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湯の川温泉の中でも最も函館空港寄りの海岸沿いに佇む、平成5年に開業した自家源泉が自慢の温泉旅館。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料500円は、石段を上がって2階の玄関を入ってすぐの所にあるフロントで。左手に廊下を進むと、男女別の浴室があります。棚は無く、床に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーもなし。壁には、地場産物が写真パネルで多数紹介されています。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。左側には、8人サイズのタイル張り木枠内湯があり、緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物泉(源泉名:湯元漁火館 1号井)が源泉かけ流しにされています。泉温47.8℃を、加水・加温せず44℃位で供給。PH6.4で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むと、金気臭がして旨じょっぱい。
続いて、外の露天風呂へ。屋根付8人サイズの岩風呂で、こちらは湯温43℃位。岩の湯口は、析出物で赤茶色に変色し、こんもりと隆起。赤茶色の湯の花も、舞っています。漁労用の漁火電球が吊るされ、目の前には津軽海峡の大海原を一望。潮騒に癒されつつ、良泉を貸切状態で満喫できました。
主な成分: ナトリウムイオン1717mg、アンモニウムイオン0.7mg、マグネシウムイオン228.1mg、カルシウムイオン460.4mg、マンガンイオン0.7mg、第一鉄イオン3.0mg、フッ素イオン1.0mg、塩素イオン3213mg、硫酸イオン680.4mg、炭酸水素イオン970.0mg、炭酸イオン0.2mg、臭素イオン9.6mg、メタケイ酸51.7mg、メタホウ酸26.2mg、遊離二酸化炭素581.8mg、成分総計8.042g
※なお、分析書は平成4年の古いものだったので参考までに。29人が参考にしています