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最終更新日:2023年09月26日

野湯とは?自然そのままの絶景や混浴が楽しめる全国おすすめ秘湯10選! 全国

「野湯」という言葉を聞いたことがありますか?大自然の中で、ありのままを楽しめる温泉のことです。

野湯の多くは無料または低料金で利用できますが、行き着くまでの道のりはややハードルが高いことも。
夜間や女性が向かうには少し大変な場合もありますが、その分、魅力はたっぷりです!

そんな「野湯」について解説。さらに野湯が楽しめるおすすめの秘湯もご紹介!

野湯(のゆ、やとう)とは?

野湯とは、ありのままの温泉

野湯とは、ありのままの温泉
野湯の定義は「自然の中に存在する温泉が自噴していて、その源泉を利用した施設がない場所のこと」を指します。
簡単に言えば、湧き出した温泉がそのままの状態で、そこに浸かることができる温泉のことです。
山の中や川や海沿いに位置していることが多く、行き着くのが大変な場所も。「ありのままの温泉を楽しみたい!」という温泉好きな方が野湯を目指して出かけ、そしてその行程にハマってしまうことも!

「野湯」の読み方は「のゆ」、「やとう」のどちらでも構いません。また、多くの場合は無料で入浴することが可能です。
※入浴料などの最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください

野湯の魅力

野湯の魅力は、まさに大自然を感じられること。ほとんど人の手が加わっていないため、温泉を含めた周りの環境も自然そのままの状態になっていることが多いですが、地元の方や愛好家によって清掃など一部管理されている場合もあります。
個性豊かな野湯は、例えばお湯をためる浴槽を掘る必要があったり、葉っぱなどが気ままに浮かんでいたり、源泉が熱すぎる場合は水を引き込む必要があったりと、ありのままだからこその魅力があります。

シャベルやシートなどで浴槽を作り、川や海から水を引き込んで自分だけの温泉を作るのが好きという方も中にはいるそう。ぜひ自分好みの野湯を探してみてください。

野湯の入り方やマナーは?

野湯の入り方やマナーは?
野湯の入り方やマナーは他の温泉と大きく変わりません。
ですが、混浴の所が多く、場所によっては水着や湯あみ着用OKな所がありますので、事前に確認しておきましょう。
その他にも管理の方法や入浴できる時間帯など、ルールが決められている場合がありますので、各種ホームページや立て看板などを確認してから利用しましょう。

また、入浴の際に予想より深さがあったり、お湯の温度が熱すぎたりすることがあります。自然の中だからこそ事前の確認を忘れずに野湯を楽しんでくださいね。

野湯の注意点

野湯の注意点
管理されていない自然の中にあるため、注意点もいくつかあります。次はそちらを解説していきます。

①立ち入るのが難しい場所にある

山の中や川や海の近くにあるので、辿り着くのがやや難しい野湯もあります。
また、天候や火山ガス、野生動物、潮の満ち引きなど、危険と隣り合わせの野湯もあります。
事前に情報を確認するのはもちろんですが、もし道中で進むのが困難と感じた場合は無理せず引き返しましょう。

滝や崖などのそばにある野湯だと登山が必要になります。スニーカーなど歩きやすい靴・動きやすい服装で向かいましょう。その他にも、夏の暑さや虫対策、冬は雪やスリップなどに注意が必要です。

②車や交通機関では行けない場所にある

上記で説明した通り、立ち入るのが難しい所もあり、歩きでしか行けない場所も多いです。
登山やその道のりも野湯の醍醐味の一つですが、体調などに注意し、計画・準備はしっかりと。
公共交通機関では近くまで行けないケースもあるので、旅行などの際はレンタカーを手配したり、最寄りの駐車場の確認をしておくと安心です。

③脱衣所がない

最後に、脱衣所がない所も多いのが野湯の特徴です。岩の影で着替えたり、タオルなどで体を隠せる状態にしないといけないケースもあります。気になる方は事前に着替えるスペースの有無も確認しておきましょう。

女性でも野湯に入れる?

