウィスクに使う植物は、白樺やオーク、ユーカリなどが一般的です。

ウィスク(ヴィヒタ)についてもっと深く知りたいという方は、こちらの記事もお読みください。
ヴィヒタとは?効果や使い方・体験できるサウナを紹介!

ウィスキングの発祥

ウィスキングは、ラトビアの伝統的な入浴法「ピルツ」が起源とされています。

ピルツとは現代でいうサウナのことで、日本でいうウィスキングは、ピルツの工程のうちの一つです。

ラトビアではピルツを心身浄化や健康維持を目的とした民間療法として行い、現代まで受け継がれています。

ウィスキングの種類

ウィスキングは北欧の国々で普及しており、国や地域によってさまざまなやり方があります。それぞれのスタイルは大きく分けると以下の3つの形式に分かれます。

・バルト式
ウィスク(ヴィヒタ)だけではなく、スクラブやハーブティーなども使用するのが主流です。バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)では自然信仰が根付いており、単なる身体のケアだけではなく文化的な「儀式」として行われ、楽器や民謡が取り入れられることもあります。

・ロシア式
白樺ではなく、オークのウィスクがメインです。プロの施術師(ウィスキングマスター)が高温のサウナ室内でウィスクを使い、強く激しめの施術を行うサービス的なものが主流です。ロシアではサウナ後の冷たい飲み物は好まれず、紅茶やジャスミンティーなどの温かい飲み物を飲むのも特徴です。

・フィンランド式
フィンランドではほとんどのサウナ施設に白樺のウィスクが常備されています。人に叩いてもらう場合もありますが、自分でウィスクを肌に擦ったり優しく叩いたりする、手軽なセルフ式が主流です。フィンランドでは日常的にサウナが利用されているため、儀式的な意味合いはなく、大衆的な入浴法として楽しまれています。

ウィスキングの効能

ウィスキングの効能
ィスキングには主に4つの健康効果が望めます。それぞれ順に紹介します。

血行の促進

ウィスキングでは、「温める」「冷やす」「休憩する」を繰り返すことに加え、ウィスクで体の隅々を刺激しながら温めるので、高い血行促進効果が得られます。

体の末端まで代謝が良くなり、普段のサウナよりも高い温浴効果が実感できるでしょう。

抗菌作用

ウィスクで使用する白樺やリンデンなどの植物の葉には、ビタミンCやタンニン、サポニン、フラボノイドなどの天然成分が豊富に含まれています。

これらの成分が新陳代謝を促進し、皮膚の炎症の抑制や免疫力アップの効果があるといわれています。

肌の保湿

ウィスキングでは、施術前にスクラブで肌の角質を除去し、ウィスクで使用する植物の有効成分を肌に浸透しやすくします。

さらに施術後にはハチミツを使い肌を保湿して、美肌効果を高めます。

リラックス効果

サウナの蒸気やウィスクに使用する植物の香り、ウィスクで触れられた皮膚の刺激により心身の緊張をほぐし、高いリラックス効果が得られます。

心身からリラックスすることにより、呼吸もより深くなるといわれています。

ウィスキングを楽しめる温浴施設9選

ウィスキングを楽しめる温浴施設9選
ウィスキングを楽しむためには、ウィスキングの施術を行える施設選びが重要です。ここではウィスキングを楽しみたい方におすすめの温浴施設を9ヶ所厳選して紹介します。

その1:HUBHUB新百合ヶ丘

出典:https://hubhub.jp/facility/shinyuri/
奈川県川崎市にある「HUBHUB新百合ヶ丘」は、宿泊やサウナのほかに、プール、フィットネス、BBQなども楽しめる複合サウナ施設です。小田急小田原線「新百合ヶ丘」駅徒歩4分と駅からも近く、都内からのアクセスも良好です。

