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作成日:2023年10月17日

渋温泉でのおすすめの過ごし方◎レトロな街並みと外湯めぐりを楽しむ 長野

今回は長野県・渋温泉について紹介します。
渋温泉をご存じの方はレトロな街並みや外湯めぐりを思い浮かべることでしょう。
まだ知らないという方にも、訪れたことがある方にも、この温泉地の魅力や過ごし方をお伝えしたい!
日帰りで入浴できるおすすめの施設も紹介していきますよ。

渋温泉とは

渋温泉とは

渋温泉ってどんな温泉?

源泉の数がとにかく多いのが特徴の渋温泉。
源泉数は大分県・別府温泉に次いで2番目に多いと言われています。温泉が多いと言われている長野県の中でも豊富な湯量を誇ります。
全ての旅館と外湯が100%源泉掛け流しで、泉質も各施設で少しずつ異なるので、目的や体調によって選択肢があるのも嬉しいポイントです。

渋温泉は、長野県の山ノ内町にある温泉地です。多くの古き良き旅館が立ち並ぶ、風情や情緒あふれる温泉地となっています。
ジブリに出てくるような建物や温泉街の街並みは、一度は写真や映像で見たことがあるかもしれません。
「湯田中・渋温泉」と、湯田中温泉とセットで呼ばれることも多いですが、その違いなどは後ほどご説明します。

渋温泉の名物といえば、「外湯めぐり」です。9つの外湯をめぐるのが有名で、地元住民や宿泊客が楽しめるものでしたが、2006年に一箇所のみ日帰り温泉客にも開放するようになりました。一部ではありますが、日帰りでも渋温泉の外湯めぐりができますよ。

また周辺の観光地としては地獄谷野猿公苑志賀高原が有名。特に志賀高原は夏は涼しく、冬はウィンタースポーツが楽しめる場所です。四季折々の風景やアクティビティを楽しむのもいいですね。

渋温泉の歴史

渋温泉の歴史
渋温泉は歴史が古く、約1,300年前に行基が発見したのが始まりと言われています。行基が発見した源泉は、現在は「九番湯 大湯」となっています。
その後も、さまざまな有名人が多く訪れました。戦国時代には武田信玄が家来たちの養生させたことから、別名「信玄の隠し湯」とも言われます。

江戸時代には、草津街道の宿駅とされたり、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎なども訪れています。明治を過ぎると渋温泉の外湯めぐりが有名になり、湯治客が増えていくこととなります。

渋温泉と湯田中温泉って違うの?

渋温泉と湯田中温泉って違うの?
「湯田中温泉」も渋温泉と同じく湯田中・渋温泉郷の一つです。
渋温泉と隣りあっているので同じ温泉地のように思えますが、渋温泉の湯の色は、白濁・褐色・無色透明などさまざまですが、湯田中温泉は透明な湯が中心です。

また、駅に近い湯田中温泉には比較的新しいホテルなどもあり、渋温泉に比べて都会的な雰囲気があります。開発されているのが湯田中温泉、風情が残るのが渋温泉ということになりますね。

渋温泉でのおすすめの過ごし方

渋温泉でのおすすめの過ごし方
では、渋温泉のおすすめの過ごし方をご紹介します!渋温泉といえば、九湯めぐりや風情ある街並みが外せません。

やっぱり九湯めぐり

やっぱり九湯巡り
渋温泉には、地元の人が毎日利用する外湯(共同浴場)が9つあります。 昔から大切に守られてきた外湯を、渋温泉への宿泊客にも解放し、渋の湯の恵みを楽しめるようになったのが、「九湯めぐり」です。
9つの外湯のそれぞれが源泉や効能が異なるので、一日に全部回ってもよし、数日に分けて楽しむもよし、飽きない温泉めぐりができるんです。

外湯めぐりをする際は、「祈願手ぬぐい」にスタンプを押しながらめぐり、最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣して印受すれば満願成就となり、九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれています。
歴史を感じる外湯のたたずまいを眺めたり、好みの肌触りのお湯を見つけたり、湯船での地元の方と話したりするのも、この湯めぐり醍醐味です。

共同浴場とは?入り方やおすすめの温泉を解説!