女性でも野湯に入れる?
脱衣所がなかったり、行きづらい場所にあったりする野湯ですが、女性でも入れるのでしょうか?

野湯は混浴が基本

まず野湯は混浴が基本です。湯船が一つしかなかったり、自分で掘って入るケースがほとんどです。
混浴が気になる方は混み合う時間帯は避けるなどしましょう。また、一部では簡易的な仕切りが設置されている所もあるので、そのような野湯をおすすめします。

水着や湯あみがOKな野湯もある

野湯の中にはタオルや水着、湯あみ着用がOKな所もあります。初心者でも安心ですね。
着替える場所があるか不安な場合は、事前に服の下に水着を着てから出かけるのもいいかもしれません。
24時間利用可能な野湯も多いですが、夜間は暗くて道がわからなくなるなど危険を伴う所もありますのでご注意ください。

全国のおすすめの野湯10選


①中岳露天風呂(北海道東川町)

中岳露天風呂(北海道東川町)
野湯の中には登山しないと入れない温泉も多数あります。その中の一つが北海道の「中岳露天風呂」。
大雪山系旭岳の中腹に湧いている野湯です。周りは岩に囲まれており、まさに野湯!を感じられる温泉です。大雪山の周りには北海道でも有数の温泉が多くあり、登山の疲れをとるにはもってこいです。全身浴でも足湯のみでも楽しめるので、ぜひ登山が好きな方は向かってみるのはいかがでしょうか。

入浴料:無料
旭岳に登り、そのまま裏旭→間宮岳を経て、この温泉につく頃には、ちょうど疲れもピーク。
疲れた足を、いかにも効きそうな硫黄臭い白濁した湯船に浸しながらの登山者達との談笑は、忘れられないひとコマです。
ノラさんの口コミ



②水無海浜温泉(北海道函館市)

函館市の「水無海浜温泉」はまさに大自然の中で楽しむ露天風呂。太平洋と一体化しているため、潮の満ち引きによって入浴可能な時間が変わります。
全国でも珍しい海辺にある天然の露天風呂として、海水浴を楽しむ人々にも人気の野湯です。恵山火山の熱源による温泉が海岸に湧き出していて、海の中に湯船があるダイナミックさがユニークな温泉です。潮の干満により、入浴可能な時間が日ごとに変わるのが特徴で、満潮時は水没し、干潮時のみ入浴できます。函館市のホームページで入浴可能な時間をチェックして出かけるといいでしょう。なお、水着が必要となるので、用意を忘れずに。

入浴料:無料

過去何度も書かれていますが、時間は潮の時間は調べたほうが良いと思います。私の場合はギリギリアウト、意地で、波をかぶりながら入浴しました。
また、途中通過するであろう椴法華村のメインストリート等、途中印象に残る風景も多々あります。
しんのすけさんの口コミ



③八丁の湯(栃木県日光市)

八丁の湯(栃木県日光市)
「八丁の湯」は日光国立公園・奥鬼怒温泉郷にあり、ひときわ静けさの漂う豊かな山々に抱かれた秘湯です。
100%自然湧出のかけ流しの温泉は、8か所の源泉から湧き出しています。たっぷりのお湯が体を芯からあたため、ほぐしてくれます。大地から湧き出たばかりの湯の花が舞い踊るその上質な泉質は、多くのファンを魅了し、どこまでも柔らかに肌を包み込んでくれます。昭和4年開業で、3つの混浴風呂と、女性専用の滝見露天風呂では滝を眺めながらのダイナミックな景観を楽しめます。
料金は「入浴のみ」か、女夫渕からの往復送迎・昼食・タオルが付いた「休憩パック」も。※詳しくは公式サイトをご確認ください。

