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10/12(水)、上州法師温泉に宿泊した翌日、貝掛温泉に立ち寄りした次にこちらに訪湯しました。
僕、越後湯沢って土地が非常に好きなんです。
特にこちらの共同湯「山の湯」さんには、強力な思い入れがありますね。もー お湯が超好きなんです。しかし、「山の湯」さんは半月程前にも訪ねてましたんで、今回は川端康成ゆかりの宿、「雪国」執筆の高半旅館を訪ねてみることにしました。
13:00までお風呂にお湯がたまらないということで、待つことしばし・・・
「あの、あと10cmくらいで湯船いっぱいになるんですが、それでもいいですか?」
「ええ、入れるんならぜんぜんオッケーです」
こちらのお風呂は建物の二階、男湯は全面ガラス張りになってます。しかも、宿自体が湯沢の村いちばんの高台にあるため見晴らしのいいことったら! お湯は内湯のみ。景観の効くひろーい浴場に小さな湯船と中くらいの湯船がひとつずつ収まってます。お湯はねえ、極上。湯の花が多いため、別名「たまごの湯」とも呼ばれているそうです。かすかな硫黄臭と柔らかな肌触りがたまりません。お湯は透明、しかも、PHは8.5のアルカリ性。これはもー 文句なしのブラボー印ですな、うん(^~^)>
湯沢の秋を遠目に眺めながら、一時間たっぷり、湯浴みを堪能しちゃいました。
着替所の掃除のお姉さん(ちなみにこのお姉さん、若くて美人でした。裸がちょい恥ずかしかった)に聞くと、こちら高半さんとすぐ裏手の共同湯「山の湯」さんとのお湯は、どちらも「湯元」という湯沢最古のおなじ源泉からお湯を取っているそうです。
ただ、高半さんのほうがいくらかぬるめであって、そのぶん長湯がきくのが利点でしょうか。
いずれにしても高半さんのお湯はいい、お勧めです。
玄関のところに川端さんの文章が大きく飾ってありました。あんまりそれが上手なんでちょっと書きだしておきませう。
「萱の穂が一面に咲き揃って、眩しい銀色に揺れていた。眩しい色と言っても、それは秋空を飛んでいる透明な儚さのようであった。」
ああ、情景がうかぶなあ。(-。-;)5人が参考にしています