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京成線の、四ツ木、立石、お花茶屋のいずれからも適当に離れており、10分以上歩くんですが、お花茶屋駅からだと、運河のある桜並木の道を歩いて来ることが出来ます。
千鳥破風の重厚な建物で、周りが道路の角地にあるため、建物全体が見えるのも良い。
中は番台式で、脱衣所の床はピカピカ。
大きな柱時計などがあるものの、余計なものは一切ない清潔感溢れるもの。
浴室は、カラン24、島カランにはシャワー、鏡なしで、ここも広々感じる。
浴槽は、深湯とジェット付きの浅湯の2つのみですが、
浴室入口に「熱い湯は百害あって一利無し」と書いてあるように、東京銭湯には珍しく、多分42度くらいの長湯の出来る浴槽です。
マキで沸かした湯の柔らかさが、このくらいの温度だと余計感じられるようです。
素晴らしいのは壁絵で、正面に、かなり保存状態の良い、平成18年の早川氏「美保の松原からの富士」、その下に中国の景色みたいなタイル絵。
男女の仕切り壁には、歌磨呂の浮世絵タイル絵が3枚です。
桶は木桶でして、昔のものを残しつつも、とても綺麗に掃除されている銭湯です。
土曜の夕方でしたが、客は常時2、3人と空いていました。
もっと流行って、いつまでも営業して欲しいので、声を大にして宣伝したい銭湯でした。4人が参考にしています