入浴料:大人(中学生以上) 800円 / 小学生 500円 ※入浴のみ

言わずと知れた名湯です。露天の濁り湯が素晴らしいです。加二湯に泊まった際、散歩で立ち寄りました。
いいっす! 
メガトレッカーさんの口コミ



④切明温泉(長野県栄村)

切明温泉(長野県栄村)
長野県の「切明温泉」は中津川の左岸の河原に温泉が湧出していて、河床を掘り天然の露天風呂を楽しむことができます。
湧出温度が50℃を超えるため、川の水を引き込み適温に調節して入浴するのがおすすめ。自分で河原に温泉を掘り、好きな温度に調節できるのも野湯ならではの魅力と言えるでしょう。自分好みの温泉につかりながら、川のせせらぎを楽しみましょう。

入浴料:無料 ※レンタルスコップ貸出しは300円
川原に降り立つと足元から暖気(というより熱気)が上がってくるほど暖かい。
紅葉シーズンのせいか、金曜の午後でもかなり混んでいました。
残っていた湯船(?)のなかから、丁度よい温度のものを探しましたが、団体客の前で入浴するほどの元気も自信も無く、足湯を味わいました。
川底から泡と共に湧き出すお湯に感動のひと時でした。
神田お玉が池さんの口コミ



⑤噴泉池(岐阜県下呂市)

噴泉池(岐阜県下呂市)
下呂温泉街の真ん中を流れる飛騨川の河川敷にあり、下呂温泉の名物でもある「噴泉池」。この有名な温泉地でも野湯が楽しめるんです。
開放的なロケーションで下呂温泉を堪能でき、毎日多くの方がが利用しています。加温、注水をしない源泉かけ流しなので温度が夏はやや高め、冬はややぬるめです。
※令和3年12月1日からは足湯のみの利用が可能です。

入浴料:無料

これは、ホントに気持ちよかった。 浸かったのが夜18時ぐらいだったし 小雨が降ってたのもあり、貸し切り。 
湯加減も良くて更に夜景がいい。小川屋や周りの夜景が綺麗で 幻想的な光景。 
ありそうで無い感じがまた よかったな~。 下呂に行くなら、是非とも 経験して欲しい。
ゆ~いさんの口コミ



⑥奥津河原露天風呂(岡山県鏡野町)

奥津河原露天風呂(岡山県鏡野町)
美作三湯の一つとされる奥津温泉は江戸時代より開かれ、温泉街となってきたのは大正時代のこと。そんな歴史のある温泉街にある野湯が「奥津河原露天風呂」です。
「足踏み洗濯」が行われる露天風呂を中心に、川沿いにしっとりとした風情ある老舗旅館や民宿が立ち並びます。その歴史をたどれば、神話時代にまで遡ると言われています。かつてより名だたる武将たちがこの湯に浸かり、多くの人の疲れを癒し新しい活力を与えてきました。江戸時代には津山城主、森忠政公が専用の湯治場を設けたといわれています。そんないにしえの時代に想いを馳せながら、開放的な温泉で野湯の醍醐味を堪能しましょう!
※現在は足湯のみの利用が可能です。

入浴料:無料

寒い時期に行きました 河原の露天風呂はかなり湯温が低く辛かったですが、洗濯場の方の上湯は結構あったかかったです 
オフロンさんの口コミ



⑦河原風呂(鳥取県三朝町)

河原風呂(鳥取県三朝町)
三徳川、三朝橋のほとりにある「河原風呂」はその名の通り河原にある混浴露天風呂で、三朝温泉のシンボルです。
世界でも有数のラドン泉である三朝温泉ですが、とても開放的な野湯になっています。さまざまな日帰り温泉の施設がありますが、ぜひ一度体験してみたい露天風呂です。24時間入ることができますが、夜は静かに過ごすなどマナーを守って温泉を楽しみましょう。(※奇数日の午前中は清掃のため入浴不可)

