おふろ好きユーザーが選んだ全国No.1サウナを発表!
ニフティ温泉ニュース
人気エリア
東京
関東
神奈川
埼玉
北海道
大分
関西(近畿)
千葉
大阪
愛知
作成日:2023年10月23日

四万温泉「四万やまぐち館」宿泊レポート!群馬の老舗宿で絶景露天&美肌湯を満喫 群馬

四万温泉(群馬県中之条町)は、関東地方を代表する名湯のひとつ。古から“草津の上がり湯”と呼ばれ、保湿効果の高い美肌湯として有名な存在です。

「四万やまぐち館」は、この地を代表する旅館の一つ。日帰り入浴も可能ですが、やはり宿泊してじっくり楽しむのがベスト。今回は筆者自ら宿泊し、人気の絶景露天風呂&極上美肌湯をはじめ、館内の魅力をたっぷりとご紹介します!

「四万やまぐち館」とは

四万温泉は群馬県北西部、上信越国立公園内にある自然豊かな温泉地。山あいを縫って走る四万川の流れに沿い、大小さまざまな温泉旅館が点在しています。
1954年には「国民保養温泉地」の第1号に指定。“四万(よんまん)の病を癒やす霊泉”として、人々を癒し続けてきました。

「四万やまぐち館」は創業350年超、四万温泉を代表する老舗旅館のひとつ。温泉街の入口付近、四万川に沿って建てられた大型ホテルです。常に流れる清流のせせらぎのせいか、実際にその場にいると、“清流と森の宿”といった印象が強いです。

いかにも老舗旅館といった重厚な玄関をくぐり、早速宿へ入ってみます!

エントランスホールは広々とした贅沢な空間で、ラクジュアリーな雰囲気たっぷり。奥の窓を見下ろすと、四万川を眼前に臨めます。

四万やまぐち館では、どこか昭和の雰囲気が残されている点も特徴。現代の利便性を積極的に取り入れつつも、古き良き時代のレトロ情緒も同時に大切にされ続けています。

源泉かけ流しの絶景露天&極上美肌湯を徹底紹介

四万やまぐち館の大きな魅力の一つが、温泉そのもの。男女交代制の2つの露天風呂(お題目大露天風呂、渓流露天風呂 四万川の湯)があり、いずれの露天風呂でも四万川のせせらぎを感じながら絶景温泉を楽しめます。

泉質名は「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉」。6つの源泉を混合し、全ての浴槽で贅沢にかけ流されています。
 
また成分的には、保温効果の高い食塩と肌の蘇生効果に優れる硫酸塩(芒硝・石膏)を含有。無色透明の一見アッサリしたお湯ですが、浴後はハンドクリームを塗ったかのごとく肌がしっとりと潤い、いつまでもポカポカと温もりが持続。江戸時代から“草津の上がり湯”と称される保湿系の極上美肌湯です。

※「草津の上がり湯」とは、酸性泉(草津温泉)での湯治で荒れた肌を、仕上げの湯と呼ばれる温泉 (四万温泉) で治癒すること。

お題目大露天風呂


「お題目大露天風呂」は、四万やまぐち館の顔とでもいうべき代表的な浴室。四万川に沿って長大な湯船が配置され、清流のせせらぎを感じながら湯浴みを楽しめます。あえて湯船と渓流の間に手すりや柵を設けず、絶景露天風呂としても特筆すべき点でしょう。

また四万温泉一帯は紅葉の名所でもあり、シーズン中には2つの露天風呂で、お風呂に浸かりながら見事な紅葉を楽しめます。
※四万温泉の紅葉の見頃:例年10月中旬~11月上旬(2023年はやや遅い予想です。)
 
お題目大露天風呂の入浴時間
【男性】19時30分~翌日9時
【女性】12時~19時

渓流露天風呂 四万川の湯


「渓流露天風呂 四万川の湯」も、負けず劣らず魅力的な露天風呂。こちらも四万川に沿って造られ、川のせせらぎと源泉かけ流しの美肌湯を同時に楽しめます。
 
また上写真の手前右浴槽は、私が宿泊した際は40度弱のぬるめに調整され、極上美肌湯をゆったりと堪能できました。四万温泉の源泉は一般的に高温のせいか熱いお風呂が多く、泉質的にも火照ったように体が温まるお湯。長湯が厳しい熱めのお風呂が多い中で、これは嬉しい配慮でした。

