-
打尾谷川沿いに佇む、昭和27年開業の老舗宿。土曜日の午後、日帰り入浴して来ました。最初にここを訪れたのは、まだ広島市に編入される前の佐伯郡湯来町の頃だったので、およそ9年ぶりの再訪か。一番上流まで渓流を遡り、赤い欄干の橋を渡って入ります。フロントで入浴料600円を払い、ロビーから右手のドアを開け、一度外に出ると、別棟の男女別大浴場。脱衣篭が並ぶ、狭めな脱衣場。貴重品BOXは、ありません。丸タイルを全体に用いた、昭和チックな浴室。ちょっとガウディの設計っぽい、形のうねっているのが特徴的な12人サイズのタイル張り内湯。格子模様もいいですね。無色透明の単純弱放射能温泉(源泉名:湯来温泉)が、加水なしで供給。循環ながら、塩素臭は感じません。源泉29.8℃を、42℃位に加温。PH9.3で、肌がややスベスベする浴感です。口に含むと、まろやかな味がしました。続いて、外の露天風呂へ。東屋風の屋根が付いた、10人サイズの岩風呂。湯温は40℃位です。川を間近に臨む、というか対岸を走る車から丸見え。それでも、渓流のせせらぎを感じながら、ずっと貸切状態でまったりできました。
22人が参考にしています