入浴料:無料

陽が上がってしまうと橋の上から丸見えの場所なので日中は無理と思い湯原のついでにこちらまできました
さっきまで山仕事をしてたという先客が一人おられましたが ゆるめのお湯に浸かってると
朝早くから車で走りぱなしなので お湯がいいのか疲れか 思わずウトウトしてしまいました。 
はっちさんの口コミ



⑧鶴の湯(大分県別府市)

鶴の湯(大分県別府市)
おんせん県・大分にある野湯「鶴の湯」。日本でも有数の温泉地大分ですから、野湯も多くあります。
別府北西部の鶴見霊園より徒歩で数分の場所にある、無人の混浴露天風呂です。地元の有志の方々により大切に管理されています。透明で少し熱めの湯はサラッとしているのが特徴です。硫黄臭が漂い、まさに別府の温泉らしいところもおすすめポイントです。24時間利用可能ですが暗くなると足元が見えづらくなるため、日中、明るい時間に向かうようにしましょう。

入浴料:無料

入浴出来ました。
湯量少なくぬるま湯で…長湯しないと寒いくらいでしたが、気持ちよく長湯出来ました(^^)
他の秘湯も早期に入れることを願います(^^) 
カズさんの口コミ



⑨ヘビんの湯(大分県別府市)

ヘビんの湯(大分県別府市)
大分県・別府にある「ヘビんの湯」は、別府温泉の中でも明礬温泉をひいている野湯です。
簡易的な脱衣所はあるものの、遮るものはなく、まさに野湯といった雰囲気を味わえます。泉質は折り紙付きですので、ぜひ気になる方は出かけてみてください。天候など状況によっては通行止めとなっていることもありますので、事前に確認してから行くのをおすすめします。

入浴料:無料

鍋山の湯の後に利用。透明の湯なので鍋山の湯の泥汚れを落とすのにもちょうど良い。 
谷にある緑に囲まれたロケーション。 
最上部の浴槽に注がれた湯は。棚田のようになった5つほどの浴槽に順次流れていく。
こちらは鍋山の湯とはロケーションだけでなく客層も異なるようで、地元の方で少し賑わっていた。 
そういった方によって大切に維持されているのでしょう。 
ここもまた気持ちのいい温泉だと思う。
flatさんの口コミ



⑩平内海中温泉(鹿児島県屋久島町)

平内海中温泉(鹿児島県屋久島町)
「平内海中温泉」は屋久島空港から約30分の所にある海沿いの野湯。平内の海岸にある海中から湧き出た温泉です。
海の中に湧き出る温泉で、1日2回の干潮時の前後約2時間だけ入浴できる珍しい温泉です。自然にできた窪みに少し手を加えた2つの浴槽があり、男女混浴で、脱衣所もなく、岩陰で着替えることになります。なお水着や下着での入浴はできませんが、バスタオル巻きや、湯あみは可能となっています。屋久島観光とともにこの野湯を目指すのはいかがでしょうか。

入浴料:こころざし(200円)

令和初日朝に入浴。 
干潮まで2時間以上有ったが、一番手前の湯船はぬるいながらも入ることが出来ました。 
湯船の下がら気泡とお湯が出ているのがわかりましたので、時間と共に温かくなってきました。 
函館にある水無海浜温泉のように海と同じ目線で温泉に入るのは気持ちが良かったです。 
水無海浜温泉のように干潮時間がネット等で簡単に調べられると便利かと思います。
匿名さんの口コミ


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この記事を書いたライター
なおたか
なおたか

千葉県在住の温泉ソムリエ。平日も休日も温泉を楽しんでいます!おんせん県・大分を中心に九州を広く巡りました!関東周辺の温泉やサウナもよく行きます

温泉ソムリエ,温泉ソムリエマスター,サウナ・スパ健康アドバイザー,気象予報士,防災士,北海道観光マスター,温泉観光実践士,別府八湯温泉道 表泉家 名人,九州八十八湯めぐり 泉人

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