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投稿日:2021年8月23日
日帰りでも設備が整った九殿浜温泉の湯宿… (九殿浜温泉 ひみのはな)
きくりんさん [入浴日: 2020年10月22日 / 2時間以内]
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日帰りでも設備が整った九殿浜温泉の湯宿
能越自動車道の灘浦ICから、車で約5分。能登半島国定公園九殿浜の高台に佇む、平成18年に開業した鉄筋4階建の温泉宿。以前は公共の宿だったようですが、現在は民営化されています。平日の午前中に、日帰り入浴してみました。
九殿浜という地名は、その昔宮殿が建っていたところから名付けられたのだとか。ロビーから、富山湾越しに立山連峰の素晴らしい景色が目に飛び込んで来ます。入浴料500円(90分)は、玄関を入って右側のフロントで後払い。住所・氏名などを書いて、リストバンドを受取るシステムです。
玄関から左手奥へ廊下を進むと、突き当たりに日帰り客用休憩処「いっぷく銭館」。そこで靴からサンダルに履き替え、一度外に出て左手の階段を上がった2階に男女別の大浴場。男湯は、紺色の暖簾が掛かる右側です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。左右と手前に13人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、LIONと馬油系です。
奥に13人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物泉(源泉名: 九殿浜温泉)が満ちています。泉温48.4℃を加水(湯量減少時のみ)・加温(冬季のみ)して、42℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・濾過ありですが、放流もあり。消毒もありですが、塩素臭は気になりません。2本のジェット水流と、3人分のジャグジースペースがあります。
なお壁の掲示によると、アクアクリーンシステムの導入により、温泉成分を損なわずに殺菌能力を高めて、塩素臭もしないようにしているとのこと。
続いて、外の露天風呂へ。屋根付の半露天といったところでしょうか。右側に2つの壷湯があり、いずれも湯温は41℃位。また左側に2人分の座湯もあり、その下に4人サイズの石造り浴槽。こちらも、湯温は41℃位です。遠くに少しだけ海と森の景色。時間帯が良かったのか、ほとんど貸切状態でまったりできました。
また、大浴場の入口に飲泉処もあります。口に含むと、ちょっぴりアブラ臭がして、うす塩味のまろやかな味がしました。
元公共の宿だけに泊まってもリーズナブルで、しかもリニューアルされとてもきれい。日帰り入浴も積極的に受け入れているので、旅行中に立寄るにもおすすめですね。
主な成分:ナトリウムイオン475mg、アンモニウムイオン1.12mg、マグネシウムイオン0.28mg、カルシウムイオン9.77mg、フッ素イオン15.5mg、塩素イオン606mg、ヨウ素イオン0.42mg、硫酸イオン44.5mg、炭酸水素イオン191mg、炭酸イオン2.74mg、メタケイ酸水素イオン1.44mg、メタホウ酸イオン2.05mg、メタケイ酸45.2mg、メタホウ酸18.8mg、遊離二酸化炭素3.96mg、成分総計1420.98mg18人が参考にしています
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