また「渓流露天風呂 四万川の湯」では風情ある内湯もあります。シャワー・ソープ類はこちらに設置されていますが、保湿系の美肌湯であるのでゴシゴシと体を洗いすぎず、源泉で上がり湯をしてお風呂から出る方が良いでしょう。
※お題目大露天風呂にも、シャワー・ソープ類は浴室内に設置されています。
 
渓流露天風呂 四万川の湯の入浴時間
【男性】12時~19時
【女性】19時30分~翌日9時

薬師の湯


また、筆者滞在中はリニューアル工事で入浴できませんでしたが、「薬師の湯」と呼ばれる大浴場もあります。
※2023年10月現在、薬師の湯の工事は完了し、入浴可能になっています。

飲泉所


薬師の湯の入口前には、飲泉所(温泉が飲める場所)があります。

実は、四万温泉は「日本三大胃腸病の湯」の一つに数えられる飲泉の名湯。硫酸塩泉特有の苦みが僅かにありますが、ほぼ無味に近い飲みやすい味。浸かって良し・飲んで良しのダブル名湯なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

月見台ラウンジ


また湯上がりに是非おすすめしたのが、「月見台ラウンジ」と呼ばれる休憩スペース。渓流のせせらぎをBGMに、森の心地良い風で火照った体を冷ますのは、至福のひとときです。

客のニーズに応じた多彩な客室

 客室は、客のニーズによって多彩な選択肢があります。筆者は、スタンダードな和室10帖を予約(上写真)。ユニットバス(非温泉)・トイレが付いており、全く不自由有りませんでした。ちなみに窓から外を見下ろすと、四万川の清流が見渡せます。
※一部、川が見えない客室が有ります。
 
 他にはベッドタイプの和室や洋室もありますが、上級プランとして露天風呂付客室(上写真)もセレクト可能。極上美肌湯をひとり占めしたい方にはおすすめです。

群馬産の食材をふんだんに使った食事

食事会場は、お食事処・半個室・個室、と客のニーズに応じて多彩な選択肢があります。今回、筆者は夕朝食とも個室で頂きました。
 

夕食


夕食は、地元群馬産の食材をふんだんに取り入れた「四万の四季会席」を頂きました。料理が少しずつ皿に盛られ、見た目にも抜かりがありません。
 
 
中でも印象的だったのは、「上州牛のすき焼き」。群馬県のブランド肉である「上州牛」は。きめ細やかな肉質・甘みのある脂・豊かな風味に定評。適度な脂と柔らかな歯ごたえが絶妙で、しかも胃がもたれず上品な味わい。大変美味しく頂けました!

朝食

 
朝食は、いかにも日本旅館の朝ごはんといったオーソドックスなもの。しかし、野菜をはじめ群馬産の旬の食材をふんだんに使用。揚げ物など脂っこい料理が無いので、ついつい箸が進みます。筆者はついついご飯をおかわりしてしまいました(笑)
 
※料理内容は、季節により変動します。

「四万やまぐち館」はどんな人におすすめ?

以上、四万温泉「四万やまぐち館」の宿泊レポートをご紹介させて頂きました。
最後になりますが、「四万やまぐち館」は以下のような方におすすめです。
 
1.源泉かけ流しと泉質にこだわる温泉ファン
2.美肌に磨きをかけたい女性
3.草津温泉や万座温泉など酸性の強い温泉地が前泊の方(肌の仕上げ湯効果)
4.絶景温泉を楽しみたい方
5.こじんまりした宿より大型ホテルがお好みの方
 
ぜひ、ご参考にされて下さい。

「四万やまぐち館」の施設情報


関連タグ
この記事を読んだ方におすすめの関連記事
この記事を書いたライター
権丈 俊宏
権丈 俊宏

良質の温泉を求め、全国を旅すること20数年。特技は、自らの五感を駆使したオリジナルの泉質分析。“温泉は数より質”がポリシー。一級建築士。

温泉マイスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,一級建築士,ソニー・イメージング・プロ・サポート会員

編集部おすすめの温泉・スパコラム
最新の温泉・スパコラム
エリア一覧
人気のタグ
TOPへもどる