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作成日:2023年09月26日

サウナ大国ドイツのサウナの特徴や入り方のルール、おすすめ施設を解説 全国

ドイツのサウナについて、聞いたことはありますか?ヨーロッパでもサウナ大国と言われ、日本と同様にドイツでもサウナが人気なんです。

そこで、日本とドイツサウナの違いや、サウナの歴史、おすすめの施設を紹介します。
ドイツは日本からは遠いですが、ドイツサウナの魅力を知れば、現地に行きたくなること間違いなしですよ!

ドイツでサウナが人気の理由

ドイツでサウナが人気の理由
ドイツは、サウナで有名なフィンランドと並ぶくらい、温泉・サウナ大国と言われています。
まず始めにドイツのサウナの歴史と文化について紹介していきます。

ドイツで温泉・サウナが発展するまでの歴史

古代のローマ帝国の時代から、ドイツには温泉がありました。
当時からドイツには国内の広い範囲で温泉があったと言われています。

ローマ帝国時代には「テルマエ」と言われる公共の温泉施設が多く点在し、仕事終わりの社交場として親しまれていました。映画化もされた漫画「テルマエ・ロマエ」でその名前を知っている方も多いでしょう。

また、ドイツには「クアハウス」という文化が存在します。クアハウスとは、集会場や飲食施設などからなりたつ、温泉地の社交・娯楽の場。なかには、カジノなどが隣接する施設もあるそうです。

一方、サウナが一般の人に広がっていたのは1936年のベルリンオリンピック以降とされており、選手村にサウナが持ち込まれたのが由来なんだそう。その後、予防医学や健康促進、娯楽のための目的として広がっていきました。

ドイツのサウナ文化

ドイツのサウナは、日本と同様にリゾート施設や娯楽施設と扱われることが多いです。後ほど紹介しますが、ドイツのサウナは大人の遊び場となっている所がほとんどで、サウナや温泉、併設している飲食施設などで1日のんびり過ごすことも多いそうです。

1つの施設に10個以上のサウナがあったりして、種類も豊富で楽しめます。日本以上にサウナが身近な国とも言えるかもしれませんね。

ドイツサウナの特徴

ドイツサウナの特徴
ドイツのサウナと日本のサウナでは違う店がいくつかあります。意外とギャップと感じるポイントもありますよ。
今回はいくつかに分けて違いを解説します。

男女混浴

まず、ドイツのサウナは男女混浴です。そして、この後説明しますが、ドイツのサウナは原則裸です。

日本では、作務衣などを着て楽しむ岩盤浴は男女混浴もありますが、サウナは男女別が基本ですよね。混浴の場合でも水着着用などのルールがありますが、ドイツはそうではないんです。
ドイツのサウナでも、裸をさらけ出すのが気になる方はタオルで隠しても問題はありませんが、現地では当たり前の日常なのでそのような方はあまりいないようです。

原則裸の入浴スタイル

ドイツのサウナは原則裸で入浴します。温泉などのスパエリアも含めて男女混浴の施設が多いですが、スパエリアは水着着用、サウナに入る時は裸というのが基本。施設によっては着替えのロッカーの時点で男女混合になることもあれば、曜日によって混浴・男女別とわかれていることも。

ドイツには「FKK」(ドイツ語でFrei Koerper Kulturの略)と呼ばれる文化があり、服を脱ぎ捨てて開放的になろう!という考えのある国です。英語だと「Free Body Culture」という言葉にあたります。
日本だとあまり想像できませんが、ドイツなどヨーロッパにはそのような文化のある地域が多いため、違いを大きく感じるかもしれません。
いざ行ってみると、「最初は恥ずかしかったけど周りは誰も気にしていないので開放感を楽しめた」という方も多いようですよ。

子どもの年齢制限

ドイツのサウナは「男女混浴&裸」の観点から、16歳以上など年齢制限をしている施設が多くなります。
日本では子どもも含めて出入り自由で、年齢制限はありませんが、海外に行くと年齢によっては入れない所も。特にお子さんと一緒に行く時は事前に調べてから行くなどしましょう。

アウフグース

アウフグースとは、アロマ水などをかけたサウナストーンから発せられる蒸気をタオルなどで仰ぎ、サウナ内に熱気を充満させ、その熱波によって発汗作用を促します。

ロウリュはフィンランド由来と言われていますが、アウフグースはドイツが発祥だそう。日本では「熱波師」と言われる人が、サウナ内でアウフグースを行ってくれますよね。

ドイツのアウフグースのやり方はバラエティ豊かで、タオルではなく旗やうちわのようなもので仰いだり、音楽などBGMがかかっているケースも。演出を重視したアウフグースは、まるでショーのよう。

ヨーロッパでは「アウフグース世界大会」が開催されていますが、審査には演出部分やパフォーマンス性も大きく影響するそう。衣装や小道具にまで力をいれているほどです。そこは日本との違いとも言えますが、最近ではエンタメ性を重視した熱波師の方も見られます。
こちらもチェック!「アウフグースとは?ロウリュウとの違いを解説!おすすめサウナも全国から厳選」