風情ある街並みを満喫する

渋温泉の街並みは、一度訪れると忘れられないほどのものと言えるでしょう。
格子窓、土壁、頭上に張り出す渡り廊下の欄干。そして人がすれ違うのもやっとという細い路地…。
1,300年の歴史を感じられ、当時の時代に戻ったような感覚となってしまうほどです。

多くの施設が大正から昭和初期に建てられ、その後、増築と改築を繰り返した複雑な木造建築が数多く残る独特の景観となっています。
百聞は一見にしかずという言葉の通り、言葉では表しきれない、一度足を運んでご自身の目でその景観をご覧になっていただけたらと思います。

名物料理を堪能する

うずまきパン
出典:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/129642/gallery.html

まずは温泉地らしい「温泉まんじゅう」や「温泉たまご」。こちらは渋温泉でも販売されています。路面店のような形で販売されている所も多いので、気軽に買って食べ歩きをしてみましょう。

そして珍しいのが、この「うずまきパン」と言われるものです。昭和7年創業の「小古井菓子店」で販売されており、表面にはクリームがはみ出し、中にはマーガリンが入っている菓子パンのことです。その場で食べる際は温めてもらってから食べるのがおすすめ。

名物料理、信州サーモン
その他にも、長野といえば、蕎麦信州サーモン信州牛などが楽しめる食事処もありますよ。渋温泉のほか、長野の名物も堪能しましょう!

おすすめの日帰り温泉5選

①歴史の宿 金具屋

歴史の宿 金具屋
「歴史の宿 金具屋」は、長野県の渋温泉にある温泉宿です。昭和11年に完成した木造4階建ての建物は、国の登録有形文化財に認定されています。
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の温泉モデルの一つでもあり、テレビや雑誌などでも見かけたことがあるかもしれません。

日本文化が花開いた昭和初期の建築と温泉文化をそのままに残しています。療養宿ではなく絢爛豪華な観光旅館を目指し建設されています。この建物の建築や歴史にまつわる話を、毎日夕方に宿泊者限定で行っているので気になる方は宿泊もおすすめです。

金具屋には3つの大浴場と5つの貸切風呂、計8つのお風呂があります。
湯口、そして蛇口から出るお湯はすべて源泉から湧いた温泉そのもの。源泉100%掛け流しの火山性高温泉です。

「龍瑞露天風呂」と「浪漫風呂」は別々の源泉を使用しているため泉質が異なります。ぜひお湯比べをしてみてください。
前者のお湯は無色透明。唯一硫黄分を含みますが屋外のためほぼ匂いは感じません。弱アルカリ性でナトリウム・カルシウムの多い塩化物泉、いわゆる「美肌の湯」にあたります。後者は鉄分がわずかに残る黄色っぽいお湯になっています。こちらは洋風のローマの噴水を模した浴場で、当初は「ローマ風呂」という名前でした。浴室を囲むクラシカルなステンドグラスの窓も見どころです。

温泉好きを謳うなら生涯に一度は行くべき。歴史に包まれ大満足。
ただ街並み側の部屋だったため終始、観光客の皆さんで賑やかでした(笑) 
ウグイスさんの口コミ


②古久屋

古久屋
温泉旅館「古久屋」には、6つの源泉を使用した、100%天然温泉のお風呂が9つもあります。内湯九湯十四槽めぐりを心ゆくまで楽んで、ゆっくりと過ごせるような作りになっています。

6つの源泉のうち2つは館内の地下から湧出しています。つまり、温泉の湧き出ている真上に旅館を建てた、という事になり、いつでも新鮮な温泉を満喫できます。
さらに利用すると実際に源泉が湧き出ている模様を見られる「源泉見学窓」を設置しています。旅館の中で源泉を見学できる大変珍しい施設なので、五感で本物の温泉を楽しんでください。

