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硫黄泉と炭酸泉とそのブレンドがあるという、温泉ファンにとっては夢のような場所に、念願かなって宿泊する機会を得ました。当日はバケツ雨が断続的に降る平日でしたが、さすがですね。ツウの雰囲気を醸し出している一人泊の方々で、宿はそこそこの賑わいでした。
■大浴場
ドバドバ掛け流しで、湯治場の趣があり、硫黄とヒノキの匂いが充満する、まさに極上の空間です。硫黄泉は42度程度で強白濁ですが、匂いや浴感は強烈ではなく、どちらかと言えば優しい硫黄泉です。冷たい微炭酸泉は硫黄泉より湯の花は粗めで透明度が高くなっております。肌への泡付きは確認できませんでしたが、飲んだところ炭酸を感じました。この微炭酸泉はバルブの操作で打たせ湯もできます。2種の湯が流れ込む湯船は、流れ込み口から遠いところで38度程度と長湯するには絶妙な温度となっておりました。ちなみにこの大浴場、15~16時を除けば宿泊客はインからアウトまで何時でも入れます。
■部屋
小奇麗な6畳のトイレ付きの和室でした。備え付けの冷蔵庫はありませんでしたが、冷やしたいものがあれば食堂にある共用の冷蔵庫が使えます。尚、地デジの電波状況はよろしくないようです。
■食事
二食付きでお願いしました。質素な内容ではありますが、地のもの中心で質量とも満足できました。ただ、素泊まりと価格差があるだけに、コスパ的にはどうかな?と思います。尚、夕食は18時~19時で朝食はやや遅めで8時~9時です。
ありきたりな表現となってしまいますが、風呂はスバラシイとしか言えません。硫黄泉と微炭酸泉の交互浴を繰り返すも良し。ブレンド浴槽で存分に長湯するも良し。貸切露天はパスしても問題ないと思いますが、大浴場は長居必至ですので、泊まって思うがままに過したいお宿ですね。あ~、ここに居たあの日に帰りたい・・・。尚、宿の方いわく先日の大地震の影響はないとのことでした。23人が参考にしています