飲食施設が併設

ドイツの多くのサウナは飲食施設が併設されており、水着やバスローブでサウナ上がりにそのまま行けるようになっています。

ドイツのサウナの入場券は4時間券や1日券のようになっており、その間であれば温泉やスパエリア、サウナ、飲食施設と行き来できるようになります。
費用は入場時に使用するアームバンドなどで管理されます。その点は日本の温浴施設と似ていますが、日本では着替える前のエリアに飲食施設が多いので、違いが感じられますね。

ドイツサウナの入り方

ドイツサウナの入り方
では、ドイツサウナの入り方やマナーを確認していきます。

ドイツサウナの利用マナー

まず、サウナに入る前はシャワーを浴びることや、サウナで大声を出すなどして騒ぐなどのはNGです。
日本のルールと同様、サウナ内では静かに過ごすようにしましょう。また、サウナ内で汗がつきそうな所にはタオルを敷くようにしましょう。足元や背もたれ部分にもタオルが必須です。日本以上にサウナに汗を残すことはマナー違反とされています。

前述のとおり施設内では水着やバスローブを着用するエリアがあったり、サウナ内では主に裸で過ごすなど、エリアごとに細かく決まっていますので、事前に確認や、内部の看板などをしっかり確認した上で楽しむようにしてくださいね。

サウナ利用時の持ち物

サウナ利用時にあった方が良いものや、必要なものを紹介します。

・水着
・タオル(サウナの場合は何枚か必要)
・バスタオル
・バスローブ
・飲料水
・サンダル(中では滑りやすい所も多いため、あると便利)

持ち込むタオルの枚数やバスローブなどは日本とは異なるポイントです。事前に用意するか、荷物が嵩張るようだったら、現地で調達するのがおすすめです。

ドイツのおすすめサウナ

最後にドイツで温泉が有名な場所の施設や地名を紹介します。

ThermeErding(テルメ・エルディング)

ThermeErding(テルメ・エルディング)
出典:https://www.therme-erding.de/en/tropical-spa-sauna/spa-area-saunas/sauna-world/

まず一つ目に紹介するのが、ミュンヘンにある「ThermeErding(テルメ・エルディング)」
サウナ界のディズニーランドとも言われるほど、ドイツ最大規模の広大でさまざまなサウナがある施設です。

一番の特徴であるガラス製のドームはThermenparadies(テルメンパラディース)と言われ、「温泉のパラダイス」の意味があります。
さまざまな種類のプールのほか、人工の滝、蒸し風呂などがあり、バーやレストランといった飲食店も充実しています。

サウナはなんと20種類以上!各サウナで1日に数回のロウリュも実施しており、サウナだけでも一日満喫できること間違いなしです!ミュンヘンの街中から地下鉄で行けるのでアクセスがいいのもおすすめです。


Friedrichsbad(フリードリヒスバード)

Friedrichsbad(フリードリヒスバード)
出典:https://www.baden-baden.com/en/media/attractions/friedrichsbad-spa

次に紹介するのが古くからのルネサンス様式を楽しめる「Friedrichsbad(フリードリヒスバード)」です。
シュトゥットガルトの近くの温泉地「バーデン=バーデン」にある温浴施設で、営業開始は1877年と歴史も長く、ヨーロッパのテルマエの文化も体験できます。

サウナはもちろん、熱気浴や炭酸泉などお風呂を多く楽しめます。温泉でも水着着用ではなく、曜日によって混浴なども日もあるので、事前に確認してから行くのがいいでしょう。

大理石でつくられた浴槽、ドーム型の美しい天井などは歴史ある建築物としても楽しめますよ。美しい景観とドイツならではの混浴を楽しみたいならフリードリヒスバードに向かってみてください。


VabalispaBerlin(ヴァバリスパベルリン)

VabalispaBerlin(ヴァバリスパベルリン)
出典:https://www.vabali.de/en/berlin/

最後に紹介するのがベルリンにあるサウナ「VabalispaBerlin(ヴァバリスパベルリン)」です。
このサウナ最大の特徴がなんと言っても広さ!サウナの種類が豊富で、広々としたプールやレストランも併設されています。

ドイツにいながらインドネシア・バリ島のリゾート気分を味わえるのがコンセプト。特に屋外プールは開放感があり、本格的なリゾート感を味わえます。
そこにサウナもしっかりあって、さまざまな種類を楽しめます。長年のヨーロッパのサウナとは違いますが、ここに来るだけでも価値のあるサウナです。外に出た後の休息エリアもバリをイメージしているので、存分に南国気分を満喫しちゃいましょう!

ドイツで日本とは違うサウナを体験しよう!

ここまでサウナ大国・ドイツのサウナについて説明しました。ドイツやフィンランドなどのサウナ大国へサウナ目的に旅行へ行く人もいるほど!
ヨーロッパ観光とあわせてサウナに行って、日本のサウナや文化の違いを感じてみてはいかがでしょうか?


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この記事を書いたライター
なおたか
なおたか

千葉県在住の温泉ソムリエ。平日も休日も温泉を楽しんでいます!おんせん県・大分を中心に九州を広く巡りました!関東周辺の温泉やサウナもよく行きます

温泉ソムリエ,温泉ソムリエマスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,気象予報士,防災士,北海道観光マスター,温泉観光実践士,別府八湯温泉道 表泉家 名人,九州八十八湯めぐり 泉人

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