ここには大浴場のほかにいろいろな種類の湯船がある。高温の湯船から適温まで、
その一つ一つがいい感じで存分に楽しめる。
何しろ温泉街の真ん中にある宿であるため露天からの眺望など望めそうにないが、
それを補って余りあるのが木造りの湯船。一つ一つに入れば、それだけで満足する。
それに、接客態度がすばらしいことも付け加えておきたい。
放浪人さんの口コミ


③渋温泉 湯本旅館

「渋温泉 湯本旅館」は古き佳き時代の佇まい、大正ロマンの薫りを残した温泉旅館です。
創業は江戸時代初期の寛文年間。渋大湯の真横で開業してから、大正初期に現在の建物にて営業し、 現在12代目が継承する世襲制旅館の歴史と、源泉かけ流しの「命名湯(喜四郎の湯)」が自慢です。

渋温泉街のメインストリートに面し、源泉掛け流しの露天風呂や昔ながらの温泉卓球、隣接の足湯・外湯も、気軽に利用できます。
ノスタルジックな雰囲気と、素晴らしい温泉を味わいに足を運んでみましょう。

日帰りで貸切風呂に入る予定で行きました。 子供に障がいがあり、介助が必要で、私はシングルマザー。 
温泉に中々子供と行けないと話しました。 
たまたま、貸切風呂が空いてなく、本当たまたま内風呂が空いていて、そこをご主人の粋な計らいで貸してくださいました。 
「どなた様でもゆっくり入って行って欲しい」 とご主人がおっしゃっていました。 
今度は泊まりでまたお伺いしたいなと思いました。ありがとうございました!! 
やちさんの口コミ


④石の湯

「石の湯」は天然温泉の石風呂を楽しむことができます。
宿泊しなくても、安く入浴できる日帰り専用の施設です。渋温泉では日帰り温泉が少ない中で、温泉ファンには重宝されている施設です。

重厚な石風呂と熱めでサッパリ感のある温泉が特徴です。神経痛・胃腸病などに効能あると言われています。
湯めぐりなどの途中にさっと入るのにちょうど良い日帰り施設ですよ。

重厚な石の風呂が二つ左右にあり、左側から源泉がジャブジャブと注がれていました。
当然、左側の浴槽は源泉そのままでとても熱く、足湯程度でしか堪能できませんでしたが、
右の浴槽は自然の熱交換から温度は丁度良く、温泉にとても躍動感のある無色透明の素晴らしい温泉でした。 
guppy1306さんの口コミ


⑤渋温泉外湯 九番湯・大湯

渋温泉外湯 九番湯・大湯
前述のとおり、渋温泉には地元の人が利用する外湯(共同浴場)が9つあり、渋温泉に宿泊するお客様にも解放していますが、唯一、宿泊者以外が入浴できるのが「九番湯・大湯」です。

九番湯・大湯は、鉄分を多く含んだお湯です。万病や子宝に対して効能があると言われています。さらに神経痛やリウマチなどにも効果があるんです。
日帰りではこちらの一箇所のみですが、時間のない方や日帰りで渋温泉を楽しみたい方にとっては外せない一湯となっています。

渋温泉の共同湯は、この「大湯」以外、宿泊客しか入湯できないのですが、宿泊すると共同湯の鍵を貸してもらえ、9つの共同湯に自由に入れます。
渋温泉は風情があり、そのなかでも「大湯」は一番広く、他の温泉が無色なのに対し、鉄分が多いのか茶色に濁っています。共同湯の王者に相応しいのですが、宿泊したら、それだけに入るのではなく九番目の最後に入るのが趣があって良いように思います。
正直、全ての共同湯が熱すぎて、ゆっくり入ることは出来ませんでしたが、自分としては記念になったので、とても良かったです。
baka123456さんの口コミ



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この記事を書いたライター
なおたか
なおたか

千葉県在住の温泉ソムリエ。平日も休日も温泉を楽しんでいます!おんせん県・大分を中心に九州を広く巡りました!関東周辺の温泉やサウナもよく行きます

温泉ソムリエ,温泉ソムリエマスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,気象予報士,防災士,北海道観光マスター,温泉観光実践士,別府八湯温泉道 表泉家 名人,九州八十八湯めぐり 泉人

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