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投稿日:2010年10月18日
山奥の濃厚泉質秘湯 (夏油温泉 元湯夏油)
かとぅんさん [入浴日: 2010年10月10日 / 2時間以内]
44.0点
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夏油と言えば、川沿いに並ぶ露天風呂、そのほとんどが混浴という秘湯そのもののイメージでしたが、実際、北上から夏油へ向かう山道はかなりの急所でした。夏油スキー場を過ぎてからの5kmは慎重に運転しましょう。
さて、元湯夏油というのは、元湯夏油の本館の他に、いくつもの湯治場が並んでいます。湯治の方のための店や食堂もあって、それらを通り過ぎた先に温泉が並んでいます。
一番奥にあるのは「大湯」。とにかく熱い。45℃以上はある。肩まで浸かっている人もいるけど、相当我慢している感じです。かすかに濁った透明な湯に、自然そのもののような土の臭い。正に野湯。
それに比べると「疝気の湯」は、40℃以下のぬるいお湯です。足下からプクプクと湧いていくルお湯がまたいい味を出していて、鉱物を思わせるような硬い香りと、硫黄ともアブラ臭とも言えないほのかな臭いがします。お湯が新鮮な証拠ですね。
お湯は湯船によって少しずつ違うとは言え、おおむねNa,Ca-塩化物泉。でも、K, 炭酸水素, メタケイ酸など微量な成分も多く、複雑な泉質です。pH 6.6、総成分4.95g/kg。お湯は特徴的であり、アクセスの悪さもあって秘湯と言ってよいでしょう。気に入りました。ただ、泊まるならもう少しゆっくりできる旅館がいい。10人が参考にしています
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