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車でのアクセスはそれ程悪くありませんが、宿までは幹線道路からしばらく細い山道を通るため、十分秘湯感が感じられる立地です。建物の中に入ってみると内装は清掃が行き届いているため、秘湯宿というより小奇麗な旅館という感じでした。立寄り入浴も広く受け付けており、浴室には既に数名の先客が居ました。震災後しばらく休業した後、浴室を改装したそうで、まだ新しい檜造りの浴槽にはうっすらと濁り掛かった温めのお湯が注がれていました。アルカリ性の成分は希薄な源泉で、表示では循環及び銀イオンによる消毒ということになっていましたが、私の感覚では塩素臭が感じられました。本来であれば、少量でも掛け流しで鉱泉を使ってもらえるとありがたいのですが、地元ではそれなりにメジャーが宿で入浴客も多いため、それは難しいのかもしれません。おそらくこの宿は食事等、総合的なもてなしで満足できるものと思います。
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