「HUBHUB新百合ヶ丘」には寝そべれるサウナがあり、そちらでウィスキングのパフォーマンスサービスを行っています。そのほかアウフグース用の大きなサウナや、セルフロウリュできるサウナなど、3種類のサウナを楽しめます。

手ぶらで来れるプランや、ペアで利用できるプランなどさまざま用意されているので、多様な用途で利用できる施設です。

・料金:6,000円〜(最大利用4名)
・営業時間:9時〜23時
・駐車場:なし
※料金は2024年2月時点での情報です

その2:THE SAUNA(3UN)

出典:https://3un-sauna.com/
茨城県日立市の「THE SAUNA(3UN)」は、住宅街にひっそりと佇む隠れ家的サウナ施設です。

超高温の高品質サウナを少人数から楽しめ、オプションで本格的なウィスキング体験が堪能できます。

一人ひとりの体質や体調に合わせて内容を調整し、足先から頭の先まで植物とともに身体の芯から温まる、至福のひと時を提供している施設です。

・料金:2,000円(1〜2名)※ウィスキングは別料金
・営業時間:10時〜21時
・駐車場:あり
※料金は2024年2月時点での情報です

その3:ジートピア

千葉県船橋市の「ジートピア」は、船橋駅前のカプセルホテル付きサウナ施設です。

大理石や天然木を基調とし、エントランスや浴場には天使や女神の像が並ぶ、西洋風の特徴的な内容をしています。

ウィスキングを常設しており、予約をすればいつでも約30分程度の施術を受けられます。「ジートピア」は、室内サウナのほかに貸切のテントサウナもあり、そちらでもウィスキングの体験が可能です。開放感のある空間でウィスキングを試したい方におすすめの施設です。

・料金:入浴 / 1,500円、ウィスキング / 初回5,500円・通常6,600円、テントウィスキング / 7,700円
・営業時間:24時間
・駐車場:なし
※料金は2024年2月時点での情報です
ここの目玉は、やはり高温サウナでしょうね。 三段式で、尻に敷くタオルは自由に使え、サウナマットはフカフカ。 温泉計は110度を指しており、普段スーパー銭湯に慣れている身には強烈な印象でした。 baka123456さんの口コミ


その4:サウナ&ホテルかるまる池袋

出典:https://karumaru.jp/ikebukuro/
東京都豊島区の「サウナ&ホテルかるまる池袋」は、関東最大級のサウナ施設です。

ウィスキングは11時40分〜17時(最終受付)となっており、ウィスキングに使うウィスクは、叩くのに適したもの、揉み込むのに適したものに分け、厳選したものを使用しています。

事前にカウンセリングを行い、施術者に合わせて最適な施術を行うため、ウィスキングが初めての方でも安心して利用できます。

・料金:一般 / 3,480円、会員 / 2,980円(年会費1,980円)、ウィスキング20分コース / 4,900円
・営業時間:11時〜翌10時(浴場利用は9時まで)
・駐車場:なし
※料金は2024年2月時点での情報です
従業員さんの努力と、マナーを守るお客さんで混んでるのに静かでストレスゼロで楽しめました。 ケンケンさんの口コミ


その5:伊豆今井浜東急ホテル

静岡県賀茂郡の「伊豆今井浜東急ホテル」は、今井浜海岸駅から徒歩3分の距離にある宿泊施設です。

「伊豆今井浜東急ホテル」では屋外のテントがサウナでアウトドアサウナ体験ができ、2023年12月23日からウィスキングが受けられるサービスもスタートしています。天然の水風呂として、今井浜の海や天然井戸水使用のプールに飛び込めば、これまで経験したことのない浮遊感やととのう体験ができるでしょう。

テント型サウナは土曜日〜火曜日までの営業(※2024年2月現在)となるのでご注意ください。

・料金:5,500円〜(ウィスキング料金+5,980円)
・営業時間:8時〜21時までの2時間(テントサウナ)
・駐車場:あり(93台)
※料金は2024年2月時点での情報です

その6:ひづめゆ

出典:https://hizumeyu.jp/
岩手県紫波郡の「ひづめゆ」は、かつて町役場があった場所に造られたサウナ特化型施設で、東北エリアで初めてウィスキングが常設された施設です。

町の方々の思い入れが強い場所だからこそ、来店される方々の健康と幸せに寄与するサウナ施設にしたいというコンセプトのもと営業されています。

ほかにもセルフロウリュ可能なサウナストーブや、ハードサイダー醸造所、地域の名産を使ったカレーなどの「サ飯」など、見どころたくさんの施設です。

・料金:入浴 / 大人700円・子ども350円、ウィスキング / 大人6,600円(要予約)
・営業時間:10時〜22時(最終受付21時30分)
・駐車場:あり(約50台)
※料金は2024年2月時点での情報です

その7:梅の屋リゾート松川館

出典:https://ryokan-matsukawa.com/
長野県上高井郡の「梅の屋リゾート松川館」は、信州の山奥にひっそりと佇む老舗温泉宿です。

春は新緑、夏はひぐらしの鳴き声とともに、秋は美しい紅葉、冬は雪景色と、四季折々の大自然を感じながら入浴やサウナが楽しめます。

サウナは温度調節が可能なので、初心者や子ども連れの方でも安心して利用できます。

・料金:3,000円(日帰り)〜
・営業時間:15時〜18時(チェックイン)、翌10時(チェックアウト)
・駐車場:あり(徒歩1分の村営駐車場利用)
※料金は2024年2月時点での情報です

その8:なにわ健康ランド湯~トピア

出典:https://naniwa-utopia.com/
大阪府東大阪市の「なにわ健康ランド湯〜トピア」は、24時間営業している都市型のスパ&サウナ施設です。

高温サウナ、フィンランド式ロウリュサウナ、美肌ソルトサウナ(女性)、森サウナ(男性)など、豊富な種類からサウナを楽しめます。

今は男性のみとなりますが、ウィスキング施設も常設されており、一人では辿り着けない深いリラックス効果を味わえます。

・料金:1,380円(深夜は1,650円)
・営業時間:24時間
・駐車場:あり
※料金は2024年2月時点での情報です
駐車場無料。バスタオル、タオル、アメニティ、館内着のムームーすべて無料。手ぶらで行っても入れます。高温サウナはアウフグースあり。おばちゃん二人のパフォーマンスもサービスも楽しい。フィンランド式ロウリュウサウナは香りが良い。誰かと行くなら休憩は四階レストランで。一人で行くなら7回休憩スペースで飲み物片手にコミックかな。 まりeもんさんの口コミ


その9:The Sauna

出典:https://lamp-guesthouse.com/sauna/
長野県上水内郡の「The Sauna」は、ゲストハウス「LAMP野尻湖」内にある、薪で温めるフィンランド式サウナがあるサウナ小屋です。

2時間または3時間の完全予約・入換制となっているので、プライベートな空間でサウナを思う存分楽しめます。

大自然の中での外気浴、天然の水風呂、冬は雪の中に飛び込むこともできる、野尻湖の自然と一体になれる本格施設です。

・料金:3,000円(日帰り)〜
・営業時間:9時〜22時
・駐車場:あり
※料金は2024年2月時点での情報です

ウィスキングでサウナの楽しみ方にバリエーションを

サウナの楽しみ方をさらに増やしてくれるウィスキングは、新たな「ととのう」方法として注目されています。

近年のサウナブーム以来、ウィスキングを行う施設も増えています。これまでウィスキングを試したことがないという方は、ぜひ本記事で紹介した施設を参考に、まだ見ぬ「ととのう」体験に触れてみてください。
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AREC
AREC

Web、紙、動画など、媒体を問わずクリエイティブ精神豊富に活動するフリーライター。運動をする機会が少ないため、サウナや岩盤浴で汗を流し、温泉で体をほぐすのが日々の癒しです。

温泉ソムリエ

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